今日のWWWは人類の歴史上かつてないスケールで個人間の情報交換を可能とした。時間的空間的な隔たりを越えて、本質的かつ広大な思想や逆にちょっとした個人の姿勢や心情をWWWを通して交換したり発信したりすることができるようになったのである。
感情的な経験、政治的考え方、文化習慣、音楽の風習、ビジネスについての助言、芸術、写真、文学などが、人類史上最も安価にデジタル化されて共有・拡散される。WWWはそれを支える技術と設備の上に成り立っているが、図書館や活字による印刷と違って物理的な形を持たない。そのためWWW(あるいはインターネット)を通した情報伝播は物理的な量に制限されないし、情報をコピーする手間もかからない。またデジタルの利点として、WWW上の情報は簡単かつ効率的に検索でき、他のどんな通信手段(郵便、電話など)や実地の旅行よりも早く情報を集めることができる。
すなわち WWW は地球上に現れた個人の情報交換媒体としては最も広範囲で遠くまで伝達可能なものである。多くのユーザーが世界各地の人々と情報交換し、他の手段では不可能だったことを可能とするだろう。
WWWは社会交流を促して、共感と共生を育み、個々人の地球規模の理解を深める役に立つと示唆する人もいる。一方、好戦性を世界規模で増大させたり、歴史上不可能だったレベルでデマゴーグを強化したり、支配体制を強化するのに使われる可能性も持っていると言われる。
2001年の研究[4]によれば、Web上の文書は5500億個以上も存在し、その多くは「深層Web」にあるという。
2002年の 20億以上のWebページを調査した結果によると[5]、英語のコンテンツが 56.4%で最も多く、以下、ドイツ語(7.7%)、フランス語(5.6%)、日本語(4.9%)となっていた。これ以降、中国語のページの増加が目立っている。
2005年1月では[6]、75種類の言語でWeb検索を行ってサンプリングし、一般に検索可能なWebは少なくとも115億ページ存在するとの結果を得ている。
2006年2月では[7]、静的なページだけでも150億ページ以上、動的に生成されるページを含めると350億ページ以上が存在するとの推定がある。
皮肉なことに "WWW" を英語で普通に読むと正式名称よりも長くなってしまう。英語では、"World Wide Web" をちゃんと読むと長いので "WWW" と略すのが一般的である。バーナーズ=リーによれば、他の人はそれを理由に名前を変えるように助言したが、バーナーズ=リー本人がこの名称に固執したとのことである。
英語を話す人は "WWW" を「ダブリュ、ダブリュ、ダブリュ」と発音するが、時折「トリプルダブリュ」と短く言うこともある。ニュージーランドでは "WWW" は「ダブダブダブ」と発音されることが多い。これは英語での表現の中ではより簡潔である。日本で "WWW" を発音する場合は、英語的読み方が一般的で、「ダブル、ダブル、ダブル」や「ダボダボダボ」などと読むこともある。
いくつかの言語には w というアルファベットが存在しない(例えば、イタリア語)。そのような言語を話す人は www を「ヴォウ、ヴォウ、ヴォウ」と発音する。いくつかの言語(チェコ語やフィンランド語)では w は v で置き換えられるため、「ヴェー、ヴェー、ヴェー」と発音することが多い。ただし正しい発音は異なる。チェコ語では “dvojite veh, dvojite veh, dvojite veh”、フィンランド語では “kaksoisvee, kaksoisvee, kaksoisvee” が正しい。ノルウェー語でも、正しい発音は “dobbel-ve, dobbel-ve, dobbel-ve” だが、「ヴェ、ヴェ、ヴェ」と発音することが多い。他の言語(ドイツ語、オランダ語など)では、単純にWを一音節で発音するのでこのような問題は発生していない。
[ヘルプ]
^ ⇒The original proposal of the WWW, HTMLized
^ ⇒The World Wide Web project
^ ⇒Tim Berners-Lee: WorldWideWeb, the first Web client
^ ⇒BrightPlanet - The 'Deep' Web: Surfacing Hidden Value
^ ⇒Distribution of languages on the Internet
^ ⇒The Indexable Web is more than 11.5 billion pages
^ ⇒Fact of The Web
関連項目
Webプログラミング
セマンティック・ウェブ
検索エンジン
ウェブディレクトリ
ハイパーテキスト
ストリーミング
Web 2.0 - これはWWWが単なるWebサイトの集合体からWebアプリケーションを提供するプラットフォームへと変化していくことを表す用語として使われる。
外部リンクウィキメディア・コモンズには、 ⇒World Wide Web に関連するカテゴリがあります。
⇒World wide webcams
⇒日本最初のホームページ
⇒WWW黎明期の歴史と立役者
⇒Open Directory - World: Japanese: コンピュータ: インターネット: ウェブデザイン・開発
以下は、World Wide Web の基本的な3つの標準規格を定義した文書のリストである。
Uniform Resource Locator (URL)
⇒RFC 1738, URL Specification (updated by ⇒RFC 3986 "Uniform Resource Identifier (URI): Generic Syntax" in January 2005)
HyperText Markup Language (HTML)