涼宮ハルヒシリーズの登場人物では、谷川流のライトノベル作品『涼宮ハルヒ』シリーズおよび同作のアニメ版である『涼宮ハルヒの憂鬱』の登場人物について記述する。
特に断りが無い限り年齢・学年は物語開始時。第9巻『分裂』より進級している。主人公キョン他フルネーム・本名がない人物は設定されていない。
声はアニメ・ゲーム・ドラマCDにおける声優。
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目次
1 SOS団
2 北高関係者
3 その他
4 脚注
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SOS団
キョン(本名不明)
声 - 杉田智和本作の主人公。県立北高校1年5組(第9巻『分裂』から2年5組)の男子生徒であり、SOS団団員その1。身長170cm。全作品を通しての語り手であり、読者を意識してのツッコミ役も兼ねる。涼宮ハルヒ絡みの厄介ごとを背負い込む苦労人で、「やれやれ」が口癖。あまり自己主張こそしないが、時に優れた洞察力や行動力を発揮する。危機的状況に陥っても冷静な面がある。古今東西の故事や偉人の言動をたびたび引用する衒学家でもあるが、学業の成績はSOS団内で一番悪い。本名は作中で一度も呼ばれたことがないため不明[1]で、「キョン」というのは叔母に付けられ、妹が広めたあだ名。佐々木(後述)によれば「読み方から『キョン』というあだ名は連想できないが、文字は連想でき、どことなく高貴で壮大なイメージを思わせる」ものであるとのこと。家族構成は両親と妹[2]。キョンが物語の視点となっているため、発生する事件のほぼ全てに立ち会っている。基本的にはキョンの目線で物語が描かれているが、アニメオリジナルストーリーの「サムデイ イン ザ レイン」(谷川流氏本人が脚本を担当)では例外として、キョンがいない間のハルヒの傍若無人ぶりや、一人でひたすら読書する長門など、キョンの視点では見られないシーンが描かれている。性格は事なかれ主義。理屈っぽくよく愚痴をこぼすが、文句を言いつつも人付き合いはよく、お人好し。しかし、限度を超えた自己中心歩きをするハルヒに堪忍袋の緒を切らしたり、長門を処分しようとした情報統合思念体に啖呵を切ったり、アニメでは崖から転落した際にハルヒをかばったりなど、熱い一面も持っている。女心には鈍感。しかし硬派というわけでもなく、みくるを日々「天使」と称賛し彼女と触れ合うことに至福の喜びを得る。みくるとのデートに狂喜乱舞し、「朝比奈さんより可愛い存在は銀河系を五百光年探してもいない」と豪語する。また長門には「眼鏡をしてない方が可愛いと思うぞ」と言ったこともある。その一方で閉鎖空間に閉じ込められたとき、自分にとってのハルヒは「ただのクラスメイト」でも「進化の可能性」でも「時間の歪み」でも「神」でもない存在だと気付いたこともある。「機関」の調査によれば間違いなく普通の一般人とのことだが、ハルヒに選ばれた人間として、またハルヒを動かす切り札として涼宮ハルヒを取り巻く各組織からは、鍵として重要視されている。事実、SOS団内でもハルヒに対して意見をする人間はキョンだけである(他のメンバーはほとんど意見しようとしない)。当初はSOS団の中でも一般人として傍観者の立場を決め込んでいたが、第4巻『消失』の事件で世界が超常現象とは無縁の平凡な日常に変わってしまったことで、SOS団として活動する非日常な世界を楽しんでいたことに気づき、そのことを受け入れた。
ジョン・スミス
第3巻『退屈』収録の「笹の葉ラプソディ」で、3年前の七夕の夜に時間遡行したキョンが、当時中学1年生のハルヒに対して名乗った偽名。この時のハルヒとジョンの出会いがSOS団結成の遠因となった。「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団」という名称自体も「世界を大いに盛り上げるためのジョン・スミスをよろしく!!」という発言が元と思われる。ハルヒは「ジョン=キョン」という事実に気づいていないが、初めてキョンと会話をした際に、それを疑うような発言をしている。第4巻『消失』において、キョンは改変された世界のハルヒに対してこの名前を使用し、世界を修復するチャンスを得た。以後この名前は、ハルヒの力を目覚めさせる切り札として封印している。この「ジョン・スミス」 (John Smith) とは、英語圏におけるありふれた名前の象徴であり、日本で言うところの「山田太郎」に相当する。
涼宮 ハルヒ(すずみや はるひ)
声 - 平野綾本作のヒロイン。北高1年5組(第9巻『分裂』より2年5組)の女子生徒にして、SOS団団長。身長158cm。黒髪黒目(アニメではやや茶色、原作イラストでも巻が進むごとにそうなりつつある)。キョンと同じクラスで、キョンのすぐ後ろの席に座る(何回席替えをしてもハルヒの能力のためか位置関係は不変)。入学当初は腰まで伸びるストレートヘアで、曜日ごとに髪形を変えていたが、現在は肩にかかる程度の長さで揃え、黄色いリボン付きカチューシャを着けている。プロポーションは、キョン曰く「スレンダーだが、出るとこは出ている」。アニメ版での口癖は「全然○○」(例:「全然ない」)。ツガノガク版の漫画や原作小説でも、この言葉は度々使われている。容姿端麗で成績も常に上位にいるなど頭脳明晰、身体能力も高く、あらゆることに才能を見せるが、性格は唯我独尊・傍若無人・猪突猛進であり、「校内一の変人」として知れ渡っている。自分の都合のいい言葉しか耳に入らず、それ以外の言葉は聞き流す。"地"の性格が露呈する以前の東中時代は多くの男子に告白され、OKしてはすぐにフっていた(谷口曰く「最短5分、最長でも1週間」)。朝比奈みくるや鶴屋さん、生徒会長(後述)など、年上の人物に対しても敬語を使わずタメ口でものを言う(初対面の者との挨拶や、マンションの管理人との交渉など例外もある)。感情の起伏が激しく、情緒不安定になりやすい。退屈を嫌っており、何か面白いことをいつも探している。一般常識が著しく欠如しているが、宇宙人等の不思議な存在がいて欲しいと思う反面、そんなものはそう簡単に見つかるはずがないとも思っており、意外とまともな思考形態を保っている。「恋愛感情は精神的な病の一種」・「他人の恋愛には手を出すつもりはない」という自論を持つが、キョンに好意を寄せている様子。いつもキョンの事を小バカにした発言をするが、内心ではキョンのことをかなり信頼しているため、キョンに本気で怒られると一人落ち込んでしまったこともある。第4巻『消失』後にキョンが長門を気にしてばかりいるのに気づき(キョンには自覚はなかったが、その一部分は認めている)キョンを問い詰めたり、みくるの髪型をポニーテールにしようとしてキョンがみくるをぼんやりと見つめているのに気づいて止めたり、キョンの過去の恋愛のことを気にしたり、またキョンがメモしていた中河(後述)の長門への告白文を読んで、キョンの長門への愛のメッセージだと勘違いして怒ったり、キョンとみくるが2人きりで休日を過ごしていたのを知り「どこで、何をしていたのか」と問い詰めたりと嫉妬深い面も持つ。