ウィキペディアは基本的には誰でも自由に参加できるプロジェクトです。編集内容に関して問題があった場合は当事者およびその他の人を交えて話し合い、合意を形成することで問題解決をはかることが推奨されています。
しかし、なかには偏った編集をしたり、対話を拒否したり、明らかな悪戯行為をする人物も見られます。このような場合でも、わざと行われたのではなく、警告に従って止める限り、ウィキペディアのコミュニティは寛容です。また、「偏った編集を認めない」ウィキペディアの基本理念に失望した人物が自らウィキペディアの編集から手を引くことに、コミュニティは干渉しません。しかし、例えば法的問題が生じるおそれのある投稿を反復・継続して繰り返すなど、ウィキペディア自体を危険にさらすような利用者や、共同作業によって百科事典を編集するこのプロジェクトの目的自体を理解できないユーザーが投稿を繰り返すことで、有意義な編集を行う多くの利用者がウィキペディアに失望して去ってしまうことを、ウィキペディアは望んでいません。投稿ブロックは、投稿ブロックの方針(または追放の方針)に基づいて、ウィキペディアへの投稿を禁止しなければならない利用者であることをコミュニティが決定した人物に対して、投稿を禁止するために行う技術的な手段です。
投稿ブロックは懲罰ではありません。ウィキペディアに被害を与えるような投稿を回避又は予防するために実施されるものです。軽微な事案ではリバートが繰り返されている時にリバートを止めて頭を冷やしてもらうために短期間だけ行われることもありますし、深刻な事案では荒らしに対処したり、悪質な行為を繰り返す利用者をウィキペディアから追放したりするために、あるいは暴走するボットや公開プロクシからのアクセスを防ぐために使用されます。これ以外にも投稿ブロックが適切な処置である場合もあります。詳しくは投稿ブロックの方針をご覧ください。
なお、投稿ブロックされた利用者を騙ったり、既知の荒らしを模倣したり、荒らしに従事するふりをするなどした利用者もブロックされます。このような振る舞いを行わないでください。
投稿ブロックされたアカウント等からログインした利用者は、ウィキペディアの閲覧はできますが、編集やアップロードはできません。投稿ブロックと解除の記録は特別:Log/blockに記録されます。また現在ブロック中のアカウントとIPアドレスは、投稿ブロック中の利用者やIPアドレスに表示されています。管理者やビューロクラットである場合は、投稿ブロックになると、その特殊機能の一部も禁止されます。詳しくは投稿ブロックの影響をご覧ください。
投稿ブロックを行えるのは管理者、ビューロクラット(各言語版ごと)、および「スチュワード」や開発者で、これらの権限を持つ人は投稿ブロックの解除を行うこともできます。
一定の資格をもつ利用者はWikipedia:投稿ブロックの方針/再改訂草案に従ってブロックの提案や依頼を行うことができます。ただし実際にブロックが行われるかは、コミュニティにおける合意形成(コミュニティが事前の合意形成によって授権した範囲での管理者の裁量による判断を含む)によります。
個人への攻撃や破壊行為、荒らし行為などについては、緊急の対処が求められる事が少なくありません。このため管理者の権限で即時ブロックが行われます。管理者権限を持たない利用者は、即時ブロックが必要な行為を見つけた場合、Wikipedia:管理者伝言板にて報告してください。
長期のブロックが望まれる場合や、問題としている利用者をブロックするべきかどうか判断に迷う場合は、投稿ブロック依頼で協議に参加する資格を持つ利用者によって話し合うことができます。管理者伝言板への報告でも、ブロック依頼を行う場合でも、迅速な対応を可能とするために、ブロック対象となる行為の証拠を提供するようにしてください。
軽微な事案で初回のブロックである場合、ブロック期間は通常24時間です。また投稿ブロックの方針に明示的に規定されている場合を除き、管理者の裁量でブロックできるのは1ヶ月までです。しかし、ブロック中の利用者が別のアカウントやIPアドレスで編集を行った場合、ブロック期間は延長され、そのアカウントやIPアドレスもブロックされることになります。投稿ブロックに対して異議があるときは、別のアカウントなどを利用して投稿ブロックから逃れようとするのではなく、ブロックへの異議を参照し、投稿ブロックした管理者と協議し、あるいはメーリングリストで解除を求めてください。また、限られた事情を除いては、管理者は互いのブロックを解除すべきではありません。
投稿ブロックは、ログイン利用者名およびIPアドレスに対して、投稿ブロック期間と理由を示して行います。
管理者がブロックをかける際、以下のチェックボックスが出ます。
匿名利用者のみブロック
IPユーザーのブロックの場合、これにチェックを入れると、アカウントユーザーは影響を受けません。
アカウント作成をブロック
これにチェックを入れると、ブロック期間中、同じIPアドレスから接続した場合、新規にアカウントを作成することはできません。
この利用者が最後に使用したIPアドレスを自動的にブロック(ブロック後に使用したIPアドレスも含む)
これにチェックを入れるとブロック時と同じIPアドレスで書き込もうとすると投稿ブロックされます。
毎回異なるIPアドレスでしつこく迷惑行為を行うユーザーを有効に投稿ブロックするために、広域ブロックを行うことがあります。原則として、問題発生の都度に各IPアドレスを短期ブロックし、継続するならインターネットサービスプロバイダへ対処依頼を行うとともに管理者の裁量で広域ブロックを短期間行い、数回対処依頼しても収まらないなら中長期間の広域ブロックを実施するという手順をとります。広域ブロックは同一プロバイダを利用する無関係な利用者に対しても無差別に投稿ブロックが働いてしまうため、実施には極めて慎重な対応が必要とされます。中長期の広域ブロックを行う場合は投稿ブロック依頼の手続きにより実施の是非、実施の期間を十分検討してください。
広域ブロックに巻き込まれた無関係の利用者は、ブロックされている範囲の中で自分の利用するIPだけブロックを解除する「穴あけ」を申請することができる場合もあります。詳しくは広域ブロックをご覧ください。申請があった場合、管理者は速やかに対応しなければなりません。この作業はどの管理者が行っても構いません。ただし、全ての申請に応じられるとは限りません。またプライバシーポリシーとの兼ね合いから、その理由を明示できない場合もあります。
ブロック対象となる行為を繰り返す利用者や、ウィキペディアの基本方針を守る意志のないことを示す利用者などには長期、または無期限のブロックが適用されることがあります。いくつかの事案では、コミュニティの合意を経ずに管理者の裁量で無期限を含む任意の期間のブロックを行うことが認められています。