TOICA(トイカ)は、東海旅客鉄道(JR東海)が提供する在来線のIC乗車券サービスの総称である。「TOkai Ic CArd」(東海ICカード)の頭文字から命名され、2006年8月18日に同社によって商標登録されている。
2006年11月25日に名古屋地区で初めて導入され、2008年4月8日に50万枚を突破し、同14日には51万7000枚に達している[1]。
目次
1 概要
1.1 券種
1.2 デポジット(預託金)
1.3 TOICA定期券への切り替え
1.4 TOICA定期券の紛失再発行
2 デザイン
2.1 通常版
2.2 記念TOICA
3 利用方法
3.1 発売額
3.2 自動改札機
3.2.1 TOICA専用改札機
3.3 チャージ(入金)
3.4 乗車券類の購入と乗り越し精算
3.5 履歴表示・印字
3.6 失効
4 使用可能なエリア
4.1 相互利用
4.1.1 Suicaエリア
4.1.2 ICOCAエリア
4.2 モバイルSuicaにおけるTOICAとの相互利用
4.3 岐阜?多治見間に関する特例
4.4 私鉄との乗り換え
5 TOICAの将来
5.1 相互利用
5.2 電子マネーサービス
6 歴史
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
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旅客がカード(財布や定期入れに入れたままでよい)を自動改札機の読み取り部に軽く触れるだけで通過できる。あらかじめカードにチャージ(入金)しておくだけで、その都度乗車券の購入や乗り越し精算を行う必要がなく、財布などから定期券やカードを出す手間も省ける。
一方、事業者側では利用促進のほか同一カードの利用履歴(記名式カードではさらに旅客属性)を集積できるほか、乗車券の発売回数を減らし券片を取り込む改札機の処理動作を省略できるなど戦略的な情報収集やシステムの稼動・保守費用縮減の効果を期待している。
「Suica」や「ICOCA」と同様、ソニーの非接触型ICカード技術「FeliCa」を採用し、サイバネティクス協議会規格にも準拠している。
2007年12月現在、名古屋地区では乗客の約5割(定期券では約7割)がTOICAを利用している[2]。
公式マスコットは大野真弓のイラストによる「ひよこ」で、愛称はついていない。
区間のない前払い式普通券タイプの「TOICA」(以下、本稿では便宜的に「普通券タイプ」という)と、定期券機能を搭載した「TOICA定期券」の2種類があり、それぞれ大人用と小児用がある。TOICA定期券と小児用TOICAは記名式で、定期区間内外を問わず記名された本人のみ利用できる。大人用のTOICAは無記名式で、所持している人なら誰でも利用できる。
小児用TOICAは小学校を卒業する年の3月31日が有効期限として設定され、それを経過すると利用できなくなる。この場合は身分証明書により本人(または代理人)である証明を行い、無手数料で払い戻しを受けることになる。
カード発行時には、デポジットと呼ばれる500円の預託金を支払う必要があるが、カードを返却すれば無手数料で返金される。デポジットは運賃に充当できない。
入金した残高部分の払い戻し時には210円の手数料が必要だが残高がそれ以下の場合、手数料はその残高が限度となり、返金額はデポジットのみの一律500円となる(最後の交換・乗車・支払い・入金・定期券更新から10年以内に限る)。
TOICA定期券とTOICA(普通券タイプ)の券片は共通で(普通券タイプの記念TOICAを除く)、次の取り扱いもできる。いずれも手数料は無料で、入金残高はそのまま引き継がれる。
定期券購入時に、すでに購入したTOICAを提出してそのままTOICA定期券に切り替える。
TOICA定期券の通用期間終了後にTOICA(普通券タイプ)に切り替える。
通常デザインのTOICAは券面印字文字の書き換え(リライト)機能を備えており、定期券購入時にはTOICA表面に定期券情報の印字が、普通券タイプへの切り替え時には定期券情報の消去が行われる。
TOICA定期券(期限切れも含む)は紛失した場合でも再発行できる。
紛失した場合、記名人に対して申し出時点の入金残高を引き継いだ再発行を取り扱う。
この場合、記名人や購入時期・区間により紛失券の特定を行うが、あらかじめ裏面にある「JC?」から始まるカード番号を控えておくと、紛失カードをすばやく特定できるため役立つ。