『Mr.インクレディブル』(ミスター・インクレディブル、原題:The Incredibles)は、ディズニー配給、ピクサー製作のフルCGによるアニメーション映画。
目次
1 概要
2 ストーリー
3 キャラクター:キャスト
4 スタッフ
5 日本語吹き替え版キャスト
6 書籍
7 関連事項
8 トリビア
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ピクサーの長編アニメーション作品としては第6作目になる。評論家から絶賛されながら商業的に失敗した「アイアン・ジャイアント」のブラッド・バード監督によるアニメ。これ以前のピクサー作品は人形、虫、魚などが主人公であり、この作品ではじめて人間社会を舞台としたストーリーを描いている。
技術的には、服や髪の物理的感触を極めて忠実に表現した点が特徴。ストーリーとしては、悪者が本当に殺されてしまうという、それまでのディズニー映画には考えられなかった点がバード監督の主張で受け入れられ、より現実的なストーリーは多くの評論家から絶賛された。「異質分子はサラリーマン社会で苦労する」という中心テーマは、バード監督自身が何度も会社をクビになった体験をもとにしている。
また、音楽や雰囲気は(当初ジョン・バリーが参加していた事もあって)1960年代の007時代のレトロ調。テーマ曲にワンフレーズだけ『バットマン』が織り交ぜられるなどコミックのヒーローを描写する性格もある。興行的にも成功した。当初この作品は 3DCG 作品ではなくまた制作もワーナー・ブラザーズで行われていたが、ワーナー・ブラザーズのアニメーション部門凍結により制作が頓挫すも、ピクサーに移ったブラッド・バードの下で制作が続けられ公開されている。原題の The Incredibles はインクレディブル一家の意味である。
アメリカでは2004年11月5日公開。日本では同年12月4日公開。アメリカでの公開にあたっては PG 指定を受けている。
2004年度のアニー賞にて全10部門を受賞。
2006年3月25日、東京国際アニメフェアで開催された第5回東京アニメアワードで海外劇場部門/優秀賞を受賞した。
かつて世界の平和を守っていたスーパーヒーロー達。しかしあることが発端となり世間のスーパーヒーローに対する風当たりが強まり、政府の政策により今から 15 年前に全てのスーパーヒーローが引退し、世間には正体を隠して生活を始めた。
Mr. インクレディブルこと、ボブ・パーもその一人だった。彼は保険会社に勤務し、顧客よりも会社の利益にこだわる神経質な上司の元で日々ストレスを溜めていた。彼と同じくスーパーパワーを持つ妻は日常生活に適応していたが、長女は能力を隠そうとするあまり引っ込み思案になり、長男は思い切り走り回ることもできない窮屈な生活にうっぷんが溜まっていた。
そんなある日、たまりにたまったストレスを上司にぶつけてしまったのが原因で会社を解雇されたボブのもとへ謎の女性ミラージュからの伝言が届けられる。「Mr. インクレディブル、あなたのスーパーヒーローとしての力が必要です」と。
その誘いにのったボブは、家族に内緒でスーパーヒーロー活動を再開する。彼女の依頼は絶海の孤島にあるとある会社の研究施設から脱走した高い知能を持った高性能戦闘ロボットを捕獲してほしい、というものだった。
しかし、その裏には意外な人物による恐るべき陰謀が潜んでいた。
キャラクター:キャスト
Mr. インクレディブル (Mr. Incredible): (声:クレイグ・T・ネルソン)
本名、ボブ・パー (Bob Parr)。ほとんどの物理的な衝撃に耐える頑強な肉体と驚くべき怪力の持ち主。引退後は冴えないサラリーマンとしてインシュリケア保険会社に勤務していた。が、昔の栄光が忘れられずフロゾンと共に時たま警察無線を盗聴して人助けをしていた。その当時はお腹が出ていたが、ミラージュの依頼後、トレーニングによってかつての体型を取り戻す。なお、スーパーヒーローが全員引退したきっかけは、彼が訴訟大国アメリカらしい理由で訴えられたため。
イラスティガール (Elastigirl): (声:ホリー・ハンター)
本名、ヘレン・パー (Helen Parr)。伸縮自在の柔軟で強靭な肢体の持ち主。また、風船のように膨らむこともできる。家事全般のほかにジェット機の操縦も得意。引退後の体型を気にしている。映画自体を除き、タイアップ品などでは Mrs. (ミセス)インクレディブル (Mrs. Incredible) と呼ばれている。DCコミックの『ドゥーム・パトロール』 ( ⇒Doom Patrol) にイラスティ・ガール ( ⇒en:Elasti-Girl) という登場人物がいるためで、ディズニー・ピクサーとDCコミックの契約に基づく。
ヴァイオレット(ヴァイ)・パー (Violet "Vi" Parr): (声:サラ・ヴァウエル)
パー家の長女。自らを透明にするほか、紫色のフォースフィールドでバリアを張ることができる。また、それを応用して宙に浮くことができる。バリアの強度は銃弾やパトロール車・巨大ロボットの衝突にも耐えるほど。しかし自分の能力がコンプレックスになり自信が持てないでいる。学校にはトニーという気になる男の子がいる。スーパーヒーローとして活躍するうちに髪型も変え、自分に自信を持てるようになった。ちなみに、最終的に却下されたオープニング案では、彼女の赤ん坊時代が描かれている。モデルはファンタスティック・フォーのインヴィジブル・ウーマン。
ダッシュ (Dash):(声:スペンサー・フォックス)
本名、ダッシェル・ロバート・パー (Dashiell Robert Parr)。パー家の長男。ビデオカメラにも捕らえられず、水の上を走れるほどの超スピードで走ることができる。姉のヴァイオレットとは逆に、自分の能力を持て余している。そのせいか少々やんちゃ。