VF-1 バルキリー (Valkyrie) は、テレビアニメ『超時空要塞マクロス』を初めとするマクロスシリーズ作品に登場する架空の兵器(可変戦闘機)。
ペットネーム(愛称)の「バルキリー」は、北欧神話に登場する女性の半神ワルキューレ(ドイツ語表記:Walkure)の英語名。実在の試作戦略爆撃機XB-70 Valkyrieから、作中でVF-1の愛称に引用された。デザインモチーフはアメリカ海軍の戦闘機F-14 トムキャット。
目次
1 機体解説
1.1 武装
1.2 変形機構
2 作中での経緯
2.1 開発
2.2 実戦
2.3 引退
3 バリエーション
3.1 テレビシリーズ
3.2 劇場版
3.3 その他
4 追加装備
5 メカデザイン
6 トランスフォーマーシリーズでの登場について
7 関連作品
8 関連項目
9 外部リンク
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機体諸元VF-1 バルキリー(J型)
設計製作ストンウェル / ベルコム社共同開発
全長ファイター:14.23m
ガウォーク:11.3m
バトロイド:4m
全幅主翼展張時:14.78m
主翼後退時:8.25m
バトロイド:7.3m
全高ファイター:3.84m
ガウォーク8.7m
バトロイド:12.68m
空虚重量13,250kg
エンジン(主機)新中洲重工 / P&W / ロイス
FF-2001 熱核反応タービン×2
(副機)液体ロケットブースター×3
エンジン推力(主機)11,500kg×2
(副機)8,333kg
最大速度M2.81(高度10,000m)
M3.87(高度30,000m以上)
乗員1名
標準武装マウラー レーザー機銃 ROV-20×2
ハワード GU11 55mm3連装ガンポッド×1
選択装備大気圏外用スーパーパーツ
プロテクターウェポンシステム
AMM-1 対空対地ミサイル×12
UUM-7 マイクロミサイルポッド×4
RMS-1 大型対艦反応弾
他多数
ゼントラーディ軍との第一次星間大戦において活躍した地球統合軍の主力戦闘機。航空機型のファイター、鳥型のガウォーク、人型のバトロイドの3形態に変形する可変戦闘機ヴァリアブルファイター(VF)シリーズの初代量産機であり、優れた汎用性・発展性により傑作機と呼ばれる。
バトロイドの身長 (12.68m) に合わせて設計されたため、双発戦闘機としてはコンパクトな部類の機体である。主翼には速度に応じて最適の揚抗比を得られる可変翼を採用。これはバトロイド時に被弾面積を減らすメリットもある。可変翼特有の空力重心の変化には、機体パネル(バトロイド時の胸部)上のスリットから境界層流を吸い込むことで調整を行う。推力偏向二次元ノズルで上下方向の機動制御を行うため水平尾翼は不要となった。機首は宇宙空間での生存率向上を図り、胴体から分離しサバイビングセルとして機能する。腕部には小型の補助マニピュレーターが内蔵され、自機や友軍機の自動修理プログラムを備えている。
主機の熱核反応タービンエンジンFF-2001は、VF計画の全領域性能の根幹となる新技術であり、大気圏内ではほぼ無限の航続性能を可能にする。一方、大気圏外では水素などを強制推進剤とするが、機体のサイズ上搭載量が限られ、作戦行動時間は極めて短い(高機動モードでは約1分)。なお、機体の開発中、この熱核エンジンの小型化が最も遅れたため、統合戦争末期に試作された VF-0フェニックスでは通常のジェットエンジンが代用された。推進系はこの他、ガウォーク・バトロイド時の背部パックに液体ロケットブースター3基。機体各所に姿勢制御スラスターを内蔵する。
エンジン出力及び空戦能力はVF計画発動時の通常戦闘機レベルだが、新素材導入により大気圏突破も可能な機体強度を持つ。更にバトロイド時には、余剰推力を用いたエネルギー変換装甲で格闘戦への備えが図られている。それでも陸戦兵器としては、火力・装甲の弱さとエンジンの大出力のアンバランスさが運用面のネックとして疑問視されていた。
操縦系はバトロイド形態とファイター / ガウォーク形態とで別々の物を用いる。ファイター / ガウォーク形態は従来の戦闘機に近い有視界コクピットで、メインコンソールは3つの全面モニターを備えたグラスコックピットになっている(劇場版では一面モニターで、他に照準や敵機シンボルなどが視界に直接3次元投影されている)。一方バトロイド形態ではキャノピーがカバーに覆われ、視界は全て頭部カメラ映像のモニター表示に頼ることになる。なおバトロイド形態におけるパイロットの乗降・脱出の際は、頭部が前方に折れ曲がった後にシートがせり上がるようになっている。
バトロイド形態ではほぼ人間と同様の動作が可能で、ブリタイ艦に乗り込んだマクシミリアン・ジーナス機がゼントラーディ兵から奪った軍服を着て歩き回ったこともある(あまつさえ、そのままガウォークに変形した)。
武装
バトロイド時の頭部に装備されるROV-20 レーザー砲は機体のタイプにより基数が異なる(型式の項を参照)。
主武装であるGU-11 55mm3連装ガトリング砲ガンポッドはファイター形態では機体下部に装着、バトロイド / ガウォーク形態では腕で保持して使用され、携帯弾数は最大180発。
左右主翼の4つのハードポイントにAMM-1対空対地ミサイル(最大12発)、UUM-7マイクロミサイルポッド(GH32マイクロミサイル15発入りを最大4基)、RMS-1対艦大型反応弾(最大6発)などを選択装備することができる。