ja:戦争
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防衛

防衛安全保障形態から集団安全保障と個別的安全保障に大別される。集団的安全保障は集団内の国家が侵略を行った場合にその他の国々が侵略国に制裁を行うことによって防衛国を援助することで安全を保障することである。個別的安全保障は防衛国が独力で、または同盟国の援助によって安全を保障することである。 個別的安全保障はさらに単独防衛(自主防衛)、同盟、集団防衛、中立の形態がある。集団防衛は防衛的な性格のみを持つために集団安全保障の側面も持つ。同盟にはその作戦目標から侵略的な場合と防衛的な場合がある。自主防衛は防衛線の位置によって前方防衛、国境防衛、国土防衛に区分される。前方防衛は国境よりも遠隔地において侵略してくる敵を排除する防衛方式であり、公海上で行われることが多い。国境防衛は国境において軍事力を準備し、侵略する敵を待ち受けてこれを排除する防衛方式であり、国境線を要塞化することが多い。国土防衛は国境を突破して国土に侵略する敵を国内において排除する防衛方式である。


戦争の過程

戦争は永遠に続くものではなく、一定の段階を過ぎれば収束していく。(ただし、ゲリラ戦や断続的なテロ攻撃は戦線を維持する必要がないため、戦争とは本質的に性質が異なる)兵力や軍需物資の補填などの兵站能力的限界から、どのような国家、勢力でも激しい戦闘を長期間にわたって継続することは不可能であるからである。その発展の過程は無秩序に見えるが、ある程度の段階が存在していると考えられている。[15]


平時

安定的な秩序が維持されており、各国(一部の国では平時においても国内の不安定がある)は基本的に平和に過ごしている。戦争の危機は認識されておらず、準備もなされていない。

艦隊・部隊などの相互訪問などの軍事交流、独立記念日などの国家行事の支援など。

災害救助、医療支援、測量活動支援、調査活動支援など。

同盟国や友好国との共同軍事訓練などによる関係の増進。

武器兵器の売却、教官派遣、留学生交換などによる友好関係、勢力圏の増進。


危機

戦争勃発の誘因となりうる事件や問題が発生・表面化し、急速に事態が緊張化していく。奇襲を受ける場合はこの段階を通過しない場合もある。この時点ではまだ戦争を未然に防止することは外交によって可能であると考えられるが、不安定化末期から準戦時の外交交渉はしばしば非常に切迫したものとなる。

部隊・艦隊の配備、編成の変更などによる政治的メッセージの発信。

対象国の近隣地域への軍事力の展開。

上記をバックにした外交官士官級の外交交渉

外交政策軍事作戦によって行われる危機管理


準戦時

戦争の危機が高まり、急速に事態が緊張化して制御不能となっていく。国家として戦時体制が敷かれ、軍隊が動員され、外交交渉は絶望的になっていく。(最後通牒宣戦布告を参照)この段階になればもはや事態を収拾しようとすることは極めて困難となる。この時点で戦争勃発を阻止しようとするのは遅すぎる。

配給制や統制経済などの戦時体制の準備。

予備役の動員や民間防衛の準備体勢への移行。

外交関係の断交や外交使節団の召還。

破壊工作員やスパイの潜入、謀略活動。

対象国にとって重要な陸海空の交通路の封鎖。

対象国に向かう船舶などの臨検、抑留、拿捕

対象国の主要交通路の封鎖、口座凍結などの金融制裁などの経済制裁

交戦地域の設定。


戦時

開戦を告げる宣戦布告が行われ(これは伝統的な国際法に基づく行為であり、現代では行われない場合もある)、軍隊が戦場に展開し、敵戦力との戦闘に入る。また戦時体制に基づいてあらゆる経済情報開示、生活が軍事上の必要から統制される。この段階で戦争の経過を当初の計画通りに進んでいるかなどを考慮し、いかに有利に戦争を収束させるかという点が注目される。

戦時体制の実施と予備役民間防衛の総動員。

情報統制やスパイ摘発・相手国の宣伝対策などの防諜政策の展開。

相手国に対する世論誘導を目的とした広報政策の展開。

スパイ・同調者・協力者の獲得工作の展開。

テロリスト革命家、協力者、破壊工作員などによる工作活動。

限定地域(海域)における軍事施設・艦艇などに対する攻撃占領

限定地域以外における軍事施設・艦艇などに対する攻撃、占領。

軍事施設などに対する攻撃、占領。

兵器武器生産施設となっている工業地帯に対する攻撃、占領。

首都、統治機関、主要都市など政経中枢に対する攻撃、占領。


終結

一方が圧倒的な勝利を獲得した場合、また戦況が双方にとって好転せず停滞的になった場合、対立している両国が講和を行うことを決定すれば、その戦争は収束に向かう。この際に締結されるのが講和条約と呼ばれるものである(休戦協定戦闘の一時的な中断であり、戦争の終結ではない)。しかし、講和の交渉とは外交官にとって最も困難な外交交渉の一つであり、その交渉過程にはさまざまな不満や問題が発生することもある。

戦闘作戦の長期的な停滞。

戦争遂行の外交的・内政的な問題の発生。

講和または休戦の締結。

攻撃的な戦闘行動の停止。

敗戦した政府組織の亡命


戦後

戦争終結してもその決着が新たな問題や不満を生んでいれば、それが起因して新しい戦争をもたらすこととなる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki