ja:神
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この項目では一般の宗教・哲学における神について記述しています。その他の神については神 (曖昧さ回避)をご覧ください。

神(かみ)とは、人間の及ばぬ知恵知識を持つとされる存在の一種で、人間を含む生命やこの世界そのものなどを創り出した存在であるとされることもある。人知を超えた力や運命と関連づけられ、信仰や畏怖の対象となる。

神の性質に関して、その唯一性を強調する場合一神教、多元性を強調する場合多神教、遍在性を強調する場合汎神論が生まれるとされる。ただし汎神論はしばしば一神教、多神教の双方に内包されることもある。また、古代から現在まで神話的世界観の中で、神は超越的であると同時に人間のような意思を持つものとして捉えられてきたが、近代科学の発展と無神論者からの批判を受け、このような神理解を改めるべきという意見も現れている。

世界的に見ると、神を信じている人は多く(アブラハムの宗教だけでも30億人を超える)、神に基づいて自身の生活様式を整えている人、"神とともに生きている"と形容できるような人は多い。

人知を超えた存在であると考えられることや、人間や動物のように社会や自然の内に一個体として存在していることは観察できないことから、神の存在を疑う者も多い。神の不在を信じる者は無神論者と呼ばれ、マルクス主義は無神論の立場に立つ。また、実存主義者の一部も無神論を主張する。

また神が存在するかどうかは知りえないことであると考える者は不可知論者と呼ばれる。
目次

1 神の性質についての様々な考え方

2 多神教と唯一神教の性格

3 唯一神教

3.1 ユダヤ教の神

3.2 キリスト教の神

3.3 イスラム教の神


4 多神教

4.1 ヒンドゥー教

4.2 神道

4.3 仏教

4.3.1 仏教における神

4.3.2 ブッダ(仏)と神



5 自然科学との関係

5.1 神の死


6 参考文献

7 脚注

8 関連項目

9 外部リンク

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神の性質についての様々な考え方

神がどのような存在であるかについての様々な考え方は、宗教哲学などに見ることができる。以下にその主なものを挙げる。これらの考え方がそれぞれに両立可能なのか不可能なのかは個人の解釈にもより、一概には言えない。

造物主(ギリシア語ではデミウルゴス)、第一原因としての神。全ての物事の原因を辿って行った時に、全ての原因となる最初の創造(創世)行為を行った者として、想定される神。

アニミズム汎神論)における神。洞窟)など自然界の様々な物事(あるいは全ての物事)に固有の神。それらの物事に「宿っている」とされる。

守護神、恩恵を与える者としての神。神は祈り、信仰、犠牲などに応じて現世や来世における恩恵を与えてくれる存在であるとする考え方がある。

人格神。神がと同じような姿や人格を持つとする考え方がある。

現実世界そのものとしての神。この世界のありようがそのまま神のありようであるとする。例えばアインシュタインスピノザはこのような考え方を採ったことで知られている。汎神論

宇宙人であるとの説。

異世界人の可能性もある。


多神教と唯一神教の性格

一神教のうち唯一神教では唯一の絶対的な超越者である『唯一つの神』(神以前には何もないとされることが多い。)を信じるため、自宗教を絶対化して他の宗教に対して排他的になる側面(例:十字軍ジハードなど)もあるが、自宗教の絶対性と神の絶対性の区分を学んだ場合そこから他宗教との共存と和解を目指す思想が生まれる側面もある。一方多神教は多数の神を信じる為他宗教の神を自宗教の神に取り入れやすく、その点に於いて寛容の思想が生まれうるが、唯一神教に見られるように『唯一の、万民の為の神』を信じないため、取り入れないと決めた信仰に対しては強い排他的側面を見せうる。

多神教や単一神教においては、多数の神が同時に考えられ、しばしば唯一神教の神より人間的で過ちも犯す存在である。自然の存在や現象が神となることもあれば、実在の人間が信仰を集め現人神となることもある。

実在した人を起源に持たない神を以降「自然神」と記述する。自然神には、自然の一部、太陽や山や川、岩や古木などが信仰の対象となる自然信仰であり、しばしば人格を持つ神へと昇華されたもの、あるいは、哲学的概念が神格化されたものなどがある。

実在した人を起源に持つ神を以後「人間神」と記述する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki