イラクで作戦行動中のブラックホーク
用途:多目的/強襲用ヘリコプター
分類:汎用ヘリコプター
製造者:シコルスキー・エアクラフト社
運用者
アメリカ(アメリカ軍)
日本(自衛隊)
イギリス(イギリス陸軍)
トルコ(トルコ軍) 他
初飛行:1974年10月
生産数:2,600機以上
運用開始:1979年
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UH-60 ブラックホーク (UH-60 Black Hawk:黒鷹の意) は、シコルスキー・エアクラフト社製の中程度積載能力を持つ多目的または強襲用ヘリコプターであり、20ヶ国以上で使用されている。民間型として武装を省略したシコルスキー S-70も販売されている。
目次
1 開発経緯
2 機体
3 実戦
4 派生型
4.1 SH-60 シーホーク
4.2 HH-60 / MH-60
4.3 HH-60H レスキューホーク / HH-60J ジェイホーク
4.4 VH-60N ホワイトホーク
5 採用国
5.1 日本
5.1.1 航空自衛隊
5.1.2 海上自衛隊
5.1.3 陸上自衛隊
5.2 中国
5.3 韓国
6 スペック (UH-60J)
7 登場作品
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク
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UH-60 ブラックホークは1972年にアメリカ陸軍が提示したUTTAS(汎用戦術輸送機システム)構想により、傑作であるUH-1 イロコイの後継機として開発された。基本設計においては、C-5 ギャラクシー戦略輸送機に搭載が可能であるよう、10tトラックと同じ容積、重量であることが求められている。またキャビン容積としては完全武装の歩兵1個分隊約10名が搭乗可能なスペースを要求されていた。
3つのプロトタイプが試作され、初飛行は1974年10月に行われ、競争相手だったボーイング・バートル社の設計よりも評価された。耐衝撃性も調達要件として出されていた。採用前のテスト飛行で墜落事故も起こしたが、死者は無く、メインローターの修理のみで飛行可能であったという。暗視装置や夜間航法装置を装備した形で、ブラックホークの製造が決定し、1979年にUH-60Bがアメリカ軍で使用され始めた[1]。
機体ブラックホークのエンジン
写真はGE製T700-GE-701Cを石川島播磨重工業(現・IHI)にてライセンス生産したT700IHI-401C
ブラックホークは航空騎兵隊(空挺部隊)、電子戦、MEDEVAC(医療救急)などの幅広い任務で活動することができる。エアフォースワンならぬマリーンワンとしてアメリカ合衆国大統領を運ぶことさえある。空からの強襲作戦では1分隊11名とその装備か、M102やその後継であるM119などの105mm榴弾砲と砲弾30発と6人の操作要員を、同時に運搬することもできる。2,600ポンド(1,170キログラム)の積荷、ヘリで吊り下げる形であれば9,000ポンド(4,050キログラム、例えばハンヴィーなど)の積荷を運ぶこともできる。
またESSSを裝着することにより追加される左右2箇所ずつのハードポイントにAGM-114対戦車ミサイル4連装ランチャー、2.75インチ(約70mm)19連装ロケット弾ポッド、ガンポッド、増槽などを搭載することもできる。このためAH-64 アパッチの開発費が高騰した際にはこれを代わりに利用することも検討された。