Vine Linux
Vine Linux 4.2 のデスクトップ画面
公式サイト: ⇒vinelinux.org
開発者:Project Vine
OSの系統:Linux
ソースコード:オープンソース
最新リリース:4.2 / 2007年12月25日
アップデート方式:APT-RPM
パッケージ
管理システム:rpm
カーネル種別:モノリシックカーネル
ライセンス:Vine Linux General Public License 4.0[1]
開発状況:開発中
Vine Linux(ヴァイン・リナックス)は、RPM系の日本国産Linuxディストリビューションである。以前はRed Hat Linuxの派生であったが、現在はProject Vineのメンバーを中心に独自に開発が進められている[2]。開発版の名称は VineSeed。各バージョンのコードネームはワインの名称から採られている[注釈 1]。Vine Linuxは主に日本でしか使われていないので、以下では日本での状況について記述する。
目次
1 特徴
2 サポート
3 VinePlus
3.1 nonfreeリポジトリ
4 歴史
5 年表
5.1 主要なバージョンの一覧表
6 脚注
6.1 注釈
6.2 出典
7 外部リンク
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Vine Linuxは、日本語をそのままで扱うことができるようになった日本語対応のLinuxディストリビューションの先駆けの一つである[3]。当初から2007年12月現在まで、日本語のみで開発・テストを行っている[注釈 2]。 2001年頃まで日本語環境を必要とするユーザに人気があった[4]。しかし、Linuxが広まるにつれて、FedoraやUbuntuなどの初心者にやさしくなったディストリビューションが登場し[5][6][7]、インターネット上ではVine Linuxについて言及される回数が減少しているのとは対照的にそれらのディストリビューションに話題が集中するようになった[8]。また、2007年現在、利用率が落ち込んでいる[9]。
開発は、Project Vineを中心に比較的少人数で開発が行われており、他のディストリビューションと比べ人的リソースが極端に少ない[10]。
リリース間隔を長くとっており[11]、採用しているソフトウェアのバージョンは最新版ではないことが多い[12]。また、新たな機能の取り入れに時間をかける傾向がある[要出典]。
kernelやglibcなどの特に重要なパッケージはProject Vineでメンテナンスを行うが、それ以外のパッケージについては個人に委ねられている。そのため、セキュリティの更新が追いつかないこともある[13]。他のメジャーなディストリビューションに比べセキュリティー上の問題の修正の遅さが目立つ[14]。
他には、Emacs 、LaTeXの日本語環境などのデフォルト設定、プログラミング環境(GCC など)、JM Projectの日本語マニュアルの採用という特徴がある。
なお、大学や高専といった教育機関に採用されたことがある[15]。
Project Vineによってセキュリティ上の修正を主とした修正パッケージが提供されている。修正パッケージの提供期限はリリース時ではなく、将来のバージョンのリリース日によって決定される[16]。
修正パッケージはソフトウェアのバージョンアップではなく不具合箇所の修正のみを行うことが基本方針となっている[注釈 3]。これは、セキュリティ上の修正のためにソフトウェアの挙動が変更されてしまう問題を起こさないためである。
マイナーバージョン同士では大きな変更がされていないために修正パッケージが共用できる可能性が高いが、バージョンアップが推奨されている。これは、新しいマイナーバージョン環境[注釈 4]で修正パッケージを作成しているためである。
Vine Linuxには、VinePlusというVine Linux対応のRPMパッケージが存在する。VinePlusについてもProject Vineが管理するサーバで配布されているが、Vine Linuxをアップグレードした場合に動作しなくなる可能性があるなど、利用者の自己責任で利用する必要があるPRMパッケージ群である。
過去には、VinePlusにあるRPMパッケージのインストールに必要なパッケージがサーバに置かれていないという事例も存在した[17]。
バージョン3.0からは、VinePlusは細分化された。過去にあったVinePlusのうちメンテナが不在でメンテナンス頻度が極度に低いパッケージはextrasやorphanedというリポジトリに分離された。これらのパッケージもapt-getを使ってインストールすることもできるが、そのためには利用者がaptの設定ファイルを書き換える必要がある。
多くのLinuxディストリビューションと同様にVine Linuxではオープンソースソフトウェアのみを対象としており、再配布に制限があるソフトウェアは配布していない[注釈 5]。
また、フリーソフトウェアではあるが、特許が取得されている機能を実装しているソフトウェアのように使用に制限があるソフトウェアについてもソースコードやバイナリの配布を行っていない[注釈 6]。