Tu-204(ツポレフ204;ロシア語:Ту-204トゥー・ドヴィェースチ・チトィーリェ)は、ロシアのツポレフ設計局が開発した双発旅客機である。210名の乗員を輸送することができ、機体のスペックはほぼボーイング757に近い。旧ソ連圏を中心に就航しているTu-154の買換え需要に対応するために開発されたものである。
目次
1 導入された新技術
2 派生型
2.1 Tu-204/204C
2.2 Tu-204-100/200
2.3 Tu-204-120/220
2.4 Tu-204-300
2.5 Tu-204-500
2.6 Tu-206とTu-216
2.7 Tu-214
3 導入航空会社一覧
4 外部リンク
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この旅客機の開発には、ロシアのIl-96と同様に革新的な技術が導入されており、西側のエアバス機などに導入されているフライ・バイ・ワイヤとグラスコックピット、主翼端に付けられたウイングレットに加え西側同様の航空電子機器を装備し、さらにロシア製の航空機では初めてイギリス製のロールスロイスRB211-535ターボファンエンジンを装備している。また機体には特殊な金属素材が多用されているという。
エアバスやボーイングの旅客機に比べ、ほぼ同様な機能を持った機体を割安で購入できるメリットがある反面、ツポレフの営業力と製品サポート力に難点があるとの指摘もあり、ローンチ当初はロシア国外向けのセールスはほぼゼロであった。
そのため、長年ロシア以外で導入した国はなかったが、低価格(2007年現在 約3500万USドル)であることや、(オプションとして)エンジンに信頼性の高いロールス・ロイス製を選択出来るということもあり、諸外国からの発注が集まってきており、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の高麗航空やシリアのシリア航空、キューバのクバーナ航空など、欧米のメーカーから(政治的・経済的な理由により)旅客機を購入するのが難しい国からの発注が来ているほか、貨物機としてのオーダーもある。
Tu-204の基本モデルである。またTu-204Cは貨物専用の基本モデルである。
Tu-204-100は最初に開発されたモデルで、ロシア製ジェットエンジンであるソロヴィヨフ( ⇒:en:)が製造したエンジンを搭載している。Tu-204-200はTu-204-100重量増加型である。なお、Tu-214はTu-204-200とまったく同様の機体であるが、組み立てメーカーが異なる。
世界市場向けに販売拡大することを狙い、西側の先進航空技術を盛り込んだモデルである。ロールスロイス製のRB211-535などを搭載している。
基本モデルであるTu-204よりも胴体を6m短くしたもので、航続距離を延長したものである。ウラジオストク航空の発注により生産されることになった。
Tu-204-300よりも短い路線向けに開発されるもので、翼を小さくしたぶん巡航速度をマッハ0.84に増加させた機体である。競争相手はボーイング737NGシリーズとしている。
石油系燃料に変わる代替燃料を使用する試験機である。 Tu-206 は液体水素を使用しTu-216は天然ガスを使用するとしている。
Tu-214とTu-204-200との唯一の違いは組み立てを行う製造メーカーである。
詳細はTu-214 (航空機)を参照機種名Tu-204-100Tu-204-120Tu-214Tu-204-300
開発開始時期1989年1月8日1998年10月1996年3月21日2003年8月18日
初飛行年1995年1998年2001年2005年
全幅42 m42 m42 m42 m
全長46 m46 m46 m40 m
高さ13,88 m13,88 m13,88 m13,88 m
自重59.000 kg59.000 kg59.000 kg54.000 kg
最大離陸重量103.000 kg103.000 kg110.750 kg107.500 kg
乗客数210210210157
操縦士2222
巡航速度810 km/h810 km/h810 km/h810 km/h
最大速度850 km/h850 km/h850 km/h850 km/h
実用上昇限界12.600 m12.600 m12.600 m12.600 m
航続距離6.500 km6.500 km6.670 km7.500 km
搭載エンジンペルミ( ⇒:en:)
PS-90Aロールスロイス
RB211-535ペルミ
PS-90Aペルミ
PS-90A
下記の一覧にはTu-214も含まれる
航空会社タイプ運行中発注中
Cairo Aviation204-120C50
ダリアビア航空21450
TNT Air Cargo20420
マーハーン航空20423