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Mac OS(マック オーエス)とは、アップルのパーソナルコンピュータ「Macintosh (Mac) と共に登場したオペレーティングシステム(以下、OS)のこと。グラフィカルユーザインタフェース(以下、GUI)の普及に大きく貢献した。
現在のアップルが開発・販売している後継のMac OS X(テン)は技術的に直系ではないため、単にMac OSといった場合は概ねバージョン9までのクラシックOSを指す。この記事でも基本的にクラシックOSについて記述する。
目次
1 概要
2 歴史
2.1 System 1?4 (1984-1988)
2.2 System 6系列 (1989-1991)
2.3 System 7系列 (1991-1997)
2.4 Mac OS 8 (1997-1999)
2.5 Mac OS 9 (1999-2001)
3 得意分野
4 デスクアクセサリ
4.1 使用方法
5 アーキテクチャ
6 脚注
7 関連項目
8 参考文献
9 外部リンク
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発表当時MacintoshはハードウェアとOSが不可分となっていた。ファームウェア(現在は通常OSで提供される高レベルなAPIも含み、Toolbox ROMと呼ばれる)とOSは一体化したシステムソフトウェアとして提供され、System(日本では漢字Talk)と呼ばれていた。Mac OSという呼称は一般に広く使われていたものの、正式なものではなかった。
Macintosh互換機の登場によりアップル自身もMac OSという呼称を通称として使うようになる。System 7.5.1からは、起動画面でMac OSロゴが表示されるようになった。Mac OSという呼び名が通称から正式なものになったのは、1997年1月、Mac OS 7.6がリリースされたときである。互換機の普及とともに、MacのハードウェアとOSを明確に区分する必要が生じたことによる。その後アップルの方針転換により互換機は市場から姿を消したが、Mac OSという名前はその後のアップルのOS製品に引き継がれている。1998年に発売されたiMac以降は、Toolbox ROMの内容の大半がMac OS側に移され、ほぼハードウェアから独立したOSとなった。
ビットマップディスプレイとマウスの利用を前提としていること、オーバーラップするマルチウインドウやメニュー操作、マルチスタイルフォントに代表されるWYSIWYG表示など、ゼロックスで1970年代に研究開発されていた暫定Dynabook環境(SmalltalkをOSとして動作するAlto)から多くの影響を受けてはいたが、Altoでは3つあったマウスボタンをMacintoshでは1つに限って、操作体系をわかりやすく構築しなおしていた。ファイルシステムやドラッグ・アンド・ドロップのファイル操作、国際化に必要な情報を保存するためのリソースとコードの分離、ファイルとアプリケーションソフトウェア(以下、アプリケーション)との関連付け、データ形式に依存しないクリップボード、プルダウンメニューやゴミ箱を発明するなど、今日でも使われている多くの独自のアレンジを加えることで使い勝手を向上させた暫定Dynabook環境では部分的に隠れたウインドウの再描画もできなかったが、QuickDrawの実装により、これを実現させた。こうした改良により、GUIというものをコンピュータの世界に広く浸透させた功績は大きい。
また、Macに追従してマウスが付きはじめた他のパーソナルコンピュータでは、アプリケーションのGUIのデザインは統一性が全くない時代が長く続いたが、Macでは最初のモデルからアプリケーションソフトの開発環境で、そのデザインの正則となる材料 (Macintosh Toolbox) を定め、アプリケーションのGUIのデザイン開発をある程度まで標準化/作法化したことで、ひとつのソフトが使えれば、他のソフトも使えるというコンピュータ利用の形態を、パーソナルコンピュータにおいて初めて可能にした。
技術の進歩に伴いMac OSも様々な変化を遂げている。その系譜は概ねSystem 6までと、System 7、MacOS 8とMacOS 9の3つの時期に分かれる。
System 1?4 (1984-1988)Macintosh登場当時の直系。画面は白黒ベースで基本的にシングルタスクのOS。QuickDrawの採用により、ハードウェアによるアクセラレーションなしでGUI OS環境を実用的な速度で動作させることができた。ファイルシステムは、初期ではMacintosh File Systemであったが、System 2.1よりHFSを採用した。今から見れば非常に貧弱な機能しか持たないが、それでも驚くべきことに初代MacintoshのToolbox ROMはわずか64KBに納められ、128KBのメインメモリ上ですべての機能が動作した(もっとも128KBでは実用が厳しいほどメモリが不足していたため、すぐに512KBモデルへのアップデートが行われた)。当時の限られたハードウェア上で動作させるため性能的には多くの制約があり、メモリを節約するために完全なシングルタスクを前提として設計されたToolbox APIは後のMac OSの発展の足枷となることになる。
System 6系列 (1989-1991)System 4までと同じく、画面は白黒ベースで基本的にシングルタスクのOSだが、FinderがMultiFinderとなって、疑似マルチタスク環境が利用できるようになる。32bit QucikDrawの登場により、24ビットフルカラーが扱えるようになる。TrueTypeが採用され、QuickTimeの登場によりマルチメディアデータを扱う環境が整う。