ISBN(アイエスビーエヌ、International Standard Book Number) は、世界共通で図書(書籍)を特定するための番号である。日本語に訳すと国際標準図書番号となる。
日本では、日本図書コードや書籍JANコードとして使用されている。
目次
1 特徴
1.1 2006年まで(旧規格)
1.1.1 概要
1.1.2 チェックデジット
1.2 2007年以降(現行規格)
1.2.1 概要
1.2.2 チェックデジット
2 歴史
3 日本国内における運用
3.1 関連文献
4 関連項目
5 外部リンク
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ISBNは、各種の書籍(単行本、漫画など)の他、CD-ROM・カセットテープ・マイクロフィルムなど、出版社から刊行されて出版取次・書店で流通する出版物におおむね適用される。ただし、日本などでは、ムックを除く雑誌にはISBNではなく雑誌コードを使用する。また、ウェブサイト・広告物・ゲームなどは、国際的にもISBNの対象外である。
2006年まで(旧規格)
ISBNは10桁のコードで表され、通常4つのパートからなった。なお、この、10桁であらわされる(旧規格)ISBNコードを、現行の13桁のISBNに対して ISBN-10 と呼ぶことがある。
ISBN-10は、ISBN● - AAAA - BBBB - C
のように表示される。しかし、●、A、Bの各部分の割り当て桁数は決まっておらず、合計で9桁(必ず1桁のC部分を入れると10桁)となる範囲内で、それぞれの部分は増減する。
それぞれの部分の意味は、
●部分 - 「グループ記号」:出版物の出版された国、地域、言語圏。国別の記号というより、言語別の記号に近い。桁数は、そのグループの出版点数によって異なる。
英語圏は 0 と 1
フランス語圏は 2
ドイツ語圏は 3(ドイツの他、オーストリア、ベルギー、スイスのドイツ語圏を含む)
日本は 4
ロシア(旧・ソビエト連邦)は 5(ロシア以外の国では、ベラルーシは 985 、ウクライナは 966 など、他の記号も使用)
中国は 7(香港は 962)
その他の国々は 8 番台が2桁(チェコスロバキアは 80 、韓国は 89 、など)。9番台が2 - 5桁(トルコは 9944 など)を使用している。
A部分 - 「出版者記号」:桁数は、出版社の出版点数などによって異なる。
B部分 - 「書名記号」:出版物に固有の番号。原則として図書の版ごとに付与。
C部分 - 「チェックデジット」:検査数字。入力した際に誤りがないか確かめるためのもの。0 - 9 、X が使用される。( X は数値 10 をあらわす。)
旧規格のISBN(ISBN-10)のチェックディジットは、「モジュラス11 ウェイト10-2」という計算法にて算出される。(チェックデジットを除いた左側の桁から10、9、8…2を掛けてそれらの和を取る。和を11で割って出た余りを11から引く)
ここで、例として ISBN4-10-109205-□ のチェックデジット(□部分)を求めてみる。 10×4 + 9×1 + 8×0 + 7×1 + 6×0 + 5×9 + 4×2 + 3×0 + 2×5= 40 + 9 + 0 + 7 + 0 + 45 + 8 + 0 + 10= 119119 ÷ 11 = 10 あまり 911 - 9 = 2
よって、このISBNのチェックデジットは 2 である。なお、計算結果が 10 になった場合、10 の代わりに X(アルファベットの大文字)を用いる。また、11 になった場合は、0 となる。
ISBNは2006年までは10桁であったが、一部のグループ記号(英語圏)で、発番可能な出版者記号(前項例示のA部分)の枯渇が目前となったため、13桁ISBNの規格が制定され、2007年1月1日に完全施行された。(それと同時に、過去に発番された10桁のISBNは無効となった。なお、無効と言ってもあくまで国際規格上のことである。書店での書籍検索・注文など、実際にISBNを利用する場面においては、過去の10桁ISBNも併用できるよう便宜が図られている場合がほとんどである。)
2007年以降の新刊書には当初から13桁の新規格ISBNが付けられており、10桁ISBNは新たに発番しない。また、過去に発番された10桁ISBNについては、その頭に 978- を挿入し、チェックデジットを計算しなおした13桁のものを正規のISBNとして取り扱う。
例(旧ISBN) 4-00-310101-4 →(現行ISBN) 978-4-00-310101-8(チェックデジットの計算法は後述)
なお、現行規格によって表されるISBNを、旧規格のISBN(ISBN-10)に対して ISBN-13 と呼ぶことがある。
ISBNは13桁のコードで表され、通常5つのパートからなる。ISBNnnn - ● - AAAA - BBBB - C
●、A、Bの各部分の桁数は決まっておらず、合計で9桁の範囲内でそれぞれの部分は増減する。
n部分 - 「接頭記号」: nnn は 978 または 979 のいずれか(数字3桁)である。
●部分 - 「グループ記号」:2006年以前と基本的に同じ。上記解説を参照。ただし、接頭記号が異なれば、グループ記号が同じでも異なる言語圏を指す可能性もある。