OpenVMS公式サイト: ⇒日本HP OpenVMS
開発者:DEC, HP
OSの系統:VMS
ソースコード:Closed Source
最新リリース:8.3-1H1 / 2007年10月
対応
プラットフォーム:VAX System, Alpha, Itanium
カーネル種別:モノリシックカーネル
ライセンス:プロプライエタリ
開発状況:Current
OpenVMS (Open Virtual Memory System) は、ディジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC、現在はヒューレット・パッカード) によって設計された、タイムシェアリングシステム、バッチ処理およびトランザクション処理用のオペレーティングシステムである。当初は単にVMSと一般的には呼ばれており、元々はVAXシステム上で動作していたが、後にDEC Alphaとインテル Itaniumに移植された。
目次
1 経緯
1.1 起源と名前の変遷
1.2 DEC Alphaへの移植
1.3 Itaniumへの移植
2 機能
2.1 クラスタリング
2.2 Common Language Environment
2.3 ファイルシステム
2.4 時刻の管理
3 OpenVMS ホビイスト・プログラム
4 関連項目
5 外部リンク
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1975年4月、PDP-11用に32ビットの仮想アドレス拡張を設計するために、DECはコードネームStarというハードウェアのプロジェクトを開始した。それに伴って、Starファミリのプロセッサ用にRSX-11Mを基にした全く新しいオペレーティングシステムを開発すべく、コードネームStarletというデヴィッド・カトラー率いるソフトウェアのプロジェクトも1975年7月に開始された。これら2つのプロジェクトは当初から緊密に統合されていた。Star・Starletの両プロジェクトは、VAX 11/780コンピュータとVAX-11/VMSオペレーティング・システムとして結実した。
年を経るにつれて製品名は変化していった。1980年にはバージョン2.0のリリースに伴ってVAX/VMSと改名された(同時にVAX-11コンピュータは単にVAXと改名された[最初のVAXコンピュータは1984年発表のVAX8600である])。1991年には、POSIXやUNIX互換性といった業界標準のサポートを示唆し、さらにはDECの64ビットDEC AlphaRISCCPUへの移植が進行中であったので、特定のアーキテクチャとの繋がりを断ち切るために、OpenVMSと再度改名された。OpenVMSの名前はバージョン5.5のリリースとともに最初に登場した。
VMSのDEC Alphaへの移植は、32ビットと64ビットの各アーキテクチャ向けに別々のコードの作成を必要とした。1992年にはAlpha AXPシステム用の最初のバージョンのOpenVMSがリリースされ、OpenVMS AXP V1.0と名づけられた。その後、OpenVMS AXP 1.5がVAX/VMS 5.5相当としてリリースされた。(OpenVMS AXPの試作品クオリティのリリースに1.xといったバージョン番号を使用したことは顧客に混乱をもたらし、その後の移植版では繰り返されなかった)
1994年には、OpenVMSバージョン6.1のリリースに伴って、VAXとAlpha版の機能(とバージョン番号)が同等になった。その後のVAXとAlpha版の製品のバージョン番号は一貫している。
2001年、DECを買収したコンパックがヒューレット・パッカード (HP) へ吸収される直前に、OpenVMSをインテル Itaniumアーキテクチャへ移植することを発表した。この移植はAlphaのコードを利用して行われ、VAXコードの成熟もあって移植プロセスは大幅に簡略化された。VAXコードベースの「スナップショット」がAlphaリリースの基として使用されたVAX版のAlphaへの移植と異なり、OpenVMSのAlphaとItenium版は共通のコードベースを利用してビルドされている。
最初の試作品クオリティのリリースであるOpenVMS IA64 V8.0は、2003年に出荷された。最初の製品クオリティのItanium版リリースであるOpenVMS V8.2は2004年後期に出荷される予定だったが、OpenVMS/Itanium移植版は2005年1月18日に発表された。
OpenVMSは3つのレイヤに分けることができる:
入出力、メモリ管理およびプロセス管理サブシステムからなるカーネル