発射可能にするには、まず装填ハンドルを手前に引いて遊底(ボルト)を後部に固定し、武器を安全な場所に置いた後で装填ハンドルを前に押し出す。その後で給弾カバーを開き、給弾トレイに弾薬ベルトを載せる。給弾カバーを閉じれば発射可能となる。
射撃が終わったあと、携行のため武器をクリアにするためには、遊底を後部に固定し、武器を安全な場所に置く。給弾カバーを開け、もし給弾ベルトが残っていれば給弾トレイから外し、弾薬が薬室に残っていないかどうか、給弾トレイと遊底の前面を目視で確認する。トレイ上に給弾リンクや空薬莢が残っていれば撤去する。
もし不幸にも遊底の先端に実包が見えた場合は、清掃用ロッドか堅いものでゆっくり叩きながら実包を取り外す。もし薬室に実包が残っている場合、かつ、銃身が加熱している場合には、射手はすぐに銃から離れ、実包を取り出すことができるかどうか検討しなければならない。銃身がじゅうぶんに冷えるのを待ってから実包を取り外す。この手順を省いた場合、給弾カバーを開けたまま銃身を交換しようとすれば、弾薬がすぐに撃発する原因となり得る。
実包を取り除き安全にしたあと、一度引き金を引いてから、装填ハンドルを手前に引く。これで、この武器は安全な状態となる。
これらの手順は、確認漏れの場合などに実弾発射の原因となるので、銃身が安全な方向を向いている状態で作業しなければならない。
発射速度は3段階に調整できる。初期設定では750発/分となっている。他の二つの設定は100発/分と、850-950発/分である。これらの設定は、まず銃身を取り外し、ガス調整弁を取り外し、レギュレータを回すことで変更可能である。作戦中に設定を変更することは望ましくないので、作戦実行前に調整すべきである。
銃身は非常に素早く交換できる。武器の左側に銃身交換ボタンがある。武器をクリアにした後、交換ボタンを押す。銃身は機関部から外れ、中程から右側に動く。ここでボタンを離し、機関部から外れた銃身を、キャリングハンドルを使って手前に引き抜く(キャリングハンドルは銃身に直接付いている)。次に新しい銃身を差し込んで機関部にセットし、キャリングハンドルを右に倒して定位置にロックする。
発砲が長時間に及んだ場合、むき出しの皮膚と銃身が触れないように気をつけなければならない。銃身は熱くないように見えても、第二度のやけどを起こすのに十分な熱をもっていることがある。このような銃身は、暗視装置で見た場合に誰にでも明るく輝いて見える。
実戦報告アフガニスタンの検問所で待機する海兵隊の兵士、2005年5月
2002年4月にナティック兵士センター Natick Soldier Center は、アフガニスタンでのアナコンダ作戦( ⇒en)でM240Bを使用した兵士から聴き取った結果を、次のように報告している。
実戦から得られたM240Bの戦訓:
17%の兵士が、装備していたM240Bで敵と交戦した。
42%の兵士は、アフガニスタンにおける部品調達(交換用銃身、ばね、小さいロールピン、T&Eピン、熱シールド、減耗したピン、予備銃身バッグ、清掃キット)が困難であるという問題を報告した。
1名の兵士は戦闘中に二重給弾が発生したと報告した。
50%の兵士は、弾薬を運ぶより良い方法(弾薬バッグなど)が必要であると報告した。
100%の兵士は、彼らの武器に自信を持っていた。
82%の兵士は、M240Bが信頼できる武器であると感じていた。
提案事項:スリング(吊りひも)の改善、軽量化、より耐久性の高い三脚と熱シールドが必要。
関連項目
機関銃
FN MAG - 原型
汎用機関銃 - M60機関銃
分隊支援火器 - M249 ミニミ分隊支援火器
外部リンク
⇒Federation of American Scientists: M240(英語)
⇒USMC Factfile: M240G(英語)
⇒Fabrique Nationale Product Page(英語)
⇒DTIC.mil PowerPoint Slides on Small Arms development (英語、閲覧にはパワーポイント・ビューアが必要)
⇒Nazarian's Gun's Recognition Guide(英語)
⇒About safety with M240 and 249(英語)
カテゴリ: 汎用機関銃
更新日時:2008年8月3日(日)14:31
取得日時:2008/10/08 08:33