Webメール(ウェブメール)はウェブブラウザを通じてアクセスする、Webアプリケーションの電子メールクライアント(メールユーザーエージェント・電子メールクライアント)である。クライアントのPCにウェブブラウザ以外のソフトウェアのインストールや設定が不要であるため手軽に利用できる。フリーメールサービスなどで提供されるほか、Webメールシステムを構築するサーバソフトウェアも公開されている。クライアントであるウェブブラウザとサーバはほとんどの場合セキュリティ上の理由から、HTTPS (Hypertext Transfer Protocol Security)スキームを使用して通信を行う。
目次
1 特徴
2 Webメールサービス
2.1 機能
2.2 規制
3 Webメールソフトウェア
3.1 主な実装
3.2 携帯端末向け実装
4 関連項目
5 外部リンク
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クライアントの環境としてウェブブラウザ以外のソフトウェアを必要としない。メールアドレスやログインID、パスワードを覚えるだけでよく、POP3や、IMAP4、SMTPなどの細かい設定が不要である。 そのため、複数で共有しているコンピュータなど設定を変更することのできないクライアントからも利用可能である。
ローカルにメールを保存しないため、コンピュータをリプレイスした場合でもデータの移行が不要である反面、障害やメンテナンスによるサーバの停止、およびネットワークに接続できない場合など、受信済みのメールの閲覧も不可能となる。これは同じくサーバ側にメールを保存するIMAP4サーバと同様の短所である。
Webメールサービスはフリーメールサービスで用いられることが多いが、インターネット接続サービスのメールサービスでも利用者の利便性を考慮してPOP3、SMTP、IMAP4などとともに採用しているところも多い。
Webメールを採用しているフリーメールサービスには、Yahoo!メール、Hotmail、Gmailなどなどがある。これらのフリーメールサービスではサーバがダウンしてデータが消失しても責任を負わない、などの免責事項を設けていることが多い。
大半のWebメールサービスは一般的な電子メールクライアントと同様、受信メールを条件により任意のフォルダやゴミ箱に振り分けるフィルタ、アドレス帳などの機能を持っている。Webメールサービスによっては、 コンピュータウイルスの自動駆除、スパムのフィルタリング機能などを提供している。
一部の会社ではWebメールの私的使用による個人情報、社内機密文書等の情報漏洩、コンピュータウイルス感染を防ぐため、社内のサーバにフィルタリングを導入し、Webメールを採用したフリーメールサービスにはアクセスできないようにしているところがある。
Webメールを構築するためのさまざまなソフトウェアが公開されている。既存のPOP3、IMAP、SMTPなどのサーバにWebメールインターフェイスを追加するもの、自前でメール転送エージェントを含んだサーバをもつもの、グループウェアやコンテンツマネージメントシステムなどの一部として提供されるものなどがある。
主な実装
Microsoft Exchange Server - マイクロソフトから発売されているグループウェアの Outlook Web Access
Ipswitch IMail Server - POP3、IMAP、SMTP、Webメール、アンチウイルスソフトウェアなどをオールインワンにした商用のソフトウェア。Windowsに対応。
Internet Messaging Program - IMAP4、SMTPサーバにアクセスするためのフリーのWebメールソフトウェア。PHPで実装されている。
SquirrelMail - IMAP4、SMTPサーバにアクセスするためのフリーのWebメールソフトウェア。PHPで実装されている。
携帯端末向け実装
mobileimap - IMAP、SMTPに対応した携帯端末向けフリーのWebメール。別にウェブサーバを必要とするCGIやPHPによる実装とは異なり、プログラム自体がsambaにおけるswatのようにHTTPデーモンとして動作する。
WebMailClient2 for Keitai - POP3、IMAP、SMTPに対応した携帯端末向けフリーのWebメール。Perlによる実装。今のところ、日本語のみに対応。
外部リンク
⇒SquirrelMail
⇒IMP Webmail Client
⇒Merci
⇒IPSWITCH IMail
⇒WebMailClient2 for Keitai