本作品は昭和50年代の架空の村落・雛見沢村を舞台に、村にまつわる古い因習「綿流し」を軸にして起こる謎の連続怪死事件を題材にした連作式のサウンドノベル(ビジュアルノベル)である。雛見沢村の風景は岐阜県大野郡白川村[1]を参考にしたものである。
原作者の竜騎士07によると、本作品は自身が書いていた舞台台本が元となっており、その舞台台本は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と『八つ墓村』の影響を受けて書いていたとしている。[2][3]
原作の同人ゲームは、すべてコミックマーケットが初発表。出題編である『ひぐらしのなく頃に』が4話(第1話『鬼隠し編』、第2話『綿流し編』、第3話『祟殺し編』、第4話『暇潰し編』)および解答編である『ひぐらしのなく頃に解』が4話(第5話『目明し編』、第6話『罪滅し編』、第7話『皆殺し編』、第8話『祭囃し編』)の計8話。そしてファンディスク『ひぐらしのなく頃に礼』からなる。夏と冬の各コミックマーケット毎に新しい話を発表。ただし第4話『暇潰し編』は冬のコミックマーケットに完成せず、夏に発売。新しい話は追加されるため、出題編と解答編それぞれの最新作に旧話を収録する形で発表(出題編と解答編は分かれており、別々に買う必要あり)。出題編は2002年8月16日から2004年8月15日までにかけて、解答編は2004年12月30日から2006年8月13日までにかけて、『ひぐらしのなく頃に礼』は2006年12月31日に発表。
同人作品としての人気を背景としたメディアミックス展開としてドラマCD化・漫画化・アニメ化などが行われている。漫画は本編の漫画化が6作品、書き下ろしの外伝が3作品。累計550万部突破。日本国外では香港・台湾・韓国でも刊行されており[4]、2008年にはエン・プレスより英語版が北米で刊行される。
アニメは第一期が2006年4月から9月まで放送され(一部地域で差異あり)、第二期が2007年7月から12月にかけて「ひぐらしのなく頃に解」が放送された。原作を元に製作された出題編の鬼隠し編?解答編の祭囃し編は2007年に完結。第三期「ひぐらしのなく頃に礼」はTVアニメではなくOVAとして2009年2月から発売される予定である。
また、2007年6月より米国[5]及びフランス[6]でDVD発売・ネット配信開始。
2007年12月31日から原作PCゲームのダウンロード販売が開始。
当初はコミックマーケットのみで頒布された同人ゲームに過ぎず、第3話祟殺し編までは数ある同人ゲームの一つという扱いでそれほど話題になっていなかった。そのため第4話暇潰し編が収録されていない出題編は入手困難となっている。しかし2004年5月頃、インターネット上の公式サイトで体験版(第1話鬼隠し編全編を収録)が公開されると主にネット掲示板を介した口コミで人気が上昇した。『暇潰し編』からは大規模なショップ委託がされ、簡単に手に入れられるようになった。
「和製ホラー要素を絡めた猟奇殺人」、「本格的な推理要素を導入」等、従来の同人ゲームにあまり見られなかった分野であることや全編に張り巡らされた謎や伏線、プレーヤー同士が謎や互いの推理を話し合うコミュニティサイトの存在等が話題の要因となった。
同人作品として10万枚を売り上げ、雑誌等にも取り上げられるところとなり、知名度は一気に上昇していった。その後、漫画、ドラマCD、アニメ、PS2、小説とメディアミックス化が進み、そのどれもがヒットを記録し、原作シリーズ累計売り上げも50万枚を突破[7]、漫画は累計550万部を超えた。また、実写映画は、5月10日の公開開始から池袋シネマサンシャインでは、2日間合計で動員3532名・興収514万2500円(土日2日間充足率=101%)、全国18スクリーンでは、2日間合計で動員1万6085名・興収2301万6500円(土日2日間スクリーンアベレージ=127万6894円)をあげ、東京単館(ミニシアター)で観客動員数1位を記録し、14映画館でしか上映されていなかったのが33映画館で追加上映が決定した。