文部科学省を主務官庁とする財団法人であり、日本放送協会(NHK)からの出向者が歴代の理事長を務めている。現在の理事長は元NHK理事の野島直樹。NHKから10億円以上の交付金を受け、楽団側は演奏の放送などで事業に協力している。その他にも民間各社からも支援を受けている。
月に3つのプログラムが2回ずつ、6公演開催される。
Aプログラム 土曜18時? 日曜15時? 会場:NHKホール
Bプログラム 水曜19時? 木曜19時? 会場:サントリーホール
Cプログラム 金曜19時? 土曜15時? 会場:NHKホール
7月、8月、3月は定期公演が開催されないため、年間54回の定期公演が開催されている。
Bプログラムは音響の良いサントリーホールで開催されるために人気がある。そのため、定期会員券も年間会員に限られ、また、座席数もNHKホールに比べて格段に少ないこともあり、1回券として発売される枚数も少ない。
主催公演
ベートーヴェン「第9」演奏会 12月末、4公演ほどNHKホールにて開催される。
Music Tomorrow 現代音楽作品や委嘱作品と尾高賞受賞作品でプログラムが組まれる。
N響「夏」 7月、ポピュラーなクラシック音楽でプログラムが組まれ、NHKホールで開催される。
その他の公演
オーチャードホール定期 オーチャードホール主催(年5回)
岡山定期公演 岡山シンフォニーホール主催(年1回)
足利定期公演 ⇒足利市民会館主催(年1回)
名古屋定期公演 ⇒愛知県文化振興事業団主催(年1回)
横浜みなとみらい定期公演 横浜みなとみらいホール主催(年1回)
アイシンAW(協賛企業)の招聘で地元住民対象のプライヴェートコンサートが ⇒安城市民会館で開催される(一般非公開)。
この他、国内各地で年間のべ100回以上のコンサートや海外公演をしている。
演奏は海外にも配信される。CD録音は「公共放送のオーケストラ」という性格上あまり積極的ではなかったが、近年はライヴ録音を中心にリリースも目立ってきている。販売は、スタジオ録音は各レコード会社が発行・発売、ライヴ録音はNHKサービスセンター発行・各レコード会社が発売するという形態をとっている。
また、定年退職した団員を中心に構成された「 ⇒N響団友オーケストラ」があり、演奏活動を行っている。
伝統的にドイツ・オーストリア系音楽を主なレパートリーとするが、シャルル・デュトワ(のちに音楽監督)を常任指揮者に迎えて以降は、フランス系音楽の演奏レベルもアップしてきている。
放送交響楽団としての性格も有することから多様な作品の演奏を求められ、クラシック以外にもゲーム音楽、劇伴音楽を演奏するなど、演奏のジャンルは幅広い。過去にはゲームドラゴンクエストシリーズの音楽のオーケストラ演奏を長く行っており、サウンドトラックCDとして多数発売された。特にプレイステーション2版ドラゴンクエストVでは、ゲーム中のほぼ全ての楽曲においてNHK交響楽団の演奏によるものが採用されている。劇伴音楽としては、大河ドラマのテーマ音楽を毎年演奏していることで知られる。
#○○は定期公演の回数を示す
戦前
1925年3月:山田耕筰が日本交響楽協会(協会)を設立。
メンバーは映画館の楽士、東京六大学の管弦楽部員などを中心とするものであった。
1925年4月26日?5月:協会とハルビン在住のロシア人楽士を中心にした「日露交歓交響管弦楽大演奏会」を歌舞伎座などで開催。
1926年1月24日:協会第1回予約演奏会。指揮近衛秀麿。曲目はベートーヴェンの「英雄」他。
1926年9月8日:近衛秀麿以下中心メンバーが協会を離脱、10月5日に新交響楽団(新響)の結団式。
1926年10月22日:新響第1回研究発表演奏会。
1926年11月26日:ラジオ放送初出演。
以後約10年は、基本的に「定期公演が近衛、放送出演がヨゼフ・ケーニヒ(後ニコライ・シフェルブラット)」という役割分担がなされるようになる。
1927年2月20日:#1:定期公演開始。
曲目はメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」序曲、モーツァルトの「イドメネオ」から舞踊音楽、シューベルトの「交響曲「ザ・グレイト」、グリーグの「2つの悲しい旋律」。