Winny
開発元金子勇
最新版v2.0β7.1 / 2003年11月11日
対応OSWindows
種別Peer to Peer
ライセンス-
表・話・編・歴
Winny(ウィニー)は、Microsoft Windowsで動作するファイル共有ソフトである。
目次
1 概要
2 特徴
3 技術
3.1 暗号化通信と匿名性
3.2 解説書
4 違法性をめぐる出来事
4.1 製作者逮捕の余波
4.2 裁判の経過
4.3 開発目的についての議論
4.4 Winnyによる新たな逮捕者
5 Winnyによる情報流出事件
5.1 概要
5.2 被害実態
5.3 対応
5.4 利用者のモラルと報道
6 プロバイダによる規制
7 情報漏洩を防ぐために
8 補助ツール
9 関連項目
10 書籍
11 外部リンク
11.1 製作者ら逮捕について
11.2 個人情報などの流出事件について
11.3 Antinny
11.4 その他
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Winny(ウィニー)は、P2Pの技術を利用したファイル共有ソフトである。「Winny」という名前は、開発当時に流行していたファイル交換ソフト「WinMX」の次を目指すという意味合いを込めて、"MX" というアルファベットを一つ進めた "WinNY" に由来する。そのことから「MX」同様「NY」と略されることもある。
2002年5月6日に、電子掲示板サイト「2ちゃんねる」のダウンロードソフト板でベータ版が公開された。
開発・配布者は、元・東京大学大学院情報理工学系研究科助手の金子勇という人物で、開発を宣言した掲示板のスレッドのレス番号から一部では「47氏」と呼ばれている。なお、開発・配布者は後に、著作権侵害行為幇助の疑いで逮捕されている(詳細は#違法性をめぐる出来事の節を参照)。
開発・配布者逮捕時のWinny最新版のバージョンは「Winny 2.0 Beta7.1」だが、このほかにもクラック版として開発・配布者非公認のバージョンが出回っている。ネットエージェントの報道によると、2006年4月現在のユーザー数は44万人から53万人程度であるという ⇒[1]。
Winny は、ファイルの共有に中央サーバーを必要としないピュアP2P方式で動作する。それ以前のいわゆる「P2Pファイル交換ソフト」では、各クライアントの情報をサーバーに集積する様式(ハイブリッドP2Pモデル)が主流であったため、サーバー非可動時には利用できないという問題を抱えていた。その意味でWinnyはシステム上の障害に対して非常に強く、一度稼働を始めたネットワークは止められないことが特徴である。
また、Winny には以下のような機能が備わっている。
通信の暗号化
転送機能
データを拡散する際に、一定の確率で複数のコンピュータを仲介させるなどして各コンピュータにキャッシュを残す機能。
クラスタ機能
似たようなファイルを求めているノード同士をつなぎやすくするための機能。
このような機能の実装により、高い匿名性、効率のよいファイル共有の2点を高レベルなバランスにおいて実現させた。匿名での電子掲示板機能も備えている。
ファイル共有機能ばかりが注目されたが、実際はこの掲示板機能の開発にも重点が置かれていた。電子掲示板機能では、スレッドを立てた者のコンピュータにスレッドの内容が集約・保存されるため、スレッド設置者のノードが停止している場合は、読み込みも書き込みも出来ない。なおこの電子掲示板機能は主要な2ちゃんねるブラウザに似たグラフィカルユーザインタフェースを備えている。