UCIプロツアーあるいはUCIプロツール (UCI ProTour) は、国際自転車競技連合 (UCI : Union Cycliste internationale) が主催する自転車のロードレースシリーズである。2005年に従前のUCIワールドカップを一新し、UCIが新たな枠組みで各レースをシリーズ化したものである。
目次
1 概要
2 カテゴリー
3 レースポイント配分
3.1 2008年以降のポイント配分
3.2 2007年以前のポイント配分
4 参加チーム
4.1 2008年シーズンの参加チーム
4.2 過去の参加チーム
5 諸問題
5.1 ドーピング問題
5.2 若手育成
5.3 メディア露出機会は増加したのか
5.4 地方レースの衰退
5.5 グランツールとの主導権争い
5.5.1 2007年以前の動向
5.5.2 2008年、ASOとの対立再燃
5.5.3 プロツアー制度崩壊の危機
6 日程
7 結果
7.1 年次個人総合成績
7.2 歴代優勝選手・チーム・国
8 関連項目
9 脚注
10 外部リンク
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このUCIプロツアーは、近年特にヨーロッパでは自転車ロードレースの人気低下が顕著になっており、また「自転車ロードレース=ツール・ド・フランス」といったような一極化をどうにか食い止め、UCIが旧UCIワールドカップで浮上した諸問題を解決し、人気回復のための改革として導入された。
UCIは20のプロツアーライセンス(基本的に4年間有効)を発行し、各チームはこのライセンスを買い取るという形をとる。このライセンス発行にはチームにドーピング対策、チームの経済力等厳しい審査を課す。実際に2005年にはフォナック・ヒアリングシステムは多くのドーピング違反選手を出し、改善策を示したが当初のライセンス発行は認められず19チームでの施行となる。チームはライセンス料を払うことにより、UCIプロツアーに組み込まれたすべてのレースに出場しなければならず、またその際に「チームの上位5選手のうち少なくとも2人を出場させる」ことが求められた。
一方で、プロツアー制度の施行直後はツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアなど、旧UCIワールドカップには含まれなかった世界3大ツール(グランツール)などもプロツアーに組み込まれたことから、プロツアーへの参加を認められたチーム(UCIプロチーム)は、それら有力レースへの出場権が自動的に確保できることになった。しかし2007年からグランツールへの出場権は各レースの主催者が独自に付与することとなったため、この恩恵は薄れている。
UCIは各レース種別ごとに獲得ポイントを定め、各年度の1月1日から12月31日の累計獲得ポイントからリーダーを決める。各レース時点でのポイントリーダーは白色のリーダージャージを着用することが許される。さらにプロツアーの下に大陸ごとに五つのコンチネンタルサーキット(UCIアフリカツアー、UCIアメリカツアー、UCIアジアツアー、UCIヨーロッパツアー、UCIオセアニアツアー)を創設している。
プロツアーに組み込まれているレースは、UCIプロチーム20チームの他、主にプロフェッショナルコンチネンタルチームを中心とした数チーム(実質は地元チームが中心)だけがワイルドカードとして出場できる。このためUCIプロチーム以外のチームにとっては、逆に各レースへの参加の門は狭くなってしまった。
コンチネンタルサーキットに組み込まれているレースは、さらにカテゴリーをHC(Hors Classe=カテゴリー超級)、クラス1、クラス2と細分化し、獲得ポイントなどをレースごとに変えている。
これらに基づいたポイントにて個人・チーム別・国別ランキングを毎月25日(休日である場合には翌日)に発表している。
2008年7月15日、この年のUCIプロツアーライセンスを保持している20チームのうちの17チームが、2009年度以降のUCIプロツアーライセンス更新を行わないことを共同で表明し、併せて2009年以降はグランツール主催者と共同で新しい制度を構築することを発表した[1]ことから、2009年度以降のプロツアー制度の継続について危ぶむ声が生じている(詳細は後述)。
カテゴリー
UCIプロチーム
プロツアー全レースに出場義務がある。人数制限はあるが、コンチネンタルサーキットのHC、クラス1のレースにも出場可。ただし出場してもポイントはつかない。プロツアーチームとも。
プロフェッショナルコンチネンタルチーム