痛車(いたしゃ)とは漫画・アニメやゲームなどに関連するキャラクターやメーカーのロゴをかたどったステッカーを貼り付けたり、塗装を行った車、あるいはそのような改造のことである。近年では軽トールバンやミニバンといった自動車にマフラーなどのパーツを取り付けた改造車のことを指す場合もあるが、一般的には前者を指す。
ネーミングは、2次元キャラクターを描いた車で走り回る「痛い車」という自嘲と、デザインのアクが強い事で有名なイタリア車を示す「イタ車」(いたしゃ)にかけたものである。ちなみに同様の改造を施した原付やバイクは「痛単車(いたんしゃ)」と呼ばれ、自転車の場合は「痛チャリ(いたチャリ)」と呼ばれる[1]。
目次
1 概要
2 装飾の手法
3 痛車の歴史
3.1 レーシング痛車
3.2 ゲーム内で作る痛車
3.3 模型で作る痛車
4 痛車を見ることが出来る場所
5 著作権について
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク
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描かれるキャラクターは、いわゆる「2次元」のものが殆どであり多くは自動車で行われているがバイク、自転車で行ったものも存在する。コミックマーケットの最終日などには、国際展示場駅の前や駐車場等に停まっているのを実際に見ることができる。また、日本各地で痛車の集会が開催されている。
ファン活動の一環として行われているものであり、メーカーによる販促活動によるものは含まれない。また、アイドルなど実在の人物をペイントした車や通常のデコトラ・ラッピングバスは痛車の範疇に含まれないことが多い。但し、これには「メーカーの販促活動としか見えない車が存在する」との異論もある。
痛車は大きく以下の2つに分かれる。
「痛車にする」
上記の事柄を行い、いわゆる「オタク」が乗っている車と認識できる位までのレベルで(ウケ狙いも含む)、○○風など誤魔化しをしていない見たままの痛車。現在はこちらが大半を占める。
「走り屋風にする」
見た目に「違法競争型暴走族(走り屋)」的なステッカーデザイン等を駆使するもので、この場合は作品名やメーカーロゴ等のステッカーを貼ったり、主にラリーマシンやGTマシンのデザインを模範し、選手名の表記などを好きなキャラクターの名前に置き換えたりする傾向にある。パロディステッカーも痛車のバリエーションの1つにもなっている。2000年前後から出没し始めた痛車達がルーツの1つ(未だ数台現存)。これに比べるとかなり少数派ではあるが、似たものとしてサービスカー風にしたものもある。
世間からの評価は
一種のアートとして評価する場合
不可思議な悪趣味と嫌悪する場合
冷やかしの対象となる場合
一般者にまぎれると目立つ、自分はやらないが楽しい
などがあり一様ではないが、世間から冷ややかな目で見られることは避けられない。
最近では「オタクがスポーツカーに乗っているのが許せない」等の理由で、カラーギャングなどによりボディに無数の傷を付けられる、ステッカーを剥がされる等の痛車狩りも起こっている。また、ごく少数存在する後述の「痛バス」については、ベース車両が中古車であった場合、その前に所有していた事業者のイメージが損なわれるとして、バスマニア層からは嫌悪の対象とされている。
描かれる題材はゲーム(特にアダルトゲーム・ギャルゲー)・漫画・アニメのキャラクターや関連するロゴ、それらの製作会社・ブランド名のロゴなどがある。ボンネット・ドア・リアガラス・リアウイングなどにカッティングステッカーを貼り付けたりエアブラシなどでの塗装を行っているものがほとんどである。すぐに取り外せるようマグネットシール貼付で行う場合もある。マグネット以外でもカッティング、フルカラーをイベント前日に貼り、イベント終了後は剥がす例もある。
改造対象となる車種はスポーツカーが多いが、1BOXカー、セダンと多岐にわたる。スポーツコンパクト(スポコン)、ラグジー、VIPカー、バニングといった一般的なカスタムカースタイルとクロスオーバーさせた痛車も現れ始めている。ライトアップなどの一般的なドレスアップがあわせて行われることもある。また1980年代以前に製造された旧車、あるいは外国車をベースにした痛車も存在する。さらには、主として観光バスをベースにした「痛バス」なるものも少数ながら存在する。
キャラ系の作例としては、次のようなものがある。
キャラクターのシルエットをカッティングシートでカットしたもの
初心者をはじめ、現状半分ほどの痛車がこの方法を用いている。