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幻影旅団

幻影旅団とは団長を蜘蛛の頭、団員を蜘蛛の脚に見立て、13人で構成された流星街出身を多く含む盗賊団である。旅団に近しい者や、詳しい者達からは「蜘蛛」と呼ばれる。

活動は主に盗みと殺し、稀に慈善活動をするらしい。危険度Aクラスの賞金首であり、熟練ハンターですら迂闊に手が出せない。所属メンバーには、体の何処かに団員ナンバーが入っている蜘蛛の刺青が彫られている。旅団のメンバーになるには現役団員を倒した後に入団の意志を示すか、欠員時に団員からの推薦がある事が必須条件となる。原則として頭である団長に手足である団員が従って行動するが、生存の優先順位は団長ではなく旅団そのものであるとされている。そのため、団員は皆死に直面しても動揺や混乱を見せず、旅団さえ瓦解しなければ自分を含め誰がどうなろうと二の次であると考えている。ただし、念能力の希少さ便利さ、また能力から来る旅団内での役割から、団員の中でも(択一を迫られたら)生き残らせる優先順位のようなものはある様子(シズクやパクノダは「レア」だがウボォーギンやノブナガは特攻隊員と言うような発言が出てきている)。また団員の死に対して他の団員が涙する場面もあり、個人としての繋がりの上では感情を交えている。その他、団員同士での揉め事はコイントスで解決するなどのルールが定められている。

判明している結成時のメンバーはクロロ、ノブナガ、ウボォーギン、パクノダ、フェイタン、フィンクス、マチ、シャルナーク、フランクリンの9人。団員数は当初から13名であったのか、もとは9名であったのが増員されたのかなどの具体的なことは不明。しかし、初期メンバーでないヒソカやシズクのナンバーが9以下であることや、初期メンバーのウボォーギンのナンバーが11であること、さらに団員入れ替えのルール等から推測すると、結成当初から13名で固定されているものと思われる。

旅団員は普段は各自自由に行動しており、団長のクロロからの指示によって集合し旅団としての活動を行う。作中ではヨークシンシティにて開催される地下競売の品を全て盗むべく、旅団員全員がヨークシンに招集された。会場に潜り込み競売品の強奪を狙うも、直前にマフィアンコミュニティが競売品を移動させていたために入手できず、マフィアや陰獣らと交戦した。途中ウボォーギンを失うというアクシデントに見舞われるも、全世界のマフィアの集まりに正面から攻撃を仕掛け、結果的に競売品の強奪に成功する。その後は本拠地に戻る予定であったが、ヒソカの策略によりヨークシンに留まり鎖野郎(クラピカ)の追跡を敢行。その過程で鎖野郎の正体をつかむものの、クロロは念能力を封印され孤立、パクノダは死亡しヒソカは本性を表して旅団を抜ける。また、クラピカとの交渉時には団長の命を優先するか否かで内部対立が起こり、ネオンの予言によればこの場で旅団は半分に減る可能性があったが、ゴンの介入により阻止されている。それ以降はグリードアイランドをプレイしてゲーム中のお宝を狙ったり、クロロの念を解く除念師を捜したり、流星街に現れたキメラアントを討伐したりといった活動を行っている。
クロロ=ルシルフル(声:永野善一
幻影旅団団長。ハンター。特質系能力者。能力:「盗賊の極意(スキルハンター)」幻影旅団を創設した人物で、旅団のリーダー。鋭い思考力・洞察力・そしてヒソカが興味を惹く高い戦闘能力を持つ。自他共に認める本好きで、普段から大抵何かしらの書物を読み耽っている。オールバックの髪型に額の十字架の刺青、耳たぶに付けたイヤリングが特徴的。出歩く際には髪を下ろすこともあり、その時は外見がかなり若返って見える。旅団としての活動を行う時以外は姿をくらましているらしく、普段はヒソカですらその居所をつかめない。冷徹な性格で邪魔者はためらいなく利用・排除しようとするが、仲間であるウボォーギンの死を知った時には涙を流し、その鎮魂としてマフィア相手に団員を暴れさせた。かつてシルバと戦ったことがあり、イルミとも以前から付き合いがあるらしい。鎖野郎=クラピカの念により念能力の使用と旅団員との接触を禁じられており、現在では除念師による除念を待つ身。流星街出身。血液型AB型。ちなみにモデルとなったのはL'Arc?en?Cielhyde(特に「花葬」のミュージック・ビデオ)である。又、冨樫はL'Arc?en?Cielのファンでもあり、過去にジャンプを通じて直接彼らに会った事もある。その際の事を1999年12月21日号の『週刊少年ジャンプ』巻末コメントにおいて『取材中のラルク・アン・シエルにご挨拶。お疲れにもかかわらずの笑顔。いい人達だぁ。』と語っていた。
ノブナガ=ハザマ(声:松山鷹志
幻影旅団団員、ナンバーは1。強化系能力者。能力:不明。(フランクリン曰く、タイマン勝負専用というか限定条件付きの能力)結成時からの初期メンバーの1人。常に刀を所持しており、ウボォーギンと共に旅団の特攻役を務める居合いの達人。半径4mの「円」を使う。ゴンの事を気に入り団員の抜け番に(ゴンの意思は無視して)推薦する。旅団内でもやや我が強い傾向があり、他のメンバーと言い争いになることも少なくない。ウボォーギンとは旅団結成前からの親しい仲で、彼を鎖野郎に殺されたことに深い悲しみと怒りを抱いている。それ故に鎖野郎への復讐心は非常に強く、絶対であるはずの団長に反抗してまで鎖野郎を捕らえようとした。外見と名前から織田信長がモチーフになっていると思われる。流星街出身。血液型B型。
フェイタン(声:日比野朱里
幻影旅団団員。変化系能力者。能力:「許されざる者(ペインパッカー)」結成時からの初期メンバーの1人。黒いマントを纏った小柄な男性で、会話では語尾に「ね」を付けたり「っ」の発音を抜いたりなど特徴的な口調で喋る。旅団内でも比較的攻撃的な性格な上に拷問好きで、オークショニアや梟への拷問も行った。普段は刀を仕込んだ傘を武器として使う。ヨークシンのオークション襲撃前からグリードアイランドに興味を抱いており、後にフィンクスと共にゲームを強奪し、率先して参加し、キメラアント退治にも乗り出した。
ヒソカ
幻影旅団団員、ナンバーは4。クロロと戦いたいがために偽装入団した新入り。彼のタトゥーは「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」による偽装。クロロが直接参加するまで活動はサボっていたため旅団内では「気に食わないが腕は立つ奴」と言う印象を持たれていた様子。詳細は主要人物を参照。
カルト=ゾルディック
幻影旅団団員、ナンバーは4。退団したヒソカの後任。詳細については「ゾルディック家」を参照のこと。
シャルナーク(声:高戸靖広
幻影旅団団員、ナンバーは6(と推測される)。ハンター。操作系能力者。能力:「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」結成時からの初期メンバーの1人。通称シャル。美形で爽やかな好青年で、優れた思考力と分析力、そして多方面に対し様々な知識を持つ。ハンターライセンス所持者であり、ハンターサイトを通じて情報を得ている。旅団内では情報・処理部隊を担い、参謀的な存在としてクロロに代わり指示を出すこともある。グリードアイランドに潜り込んだ際には、その洞察力からゲームの舞台の真相にいち早く気付き、ゲーム内のお宝を盗み出すことを考え出した。念能力を用いる際には専用の携帯電話を使用し、そのために携帯電話の扱いに関してはうるさい。流星街出身。血液型O型。
シズク(声:豊後敦子
幻影旅団団員、団員ナンバー8。具現化系能力者。能力:「デメちゃん」眼鏡をかけた黒髪の少女で、あまり感情の変化を表さない。ヒソカと同様、旅団員の中では新入りに当たる。1度忘れた事は思い出さない天然キャラで、意外と毒舌。左利きなのに腕相撲でそのまま右腕を出してしまうなど、どこか抜けた性格だが、障害となるものは迷いなく殺すだけの冷酷さも持つ。顔に似合わずかなりのプロポーションの持ち主。流星街出身。血液型O型。なお、当初はナンバーが6になっていたミスがありコミックスにて8に修正。修正された絵に「大変お騒がせしました」というコメントが載せられた。
パクノダ(声:井関佳子
幻影旅団団員、ナンバーは9(と推測される)。特質系能力者。能力:触れたものの記憶を読み取る能力。固有の名称は不明。「記憶弾(メモリーボム)」結成時からの初期メンバーの1人で、通称パク。特徴的な顔つきの長身でグラマーな女性で、情報・処理担当のひとり。ゴンとキルアから鎖野郎の記憶を引き出すが、同時にクロロを人質に取られたため、団長の救出か旅団の存続かの板ばさみに苦悩した。その後、鎖野郎との取引で心臓に鎖を埋め込まれ、クラピカの情報を漏らすことを禁じられた。最終的には仲間達にクロロのことを託し、命と引き換えに己の能力でメンバーに鎖野郎の情報を伝えて死亡した。流星街出身。血液型O型。
ウボォーギン(声:竹本英史
幻影旅団団員、団員ナンバー11。強化系能力者。能力:「超破壊拳(ビックバンインパクト)」「破岩弾(はがんだん)」結成時からの初期メンバーの1人で、通称ウボォー、またはウボー。巨体で毛深い野性的な外見で、その容姿に違わず肉体の強さは旅団イチであると仲間からも評される。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen