日本語版ウィキペディアでは、少なくとも、日本国内法(著作権法など)、アメリカ合衆国法(サーバーがアメリカにあるため)および GFDL の全てを満たす必要があります。法令違反である可能性がある場合(目安としては、法令違反の可能性が 50 パーセント以上の場合)、削除されます。そうでない場合であっても、削除しないリスクが削除することによる損失を上回るとの結論に至った場合、削除されます。
判断基準補足:
どの法令に違反しているかを明確にするよう努める。
法令の正しい適用方法や正しい解釈が不明瞭であるために判断が難しい場合には、ウィキペディアにとってリスクが高い方に解釈する。
削除されるものの例:
著作権に関するもの。ケース B-1:著作権問題に関してにて詳述。
ウィキペディア外の著作物(書籍・ウェブサイトなど)からコピーしたもの、および、同一性が高いもの。著作者本人が GFDL での配布に同意している場合や、GFDL の条件下で再利用可能なもの(パブリック・ドメインのものなど)等は除きます。
引用が著作権法および GFDL の要件を満たしていないもの。正当な引用をするには、引用した範囲を明確にし、引用元も明記するなど、数多くの条件を満たす必要があります。なお、GFDLが著作物の改変も許諾していることから、著作権法上は問題ない引用であっても、ウィキペディアでは許容されない場合もあるとする見解が、コミュニティの一部には存在します。本件については、現在議論中です。詳しくはWikipedia:引用のガイドラインをご参照ください。
プライバシーを侵害するもの。住所・電話番号など個人情報が書かれている場合など。役所の所在地のように公式のものは除きます。ケース B-2:プライバシー問題に関してにて詳述。
他者の名誉等を傷つけ、結果的に名誉毀損罪・侮辱罪・信用毀損罪などに問われる可能性のあるもの。
他者の利益を侵害する可能性のあるもの。肖像権侵害・商標権侵害など。タレントの写真、漫画のキャラクター、地方自治体のシンボルマークなどがこれに該当します。
合法ではない可能性があるもの。猥褻物など。
名誉毀損がある場合などには法的状況の判断と対応に関する議論、その場合で削除依頼をせずに直接、管理者と連絡をとりたい場合は、Wikipedia:連絡先を参照してください。
著作権に関しての詳細は、Wikipedia:著作権、引用に関してはWikipedia:引用のガイドラインを参照してください。方針として、
同一、または類似した文章が見つからないが、書式や他の投稿から著作権侵害の可能性が高いと判断できる場合があります。このような場合は、ウィキケットを守りつつ投稿者に参考とした資料を確認することが望まれます。原則として、侵害元が確認できない場合は削除されません。ただし、複数の候補があって、そのいずれがオリジナルかわからない、といったケースを削除しないとするものではなく、他の条件を考え、例えば類似している外部ページの特定をもって削除する可能性があることに注意してください。
同一、または類似した文章が見つかった場合でも、その文章の著作権者とウィキペディアへの投稿者が同一人物である可能性を考慮する必要があります。このような場合は、投稿者にWikipedia:自著作物の持ち込みおよび必要に応じてWikipedia:自分自身の記事をつくらないを提示し、事実関係を確認することが望まれます。
事実確認が必要な状況で、投稿者が浮動IPユーザや長い間隔を開けて編集している利用者であるなど対話が困難な場合や、対話を拒否された場合は、法令違反の可能性や削除しないリスクに照らして判断してください。
著作権侵害の可能性があるものについては、非常に多くの削除依頼があります。手続きの迅速化のためにも、以下の点についてノートで詳しく述べてください。
過去の版すべてを削除しなくても問題を解決できる場合は、削除すべき版を投稿時刻によって指定してください。時刻指定は UTC 推奨です。これを「特定版削除」といい、原則として問題版から最新版まで(場合によっては差し戻し版まで)を削除し、ページは消滅しません。
類似する外部サイトがある場合にはその URL を提示してください。ただし、問題の文章をノートにコピーしないでください(ノートも削除されることになるのを避けるため)。
漢字とかなの使い分け、特殊記号などの選択、用語の表記、表現、文の組み立てや論の流れなどを見て、単なる偶然の一致の可能性についても検討してください。表現の一致が単なる偶然であれば、著作権侵害は成立しません。
「事実のみの記述」である可能性はあるか確認してください。その場合、事実だけの記述であっても保護される場合があるので、事実の配列や選択や表記についても創作性を欠いていて、著作権保護の対象にならない、と言えるかどうかを確認してください。
ある立場からその記事を執筆すると必然的にそのような文にならざるをえない、というような可能性はあるかどうか確認してください(例えば数学などの概念を説明する記事で、定義部分が一致するのは、この観点から問題がないと考えられる可能性があると思われます)。
外部サイトがウィキペディアの記事を無断で(ライセンス条件に反して)転載している可能性についても検証してください(外部サイトがウィキペディアへの投稿に先行している証拠があるのが望ましい)。
外部サイトが GFDL で利用できる可能性があるかどうか確認してください。
外部サイトとは別のソースがあり、そのソースが GFDL で利用できる可能性があるか確認してください。
以上の点で転載の可能性が高いと判断された場合には、投稿者と著作権者が同一人物で GFDL に同意の上で投稿を行ったかどうかをそのサイトに書いてある連絡先や利用者ページを使って確認することが推奨されます。ただし確認は義務ではありません。なお、ここで対象になるのは転載元と見られるサイトが個人のものである場合です。
確認を行う場合には、そのサイトに書いてある連絡先や利用者ページを使って確認し、ノートページに確認のため連絡を行ったこと旨を記述します。また削除依頼で審議が始まっている場合には、削除依頼にもその旨報告します。確認に対して回答が得られたら、ノートページに結果を記述します。
この確認を行っている場合には、ノートページにおいて確認中であると報告されてから回答がノートページに記述されるまでの間、削除依頼での審議を中断します。
問い合わせを行った場合でも一ヶ月以上にわたって回答がない場合には、管理者の裁定で審議を再開することがあります。
積極的に実名を用いて活動している政治家・スポーツ選手・研究者・作家・芸術家・アーティスト・芸能人などの著名人を除き、本名(個人の実名)を含んでいたり、個人が特定できる記事は、削除の対象になります。日本国法の個人情報保護法、民法709条などを参考にしていますが、法令とは関係なく日本語版Wikipediaは個人のプライバシーや名誉を尊重する方針を採っています。下記に、ウィキペディア日本語版で伝統的に削除されている例を挙げます。
事故・事件などの被害者の実名。