2006年4月期のUHFアニメは計18本と「史上最大の作品数」となり、今なおUHFアニメの隆盛は続いている(主な放送局も2006年に朝日放送(ABCテレビ。ANN)、読売テレビ (ytv。NNS) 、2007年には中京テレビ が加わり、また徐々にではあるが、これまで放映実績がなかった地方局でのUHFアニメの放映も増加傾向にある)。この頃及び、同年7月頃からTOKYO MXでのUHFアニメの放映本数が急激に増加傾向を見せるようになっている。
また、『魔法少女リリカルなのはA's』や『涼宮ハルヒの憂鬱』、『らき☆すた』などの作品の主題歌がオリコンシングルチャートにTOP10入りを成し遂げた。
更には『うたわれるもの』のインターネットラジオ番組『うたわれるものらじお』がネット上で大人気を博し、そこから派生したラジオCDや企画マキシシングルなどが予想以上の売れ行きを見せた。これらも最近のUHFアニメの人気の高さを証明してると言えよう。
2006年7月からは『まもって!ロリポップ』『僕等がいた』といった少女漫画雑誌に連載されている漫画を原作とする作品がUHFアニメとして放送されるなど、UHFアニメでもこれまでのオタク向け作品とは一線を画す、一般向けのアニメが放送されるという新たな展開が行われることとなった。
更に『地獄少女』のように、アニメを原作としたテレビドラマ(深夜特撮)が製作されるという珍しい事例も出てきている。
2007年に入るとTOKYO MXはこれまで未放送のUHFアニメを改めて放送するなど新たな展開を見せている。
同年4月には『灼眼のシャナ』がUHFアニメとしては初めて劇場版アニメが製作されることになった(ただし、同じく深夜アニメの『いぬかみっ!』・全日帯アニメの『キノの旅』と同時上映で、角川グループとしてのイベント的色彩も少なくないものではある)。
更に同年10月期開始の『灼眼のシャナII(Second)』は、過去にいくつか存在した「在京キー局で放映された深夜アニメの続編がUHFアニメとして放映された」ケースとは逆のパターン(第1期の幹事局を務めたMBSが第2期の制作に加わり、更に関東圏は独立U局各局からTBS、および中京圏ではテレビ愛知からCBCに変更の結果、放映局がTBS系列に統一されたため)となり、史上初の「UHFアニメの続編が在京キー局系列の深夜アニメとなる事例」が誕生した。
2008年に入ると、前年12月に開局したBSデジタル放送局、BS11が『ANIME+』枠にて新作4本+実質再放送1本体制でUHFアニメを放映している。
ここ最近は一時期途絶えていた旧作の再放送も目立つようになっている(tvkやテレ玉、テレビ大阪など[25])。また、自社製作作品のみではあるが、CBC・北海道放送(HBC)・東北放送(TBC)・中国放送(RCC)でも再放送を行っている。その他、過去にキー局系やWOWOW、CSチャンネルで放映された比較的新しめ(本放送から4?5年以内程度)のアニメ作品をUHFアニメの形態で放映する事例も増えている[26](これはテレビアニメ全体のコンテンツ不足も大きな要因とされる)。
現在、UHFアニメは放映本数の急増と共に様々な問題が噴出するようになった。これについては後述する#UHFアニメの各種問題の項を参照されたい。
最近では地上デジタルテレビ放送が独立U局でも開始されたことに伴い、画面比16:9のハイビジョンサイズで制作される作品も増え、2006年には純然たるハイビジョン制作の作品も登場している。
ただし2008年7月現在、これらの作品を全てフルサイズで放送している局は、独立U局ではテレ玉・チバテレビ・群馬テレビ・KBS京都(独立U局に限定しなければ毎日放送[27]・テレビ大阪・中京テレビ・福井テレビ・読売テレビも含む)に留まっており、依然として原則として額縁放送の局が多いのが現状である。
一方で2006年10月期開始作品からは、制作会社側がSD画質制作の番組素材を各局に納入する際にアップコンバートする場合(放送局で制作側の指定に基づきアップコンバート放送を行う場合もある)や、ハイビジョンマスター制作の作品では、原則として額縁放送を行っている放送局でもフルサイズで放送される(近年になって増加しているのは、放送マスター機器更新を機にハイビジョン放送対応のものに置き換える局が相次いでいる為である[28])。
なお、在京キー局およびその系列局制作の一部の深夜アニメでは近年になって字幕放送やデータ放送が行われているが、独立U局では文字多重放送を行っていない局がある(とちぎテレビ・サンテレビ)事や、それを実施する為のコストや対費用効果の関係もあり、UHFアニメでは一切実施されていなかったが、2008年10月より放映の『TALES OF THE ABYSS』は制作局のMBSのみ字幕放送を実施している。
独立U局は県単位放送局とはいえ、首都圏と京阪神圏という大都市圏をカバーするように存在しているため、独立U局以外の地方局も含め、数を束ねればテレビ東京並、またはそれ以上の視聴可能区域が作り出せる上に、キー局に比べ放送枠の取得にかかるコストが極めて低い。
独立U局だけでは視聴範囲が限られるが、準キー局(広域放送局を含む)や地方局での放映に加え、ここ数年KIDS STATION・アニマックス・AT-X等のCS放送にBSデジタル放送やケーブルテレビによる再配信の利用、インターネットを使ったストリーミング配信により、視聴可能区域はさらに広がっている。
また、キー局系列に囚われない放映形態のため、UHFアニメを放映する放送局が増加すると共にその放映パターンも年々複雑さを増している。