このページでは、小学生から大学生くらいまでの若い人たちに、ウィキペディアに参加するときに注意してほしいことをまとめました。できれば、ウィキペディアで編集をする前に読んでおいてください。すでにトラブルに巻きこまれているのであれば、自分のどこに問題があったのかを考える手がかりとしてお使いください。
目次
1 ウィキペディアは、子どもをどうあつかっているでしょうか
2 ウィキペディアは、百科事典を作るためのプロジェクトです
3 年少者に特に気をつけていただきたいこと
3.1 調べものをするとき
3.2 適切な記述にするよう気を配りましょう
3.3 友だちさがしのサイトではありません
3.4 写真をアップロードする前によく考えましょう
3.5 管理に参加するときは、注意深く
4 あなたがもし、注意されたら
5 では、年少者はどのようにウィキペディアに参加するのがよいのでしょうか
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ウィキペディアは、利用者(ウィキペディアの編集に参加しているひと)の年令を確かめていません。子どもからお年寄りまで立場としては平等であり、子どもであっても参加することができます。
しかしこれは、別の言い方をすれば、子どもであっても特別あつかいをしない、ということです。失敗したときに、「まだ子どもなのだから(許して)」という言いわけは通じません。子どもの利用者は、書きこんだ内容の正確さ、合意の形成(話し合い)での態度など、すべての場面で、大人と同じ一人前の人間としてあつかわれ、一人前の人間として受け答えすることが求められます。
これは、年少者にとってはかなりきびしいハードルです。 あなたには、大人の間に入って、大人といっしょに、大人と同じように仕事をこなす能力があるでしょうか。まず、そのことを考えてみてください。
ウィキペディアは、百科事典を作ろうというプロジェクトです。このことは、絶対に忘れないでください。
百科事典を作るうえでは、必ずといっていいほど話し合いなどをする場面が出てきます。しかしこのコミュニケーションは、あくまで「百科事典を作る上で必要な話し合い」をするためのものです。ウィキペディアは、決してコミュニケーションが目的のプロジェクトではありません。もしもあなたがお友だちなどとのコミュニケーションを求めているのなら、ウィキペディアは適切な場所ではありません。それにふさわしい掲示板(けいじばん)やSNSなどを別のところでお求めになったほうがいいでしょう。
ウィキペディアについて、世の中では「だれでも自由に書ける百科事典」と説明されることが多いようです。しかしこれはまちがっています。ウィキペディアは、「基本方針に同意していただけるひとだけが、記事を編集したり新しく作ったりできる百科事典」です。基本方針に同意していないひとが書くことは認められていません。そして内容についても、自由に、思いのままにではなく、一定以上の質が求められます。良質な記事を作ることは、大人でも大変なことですから、まして子どもだったら、それ以上の努力をしなければならないでしょう。
ウィキペディアに参加するのならば、「百科事典を作るために、わたしたちはここに集まっているのだ」ということを、絶対に忘れないように活動してください。
これまで、年少者がウィキペディアで起こした、または巻きこまれたトラブルの中から、年少者のみなさんがよくやってしまう問題点を、いくつか挙げていきます。
わからないことがでてきたら、前に注意をしてくれたひとなどに気安くたずねるひとがいます。くり返しますが、ここはコミュニティサイトではありません。聞けばだれでも答えてくれるわけではありません。まして管理作業にたずさわってるひとは、とてもいそがしく、答える義務もありません。
ひとに聞く前に、ちょっとまってください。ここはウィキペディア、ものごとをくわしく解説しているところです。あなたのしたいことでわからない点もくわしく説明してあるでしょう。調べものをするひとたちのためにウィキペディアへ参加するのでしたら、まず自分から読み調べる姿勢をもちましょう。ひとにたずねるのは、そのあとです。
ウィキペディアは、百科事典を作ろうというプロジェクトです。それに合わない記述は、喜ばれません。適切な記述をするよう気を配りましょう。
なお、CD-ROM、DVD-ROMや紙の百科事典をまだ一度も読んだことがないひとは、まずそういったものを実際手にとって読んでください。「百科事典はどのようなものか」を知らないまま百科事典を作ろうというプロジェクトに参加するのは、行き先も知らずに船に乗りこむようなもので、感心しません。
これから、特に気をつけてほしいことを、4つほどあげていきます。
1. 本を読んで調べたことだけを、書いてください
百科事典は、ものごとの説明をまとめたものです。百科事典の記事を書くには、たくさんの資料を調べ、いろいろな考えかたをまとめる必要があります。みなさんは、学校でいろいろなことを学んでいることでしょう。しかし学校の授業で習ったことは知識のほんの入り口です。それだけでは百科事典の記事を書くに十分な情報であるとは言えません。記事を書くのならば、授業で習ったことをもとにするのではなく、図書室に行って関連する本を何冊も読み、専門書を借りてきて調べる、といったことが必要です。また、ウィキペディアは、自分の意見や感想を書くところではありません。みなさんは、学校で「自分の意見を持つのは良いことだ」と教わっていることでしょう。