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その他エピソード
VHS/β戦争の火蓋が切られたとき、ソニーは自社工場で生産されたものは自社ブランドで販売していたが、ビクターはVHSファミリーの中で技術的問題や生産能力でまだVHSデッキを製造できないメーカーにOEM供給していた。ときには自社ブランドよりOEM供給向けの生産を優先していたこともあるという。それはいろんなメーカーで販売することによって他社の販売網を活用できるし、VHSが多数派のような印象を持たれるように狙ったものと言われる。
松下電器ではOEM供給していたアメリカのRCA社より、アメリカンフットボールの録画のために更に長い録画時間が必要という要望があり2倍モードをつけたVHSデッキを開発、OEM供給したがビクターの了承を得ないものだった。互換性を重視するビクターは松下の勝手な振る舞いに怒ったらしい。しかし、βのβIIなどの長時間録画モードへの対抗上、3倍モードでも画質は2倍モードとほとんど変わらないうえに特殊再生が可能、という技術的見地から3倍モードがVHS規格に追加された。ベータ規格の3倍モード相当となるβIIIも、特殊再生や映像処理の面では2倍モード相当のβIIより有利だった。
松下の独自規格によるハイファイ機、松下のNV-800はハイファイ音声トラックの信号処理にdbxを使っていた。しばらくのち、NV-800が採用したハイファイ音声の磁性体への深層帯記録を用いたHifiビデオデッキをVHS規格化するにあたりdbx、ドルビー社のライセンス料回避のため、両社の特許に抵触しない信号処理技術が採用された。NV-800で録画されたカセットをVHSハイファイビデオデッキで再生すると音声が多少歪む可能性がある。
VHS/β戦争では負けたといわれるソニーだが、VHSで使われる技術にもソニーの保有する特許が多数使われているため、少なからぬライセンス収入があった。これは1969年のU規格策定時にソニー/ビクター/松下の三社が結んだクロスライセンス契約が絡んでおり、ソニーにとってはライバル規格であるVHSに思いも寄らぬ所で自社開発の特許技術を利用される不測の事態となった。
1977年にビクターが現在のロゴの使用を開始したため、VHS1号機のHR-3300は戦前から使ってきた(書体は微妙に違う)旧ロゴをつけた唯一のデッキとなった。
VHSカセットから派生されたものとして、PVC(Premium Video Cassette)がある。プレミアムボックスという開閉できる透明な蓋がカセットの背ラベル部分に付いている。ここにはセルビデオの特典物の小物(模型、キーホルダー 等)を収納することができる。収納できない物の種類として、粉類、水、油、磁気性のあるもの、溶けやすいもの、膨張するもの、液漏れしやすいもの、食品や菓子類、電池、壊れやすいもの、ボックスの開閉に支障があるもの、重量制限は40グラムまでという制限がある。ジャケットの背ラベルにも穴がくり抜かれていてボックス内が見えるようになっている。
関連映像
映画『陽はまた昇る』
NHK プロジェクトX - 『窓際族が世界規格を作った?VHS・執念の逆転劇?』
フジテレビ カノッサの屈辱 - 『関ヶ原ビデオ合戦史 VHS対ベータ、そして8ミリへ』
脚注
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^ ⇒権威ある「IEEEマイルストーン」に認定、日本ビクター、2006年10月11日
^ ⇒関連情報
^ ⇒生産終了のソース
^ ⇒関連情報
関連項目
映像機器
音響機器
情報機器
日本ビクター
野鎮雄
録画チャンネル4.5
参考文献
ファースト・フォワード―アメリカを変えてしまったVTR パーソナルメディア刊 ISBN 978-4893620392
ドキュメント日本の磁気記録開発―オーディオとビデオに賭けた男たち ダイヤモンド社刊 ASIN B000J78GIW
外部リンクウィキメディア・コモンズには、 ⇒VHS に関連するマルチメディアがあります。
⇒日本ビクター 公式サイト
この項目「VHS」は、工学・技術に関連した書きかけ項目です。加筆、訂正
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カテゴリ: ビデオテープ | 工学関連のスタブ
更新日時:2008年11月12日(水)05:34
取得日時:2008/11/16 16:17
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:Mamenoki