市場では、USBポートからコンセントのようにPCやセルフパワータイプのハブから電力が得られる点を利用して、USBを電源供給にのみ用いる周辺機器が次第に登場するようになった。携帯電話・PHS、PDA・スマートフォン、携帯ゲーム機・デジタルオーディオプレーヤー等の携帯機器用の充電器・充電用ケーブルや、小型扇風機・電灯といったデバイスとは認識されない周辺機器、中にはUSBから電源を得る利点がほとんど見出せないようなものも商品化されており、電気街の商品棚をにぎわせている。年末になると登場する卓上クリスマスツリーや、夏季の扇風機などはもはや風物詩でさえある。中には、USBによるバスパワー30本分(並列接続で15アンペア、計75ワット)を電源として用いる「焼き肉プレート」を自作した人物も存在する[2]。
ただし、一台数万円もするPCを単なる「高価なACアダプタ」として、最悪のケースでは保護回路の焼損や電源回路の破損・発火等のリスクに曝してまで使用する是非については意見が分かれる。
一方、これらのような「USB周辺機器」を追認する形で、単に電源を供給するために電力供給機能のみに限定した、USBポートと同一形状のコネクタを持つACアダプタや、バッテリー・乾電池を使用した給電ユニット等も発売されている。このような製品を使用することによって、外出時にACアダプタを持ち歩かずに充電可能で、かつ複数の機器を単一のACアダプタで使用することが出来る利便性がある。中国では、携帯電話の充電器にUSBポートを設け、複数キャリア間でもACアダプタが共用できるようにする方針を打ち出している[3]。ただし、メーカーが保証している一部機種を除いて、これらUSB関連製品を用いて充電することは機器メーカーの保証対象外となる。
2007年4月、Battery Charging Revision 1.0が策定された[4]。
USB A端子はその端子を正面から見るといずれの側からも単なる長方形となっており、接続するための裏表を間違う事がある。実際にはオス側(穴のある側)表面にかかれているUSBのマークにより判断が可能だが、それを利用者が意識せず逆差ししてしまう事態もありうる。初期には逆差しによる故障が少なからず発生していた。
現在の多くの製品ではUSBポートの形状の工夫によって逆差しが物理的に不可能になるようにしているが、いまだ一部製品には逆差し可能なものが存在する。
480MbpsのHigh Speed転送やそれをサポートする機器と規格のバージョン番号であるUSB2.0を同一の意味で使う場合があるが、これは誤用である。USB2.0規格では依然としてFull SpeedデバイスおよびLow Speedデバイスは設計可能でかつ利用可能である。USB-IFではHigh Speedであることを明示したいような場合の用語として"Hi-Speed USB"を使うように指導している[5]。
HDDなどを接続するとHigh SpeedモードでもMass Storageクラス準拠では転送速度がボトルネックとなる場合があるため、転送方法を工夫で実効速度を向上させる製品を出荷しているところがある。バッファローの「TurboUSB」とアイ・オー・データの「マッハUSB」がそれで、20%-30%高速化すると謳っている。ソフトウェアで処理するため接続するパソコンの性能に依存し、両社ともWindowsとMac OSのみの対応となっている。
接続される主な機器
マンマシンインタフェース(ヒューマンインターフェースデバイス)
キーボード
ポインティングデバイス - マウス、トラックボール、ペンタブレット
ゲームコントローラ
リモコン受光部
印刷・光学・映像機器
プリンタ
イメージスキャナ
デジタルカメラ
CCDカメラユニット(Webカメラなど)
ビデオ入出力デバイス(テレビチューナーなど)
グラフィックアダプタ
音響機器
オーディオ機器(ミニディスク・ポータブルデジタルオーディオプレーヤー他)
MIDI
USBサウンドデバイス(USB音源スピーカーなど)…PCI接続などに比べパソコン内部のノイズの影響を受けにくく高音質を実現しやすいと言われる。
記憶装置(ストレージデバイス)
外部記憶装置(フロッピーディスクドライブ、ハードディスクドライブ、MOドライブ、光学ドライブ、半導体メモリデバイス、メモリカードリーダーなど)
USBメモリ
接続・変換・通信
USBハブ
SCSI、パラレル、シリアルなどの従来タイプの周辺機器を接続するための変換ケーブル
パソコン同士を直接接続してデータ転送を行うためのケーブル(ケーブル接続)