上記に掲げるアダルトゲーム原作アニメの多さは、そのままハーレムアニメの多さに直結している(その定義及び理由はハーレムアニメの項を参照のこと)。また、そうでないアニメの中にも複数の女性が男性の主人公を取り巻くタイプのラブコメというオタク受けを狙った原作を持つものが多く、ハーレムアニメの多さに貢献しているところである。
UHFアニメは歴史的経緯により、主に男性アニメファンに訴求しやすい“萌えとお色気”を重視したアニメの放映が盛んに行われている。パンチラ等のお色気描写は当たり前、他の放送局(かつてのBS-i深夜枠を除く)では許されないような女性の(乳首など微細な描写を省略した抽象的な[87])全裸の描写は問題とされない上、性交渉を連想させるかなりキワドイ描写を混ぜるアニメも散見される状態となっている。これに続いて人気のある暴力的・猟奇的表現を全面に押し出した作品も多く、表現の緩さを積極的に活用することで人気を継続し続けているといえる。
一方で2005年頃から、テレビで放送する際には性的・暴力・猟奇的描写を比較的抑え目にし、販売用DVDソフト(セルDVD)では各種描写を強める手法を取る作品が増えているが、制作側のDVD販売促進と言った営業的な理由も大きな理由である[88]。
しかし、近年は過激さを追求するあまり放送に支障をきたしたり、最悪の場合は(必ずしも作品自体の問題ではない場合も多いが)打ち切りにされるケースも出てきている(このケースの詳細は別項を参照のこと)。中には一般マスコミにも報道される事態に発展するケースも出てきた事から、従来は制作サイドに殆ど任せていた作品チェックに関しても、放送局独自の判断で規制・視聴者への配慮をする場合も増えている[89]。
なお、UHFアニメでも表現的にはキー局の全日帯に放送しても何ら問題にならないような作品も相応に存在する。特に近年では全年齢的・ファミリー向け作品についても「放送枠が安い」という理由でUHFアニメの形態で放送される事例も増えている(これは一部の深夜アニメにも当てはまる)。
DVD(DVD普及以前はビデオ)、CD、漫画、ゲームなどの権利を持つ会社で組織される製作委員会によって、アニメの制作費が捻出され、製作委員会はテレビ局の番組枠を買い取って、アニメ番組として放送してもらう(放映枠買取形式)。アニメ番組は関連商品、特にDVDを売るための宣伝という側面がある。究極的にはこれらを売る為の30分間のコマーシャルとすら言える。
従来のテレビアニメはテレビ局が放映権料の名目で製作会社に制作予算の大半を支出する方式を取って来たが、放映枠買取形式の番組ではテレビ局側は逆に金を貰う立場になる(通販会社がテレビ局から番組枠を買ってテレビショッピング番組を放送するのと基本的に同じである)。その関係で、通常は製作委員会に放送局は参加しないことが多いが、放送する局自らが製作委員会に入っているケースもある。具体例は以下の通り。
キー局系列局(在阪局・在名局・その他の地方局)制作
『銀河漂流バイファム13』『デビルマンレディー』『マイアミ☆ガンズ』『成恵の世界』『テイルズオブジアビス』(毎日放送)
『最終兵器彼女』『のらみみ2』(中部日本放送)
『最終兵器彼女』は同局としては初制作の深夜アニメでもある。
『京極夏彦 巷説百物語』(中部日本放送(制作幹事)・RKB毎日放送・中国放送共同制作)
『砂ぼうず』『RAY THE ANIMATION』(中部日本放送(制作幹事)・RKB毎日放送・北海道放送・東北放送共同制作)
『無敵看板娘』『乃木坂春香の秘密』『ケメコデラックス!』(読売テレビ)
『銀色のオリンシス』(朝日放送・メ?テレ共同制作)
両局の組み合わせによるUHFアニメとしても初めてのケースとなる。
『ウエルベールの物語 ?Sisters of Wellber?(第1期)』『CODE-E』『もっけ』(メ?テレ)
『ウエルベール - 』は同局としては「史上初の地方局制作深夜アニメ」である『六法やぶれクン』以来38年ぶりの「単独」制作の深夜アニメでもある。
独立UHF局制作
『わんころべえ』『地獄少女 三鼎』(TOKYO MX)
『わんころべえ』は史上初のUHFアニメでもある。
『Funny Pets』(tvk制作幹事・KBS京都共同制作)
『フラカッパー』(tvk制作幹事・チバテレビ・三重テレビ・KBS京都共同制作)
制作キー局ではないが、複数の放送局の動向を取りまとめる幹事局が存在し、主に放送規制に引っかかりそうな描写や表現など、最低限のチェックを絵コンテ段階などで行う。
キー局ほど厳しくはないが、特にCTC幹事のものに関しては2007年頃からキー局以上の厳しい修正が入ることも少なくない。近年になっては幹事局でなくても独自にもう一段階チェックを納品段階に切り替える、放映自粛などの規制強化に乗り出している。
主に首都圏4局のうちいずれか(特にCTC)が担当する例が多いが、関西・東海地区のテレビ局(現在では主にMBS・メ?テレ)が担当する場合もある。
ちなみに、アニメ雑誌では幹事局での放送時間を基準として記事を書いている場合が多い。