UHFアニメ
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2007年に入るとTOKYO MXはこれまで未放送のUHFアニメを改めて放送するなど新たな展開を見せている。

同年4月には『灼眼のシャナ』がUHFアニメとしては初めて劇場版アニメが製作されることになった(ただし、同じく深夜アニメの『いぬかみっ!』・全日帯アニメの『キノの旅』と同時上映で、角川グループとしてのイベント的色彩も少なくないものではある)。

更に同年10月期開始の『灼眼のシャナII(Second)』は、過去にいくつか存在した「在京キー局で放映された深夜アニメの続編がUHFアニメとして放映された」ケースとは逆のパターン(第1期の幹事局を務めたMBSが第2期の制作に加わり、更に関東圏は独立U局各局からTBS、および中京圏ではテレビ愛知からCBCに変更の結果、放映局がTBS系列に統一されたため)となり、史上初の「UHFアニメの続編が在京キー局系列の深夜アニメとなる事例」が誕生した。

2008年に入ると、前年12月に開局したBSデジタル放送局、BS11が『ANIME+』枠にて新作4本+実質再放送1本体制でUHFアニメを放映している。

ここ最近は一時期途絶えていた旧作の再放送も目立つようになっている(tvkやテレ玉、テレビ大阪など[25])。また、自社製作作品のみではあるが、CBC・北海道放送(HBC)・東北放送(TBC)・中国放送(RCC)でも再放送を行っている。その他、過去にキー局系やWOWOW、CSチャンネルで放映された比較的新しめ(本放送から4?5年以内程度)のアニメ作品をUHFアニメの形態で放映する事例も増えている[26](これはテレビアニメ全体のコンテンツ不足も大きな要因とされる)。


UHFアニメ本数増と共に露呈した問題点

現在、UHFアニメは放映本数の急増と共に様々な問題が噴出するようになった。これについては後述する#UHFアニメの各種問題の項を参照されたい。


地上波デジタル放送・ハイビジョン放送・字幕放送への対応

最近では地上デジタルテレビ放送が独立U局でも開始されたことに伴い、画面比16:9のハイビジョンサイズで制作される作品も増え、2006年には純然たるハイビジョン制作の作品も登場している。

ただし2008年7月現在、これらの作品を全てフルサイズで放送している局は、独立U局ではテレ玉・チバテレビ・群馬テレビ・KBS京都(独立U局に限定しなければ毎日放送[27]・テレビ大阪・中京テレビ・福井テレビ・読売テレビも含む)に留まっており、依然として原則として額縁放送の局が多いのが現状である。

一方で2006年10月期開始作品からは、制作会社側がSD画質制作の番組素材を各局に納入する際にアップコンバートする場合(放送局で制作側の指定に基づきアップコンバート放送を行う場合もある)や、ハイビジョンマスター制作の作品では、原則として額縁放送を行っている放送局でもフルサイズで放送される(近年になって増加しているのは、放送マスター機器更新を機にハイビジョン放送対応のものに置き換える局が相次いでいる為である[28])。

なお、在京キー局およびその系列局制作の一部の深夜アニメでは近年になって字幕放送データ放送が行われているが、独立U局では文字多重放送を行っていない局がある(とちぎテレビ・サンテレビ)事や、それを実施する為のコストや対費用効果の関係もあり、UHFアニメでは一切実施されていなかったが、2008年10月より放映の『TALES OF THE ABYSS』は制作局のMBSのみ字幕放送を実施している。


放送エリア

独立U局は県単位放送局とはいえ、首都圏京阪神圏という大都市圏をカバーするように存在しているため、独立U局以外の地方局も含め、数を束ねればテレビ東京並、またはそれ以上の視聴可能区域が作り出せる上に、キー局に比べ放送枠の取得にかかるコストが極めて低い。

独立U局だけでは視聴範囲が限られるが、準キー局広域放送局を含む)や地方局での放映に加え、ここ数年KIDS STATIONアニマックスAT-X等のCS放送にBSデジタル放送ケーブルテレビによる再配信の利用、インターネットを使ったストリーミング配信により、視聴可能区域はさらに広がっている。

また、キー局系列に囚われない放映形態のため、UHFアニメを放映する放送局が増加すると共にその放映パターンも年々複雑さを増している。

UHFアニメに関する事情は各地区で異なる。まずは3大都市圏の地区別に解説する。


関東広域圏

ここでは、一部ケーブルテレビ局で再送信している山梨県[29]も含むものとする。

首都圏の人口の大半を占める南関東(1都3県)で放映される事例がほとんどであり、草創期から主にtvk神奈川県)・チバテレビ千葉県)・テレ玉埼玉県)の3局(いわゆる「首都圏トライアングル」)で放映されているが、近年では南関東の独立U局としては後発組のTOKYO MX東京都)での放送作品数が増加傾向[30]にある。

とりわけTOKYO MXはデジタル波がアナログ波と比べて実質増力[31]となって以降、tvkと犬猿の仲(テレ玉・チバテレビとも決して関係が良いとは言えない。首都圏トライアングルの項も参照)とも言われており、その影響か南関東では『TOKYO MX単独放映[32]』『tvkのみ独占放映もしくは未放映[33]』のパターンも若干見られる。

一方で、人口規模による対費用効果面などから北関東の独立U局(群馬県群馬テレビ[34]、および栃木県とちぎテレビ[35])での放映実績は南関東と比べて大きく水を空けられており、茨城県に至っては未だに県域放送の民放テレビ局が開局されていない都道府県[36]という状況にある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki