2005年に入っても、作品の傾向や放送形態などにおいて新たなスタイルが見られるようになった。
2005年1月にはWOWOWノンスクランブル枠で放送された『グレネーダー〜ほほえみの閃士〜』が、オープニング、エンディング、一部のシーンを差し替えてテレビ神奈川・毎日放送・メ〜テレで放送された。
2005年4月には山田風太郎の小説を漫画化した『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』がUHFアニメとして放送され、2005年7月にはちばあきおの野球漫画を原作とする『プレイボール』が首都圏では独立U局で放送された[20]。
2005年4月 - 6月に放送の『英國戀物語エマ』や2006年1月 - 6月に放送の『Fate/stay night』、同年10月 - 12月に放送の『夜明け前より瑠璃色な 〜Crescent Love〜』は、製作企業の一角にTBSが名を連ねながらも、TBSは自局で放送せずUHFアニメとして展開することを選択した(『英國戀物語エマ』は自社系列の衛星放送局TBSチャンネル及びBS-iや後にアニマックスで、『夜明け前より瑠璃色な 〜Crescent Love〜』はBS-iや後にAT-Xでの放送あり)。
また、2005年7月から放送された『おくさまは女子高生』は、当初テレビ朝日での放送が行われる予定だったのが、各種事件の影響などからテレビ朝日での放送がキャンセルされ、独立U局がある地域はその局で放送される(独立U局が無い地方は基本的にANN系列局で放送)という、結果的にUHFアニメとしての展開をとることとなった(ただし北海道と福岡ではテレビ東京系のテレビ北海道とTVQ九州放送で放映)。
さらにこれまでのCS放送のコンテンツとしての活用だけでなく、『灼眼のシャナ』『ノエイン もうひとりの君へ』(共に2005年10月から放送)のように、テレビ放送から数日後にインターネット上でのストリーミング配信を一定の期間無料で行うという試みも始まった。これまでもUHFアニメの中には全話放送終了後にストリーミング配信[21]をする例はあったが、各話放送後すぐに配信するアニメが急増[22]したのはこの頃からである。このことからUHFアニメの第3の放送形態としてインターネットが使われることになったとともに、UHFアニメがインターネットでの新たなコンテンツとして活用されるようになったという事が言える。
2006年4月期のUHFアニメは計18本と「史上最大の作品数」となり、今なおUHFアニメの隆盛は続いている(主な放送局も2006年に朝日放送(ABCテレビ)、読売テレビ (ytv) 、2007年には中京テレビ (CTV) が加わり、また徐々にではあるが、これまで放映実績がなかった地方局でのUHFアニメの放映も増加傾向にある)。この頃及び、同年7月頃からTOKYO MXでのUHFアニメの放映本数が急激に増加傾向を見せるようになっている。
また、『魔法少女リリカルなのはA's』や『涼宮ハルヒの憂鬱』、『らき☆すた』などの作品の主題歌がオリコンシングルチャートにTOP10入りを成し遂げた。
更には『うたわれるもの』のインターネットラジオ番組『うたわれるものらじお』がネット上で大人気を博し、そこから派生したラジオCDや企画マキシシングルなどが予想以上の売れ行きを見せた。これらも最近のUHFアニメの人気の高さを証明してると言えよう。
2006年7月からは『まもって!ロリポップ』『僕等がいた』といった少女漫画雑誌に連載されている漫画を原作とする作品がUHFアニメとして放送されるなど、UHFアニメでもこれまでのオタク向け作品とは一線を画す、一般向けのアニメが放送されるという新たな展開が行われることとなった。
更に『地獄少女』のように、アニメを原作としたテレビドラマ(深夜特撮)が製作されるという珍しい事例も出てきている。
2007年に入るとTOKYO MXはこれまで未放送のUHFアニメを改めて放送するなど新たな展開を見せている。
同年4月には『灼眼のシャナ』がUHFアニメとしては初めて劇場版アニメが製作されることになった(ただし、同じく深夜アニメの『いぬかみっ!』・全日帯アニメの『キノの旅』と同時上映で、角川グループとしてのイベント的色彩も少なくないものではある)。
更に同年10月期開始の『灼眼のシャナII(Second)』は、過去にいくつか存在した「在京キー局で放映された深夜アニメの続編がUHFアニメとして放映された」ケースとは逆のパターン(第1期の幹事局を務めたMBSが第2期の制作に加わり、更に関東圏は独立U局各局からTBS、および中京圏ではテレビ愛知から中部日本放送(CBC)に変更の結果、放映局がTBS系列に統一されたため)となり、史上初の「UHFアニメの続編が在京キー局系列の深夜アニメと言う事例」が誕生した。
2008年に入ると、前年12月に開局したBSデジタル放送局、BS11が『ANIME+』枠にて新作4本+実質再放送1本体制でUHFアニメを放映している。
ここ最近は一時期途絶えていた旧作の再放送も目立つようになっている(tvkやテレ玉、テレビ大阪など[23])。また、自社製作作品のみではあるが、CBC・北海道放送(HBC)・東北放送(TBC)・中国放送(RCC)でも再放送を行っている。その他、過去にキー局系やWOWOW、CSチャンネルで放映された比較的新しめ(本放送から4〜5年以内程度)のアニメ作品をUHFアニメの形態で放映する事例も増えている[24](これはテレビアニメ全体のコンテンツ不足も大きな要因とされる)。