FTTx(えふてぃーてぃーえっくす、Fiber To The x)は、光ファイバーによる有線通信における、ユーザ宅向けの網構成の方式の総称。(#FTTNは、ラストワンマイルの幹線網での網構成)
光ケーブルから屋内配線(ラストワンマイル)への引き込み方法により数種類に分かれるが、用語、用法についてはまだコンセンサスは少なく、比較的自由勝手に使われている。下はそのうち主なものを列挙。
FTTH (Fiber To The Home)
ユーザ個宅まで直接光ケーブルを引き込む。FTTP(Fiber To The Premises, Premise:敷地)とも言う。
FTTB (Fiber To The Building)
マンション等の集合住宅やビルなどに設置されているMDFまで光ケーブルを引き込む。各個宅への導入方法は、次のようなものがある。
有線LAN配線(イーサネット)
既設の電話線を利用したVDSLやHomePNA
既設のアンテナ配線(同軸ケーブル)と構内用のケーブルモデムを利用 (DOCSIS、c.LINK等)
既設の電灯線・配電線を利用するPLC(検討中)
FTTC (Fiber To The Curb)
共同溝等(情報BOX等)の場合は道路脇(Curb)まで、架線の場合は電柱まで、光ケーブルを引き込む。各個宅への導入方法は、前述のFTTBのものに加えて、次のものがある。
無線(FWA)
集合住宅近傍に設置した無線基地局と、個宅設置のアンテナとの間で通信
光無線通信
FWAと同様だが、電波よりも可視光に近い波長の電磁波を使う方式。現在はまだプロトタイプレベル。
FTTR (Fiber To The Remote Terminal)
電柱上等で電話線を各個宅まで分配する岐線点まで光ケーブルを引き込み、各個宅へは短距離伝送に向いたVDSL等のxDSLを用いる方法。電柱上等に取り付けられたVDSL装置のメンテナンスコスト等本格的な商用化への課題は残されている。2007年6月現在、商用化している通信業者は日本ではまだ数少なく、まだ一部地域でテスト販売されているのみ。
FTTD (Fiber to the Desktop)
FTTN(Fiber To The Node)は、CATVにおいてよく用いられる、ラストワンマイルの幹線網での網構成方式。HFC(Hybrid Fiber Coaxial)とも言う。幹線を光ファイバーとし、分配ノード(Node)から個宅までは従来の同軸ケーブルを利用。ケーブルテレビ#網構成も参照。
また、FTTN(HFC)のノード分割数を細かく(セルを細かくしてノードあたり加入者数を減らす)したものをFTTC(Fiber To The Curb)と言う場合もある。
また、放送系のFTTB(共聴設備用の主配線盤まで光ケーブルを引き込み、既存の共聴設備の同軸ケーブルにより分配)も一部事業者・一部地域で開始されている。光放送。
関連項目
光ファイバー : 離れた場所に光を伝える伝送路。
光ケーブル : 特徴・用途・敷設方法・接続方法・試験法・試験機器はこちらを参照。
光通信 : 光ケーブルによる有線通信、通信事業者向け網構成に関してはこちらを参照。
FTTH : 光ケーブルを一般個人宅へ直接引き込む。また、局設備からユーザ個宅までのラストワンマイルにおける光通信の伝送路網構成(幹線網)に関してはこちらを参照。
FTTR:ラストワンマイルにVDSLを用いる方式。
インターネット - ブロードバンド
光放送 : 放送系の網構成を取る光ファイバー回線(FTTH/FTTx)を用いた放送サービス。
通信と放送の融合
⇒大学uoc記事
などをして下さる協力者を求めています。
カテゴリ: 有線通信 | 工学関連のスタブ
更新日時:2008年6月9日(月)15:08
取得日時:2008/08/02 23:07