Wine
Ubuntu 8.04 上の Winecfg バージョン 1.1.3
開発元 ⇒Wine チーム
最新版1.0.1 / 2008年10月17日
最新評価版1.1.7 / 2008年10月24日
対応OSUnix や Unix系 OS
種別互換レイヤー
ライセンスGNU Lesser General Public License
公式サイト ⇒http://winehq.org/
表・話・編・歴
Wine(ワイン)は、オープンソースのWindows API実装の一つで、主としてx86アーキテクチャ上のLinuxでMicrosoft Windows用アプリケーションをネイティブ動作させることを目標とするプログラム群である。
目次
1 概要
2 歴史
3 対応アプリケーション
4 付属プログラム
5 ディレクトリ
6 Wineに似た他のプロジェクト
7 Wine 用のツール
8 脚注
8.1 注釈
8.2 出典
9 外部リンク
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概要Wine 上の Media Player Classic バージョン 6.4.8.3
名称は"Wine" Is Not an Emulator(和訳:『Wineはエミュレータではない』)の略で、再帰的頭字語である[1]。以前の名称は WINE だったが、現在は Wine となっている[2]。
仮想マシンを構築するXenやVMwareとは異なり、Wineは互換レイヤーとして動作する。つまり、Windowsプログラムが要求するDLLの代替品を供給し、またWindows NTカーネルのプロセスを再現することによって、Windowsプログラムをネイティブ動作させる。したがってWineでWindowsバイナリを動作させる上でWindows OSは不要[3]だが、Wineのエミュレーションライブラリが不完全な場合にはWindowsのDLLを利用することで解決できる場合がある。
x86上のLinux環境を中心に開発されているが、Solaris・FreeBSD・Mac OS X向けにも移植されている[4]。GUIベースのWindowsプログラムはX Window System上で動作する。非x86環境では、QEMUなどをCPUエミュレータとしてWindowsバイナリを実行できる[5]。
ライセンスはLGPLを採用し[6]、フリーソフトウェアである。
サン・マイクロシステムズのPWI (Public Windows Initiative) やWabi[7](Windows APIのパブリックドメインソフトウェアによる完全代替を目指したもの)の影響を受け、ボブ・アムスタッドとエリック・ヤングデイルによりWindowsアプリケーションをLinux上で動作させることを目的としてWineプロジェクトは1993年にネットニュース上で創始された[8]。当初はWindows 3.1用(16ビット)アプリケーションに主眼を置いたが、現在は32ビット中心に開発されている。1994年以降はアレクサンダー・ジュリアードがプロジェクトリーダーを務めている[9]。
プロジェクトは困難を極め、なかなか互換性が高まらなかった。特に1990年代は、日本語環境においてアプリケーションが思うように動かせない状況が続き、Wineのインストールや動作にもそれなりのスキルが必要とされていた。
Wineプロジェクトに着目したコーレルなどの支援によって一時的に状況は好転したが、マイクロソフトのコーレルへの大規模投資が原因となって、この支援は中止された[10]。
現在はCodeWeaversがジュリアードらを雇っている[9]。また、GoogleはLinux版PicasaでWineを利用し、Wineの開発を支援している[11]。
最初のベータ版となったバージョン0.9は2005年10月25日にリリースされ、最初のリリース候補版 (1.0-rc1) は2008年5月9日にリリースされた。