Trusted Platform Module(TPM)とは、ハードウェア耐タンパー性をもつセキュリティチップのことである。 通常はPCなどのマザーボードに直付けされていて、CPUからLPC経由でアクセスできるコプロセッサとして働く。耐タンパー性
内部情報および内部構造の解析を目的とした攻撃(サイドチャネル攻撃)に対する安全性のこと。ソフトウェアではデバッガ妨害処理、冗長処理の挿入、難読化などによって実現する。ハードウェアでは漏洩電磁波対策、シャーシの堅牢化、分解時における自己破壊機構などによって実現する。
目次
1 概要
2 TPMの機能
3 TPMでできること
4 TPM利用技術
5 関連項目
6 脚注
7 外部リンク
//
RSA暗号演算やSHA-1ハッシュ演算といった機能を有しており、チップ内で暗号化・復号、デジタル署名の生成・検証、プラットフォームの完全性検証を行うことができる。また、TPMの内部でRSAの鍵ペア(公開鍵と秘密鍵)を生成することができる。
TPMの仕様はTCG (= Trusted Computing Group)という国際的な業界団体で策定されており、最新のバージョンは1.2である。
ノートPCだけではなく、デスクトップPCでもTPMは搭載されている。Windows OSとしてはWindows Vistaが初めて正式にサポートした[1]。
この技術は、さらに発展を遂げている。チップセット等の連携を強化した技術として、Intel Trusted Execution Technologyがある ⇒[1]。また、仮想機械むけの命令仕様拡張も提案されている ⇒[2]。
TPMは以下の機能を提供する。
RSA
演算
鍵生成
鍵格納
SHA-1ハッシュ
ハッシュ値計算
ハッシュ値保管
乱数生成
また、TPM1.2から以下の機能が追加された。
カウンタ
単純増加カウンタ
ティックカウンタ
オーナー権委任 (パスワードは公開しない)
不揮発性ストレージ保存機能
上記の機能を用いて、TPMでは以下のことを実現できる。
プラットフォームの完全性を計測し、OSやアプリケーションの改竄を検知できる
公開鍵証明書を用いた端末の個体識別、詐称困難な端末認証を実現する
データ(ストレージ)を暗号化し、不正に持ち出した情報は復号させない
TPM利用技術
⇒BitLocker
Microsoftのドライブ暗号化技術。TPMを利用したハードディスクドライブの暗号化が可能。ただし、必ずしもTPMを用いなければならないわけではなく、USBメモリキーに鍵を格納する方法などもある
⇒Trusted HTTP-FUSE KNOPPIX
産業技術総合研究所からリリースされている、HTTPブートクノーピクスのTPM利用版。TPMのプラットフォーム検証技術を利用して、ブートシーケンスが改ざんされていないかを監視することが可能
関連項目
次世代セキュアコンピューティングベース
デジタル著作権管理
脚注^ 日経エレクトロニクス2007年10月8日号p101「初めてTPMに対応したWindows Vista」
外部リンク
⇒Trusted Computing Group
⇒TPM Work Group
して下さる人を求めています(Portal:コンピュータ)。
カテゴリ: セキュリティ技術 | コンピュータ関連のスタブ項目
更新日時:2008年10月22日(水)21:45
取得日時:2008/11/04 22:28