サンスクリーン剤は、皮膚に当たる紫外線をブロックすることによって、日焼けや皮膚の老化を予防するためのクリームである。一般には日焼け止めとも呼ばれる。
目次
1 日焼け止めの指標
2 日焼け止めの種類
3 使用方法
4 副作用
5 環境への影響
6 脚注
7 関連項目
8 外部リンク
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いずれも日本化粧品工業連合会が定めたもの。
SPF(Sun Protection Factor)(UVB防御指数)
紫外線のうちUVB波の防止効果を表す指標。紫外線を浴びた際にできる皮膚の赤い斑点ができるまでの時間を何倍に長くできるかを表したもので、具体的には、赤い斑点が現れるまでに20分程度かかる人がSPF10の日焼け止めクリームを塗った場合、20×10=200分(3時間強)の日焼け止め効果が期待できるということになる。日本ではSPF50を超える能力が有意に認められる場合はSPF50+と表記することになっているが、日本以外では50以上の数値をそのまま表示する商品も多い。
PA(Protection Grade of UVA)(UVA防御指数)
紫外線のうちUVA波の防止効果を表す指標。PAは + 、++ 、+++ の3段階に分類されており、+ が多いほど効果が強い。
日焼け止めは、大きくわけて「紫外線拡散剤」と「紫外線吸収剤」の二種類に分類できる。それぞれ名前の通り、拡散剤は紫外線を反射させ、吸収剤は紫外線を吸収し、肌に紫外線が届くのを防ぐ。SPF30以上の強い日焼け止めには主に吸収剤が使用されている。吸収剤は効果が強力なため、肌の弱い人が使うとアレルギー反応を起こし、かぶれる場合がある。
どちらにせよ、紫外線を防ぐために酸化チタンや酸化亜鉛といった金属が必ずと言っていいほど使用されているため、長時間の使用は肌に悪影響を与えるといわれる。使用後は、寝る前に必ず石鹸またはクレンジング剤で洗い流す必要がある。
最近では、オーガニック化粧品の中でこういった酸化チタン、酸化亜鉛などを使わず、ハーブや草花の能力のみで紫外線を防ぐ化粧品の研究が進んでいる。現在市販されているものはSPFが3?6程度と、これまでのサンスクリーン剤と比べて、遙かに持続時間が短いものの、肌に負担をかけないサンスクリーン剤として注目を集めている。
なお、酸化亜鉛や酸化チタンは一般用医薬品などに普通に用いられる薬用成分であり、多少の塗布は健康上問題はない。医薬部外品であるということを念頭に置き、必要以上に塗布しない、定期的に洗い流すなど、用法、容量を守ることを心がけるべきである。
使用方法
個人のスキンタイプに応じた使い方が必要。スキンタイプはI?IIIに分類され、日焼けのしやすさによって分けられる。
外出時間などに応じても適切な強さのクリームを使用する必要がある。
海水浴やスポーツなどでは、発汗や水泳によって日焼け止めが落ちやすいので、こまめに日焼け止めを塗る必要がある。
単純な和になるわけではないが、ファンデーションなど元々日焼け止めの効能が記載されている化粧品の上からサンスクリーン剤の上塗りをすると、より日焼け止めの効果が高まる。
副作用
SPFやPAの強いものの場合、カブレを起こすことがある。
日焼け止めに含まれるブチルパラベン、桂皮酸エステル、ベンゾフェノン、カンファー誘導体などの成分が引き金となりサンゴの白化を誘発することが確かめられており、これは褐虫藻に有害なウイルスの増殖の誘発により起こるものだという[1]。しかし、サンゴの専門家であるRobert van Woesikによれば、この研究は実際の環境を反映しておらず、実際の環境下では急速に希釈されるためサンゴは白化を起こすほどの濃度にさらされないだろうとしている[2]。
[ヘルプ]
^ ⇒Environ Health Perspect 116:441?447
^ ⇒Swimmers' Sunscreen Killing Off Coral
⇒日焼け止め化粧品の使い方(日本化粧品工業連合会のホームページより)
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