用途:全天候攻撃機
分類:対地攻撃機
製造者:ロッキード
運用者:アメリカ空軍
初飛行:1981年6月18日
生産数:64機
運用開始:1983年10月
退役:2008年4月22日
運用状況:退役
ユニットコスト:1億2200万ドル
表示
F-117はロッキードが開発したステルス対地攻撃機である。愛称はナイトホーク(Nighthawk)。
目次
1 概要
2 歴史
2.1 ハブ・ブルー
2.2 飛行試験と試作機の損失
2.3 F-117の誕生
2.4 部隊編成
2.5 公となったステルス機
2.6 参加作戦
2.7 唯一の撃墜例
2.8 退役
3 特徴
3.1 レーダー対策
3.2 赤外線対策
3.3 レーダー能力の放棄
3.4 夜間飛行専用
4 対地攻撃飛行
4.1 飛行ルート
4.2 飛行特性
4.3 兵装
4.4 Fナンバー
5 逸話など
5.1 レーダーの乱反射
5.2 レーダー・リフレクター
5.3 撮影制限
5.4 木材の使用
5.5 ステルスと直線デザイン
5.6 「F-19」とプラモデル
6 スペック
7 フィクションなど
8 脚注・参考文献・出典
9 関連書物
10 関連項目
11 外部リンク
//
世界初の実用的なステルス機として1981年に初飛行を行った、アメリカ空軍の攻撃機である。機体形状はレーダーから発見されにくくするため、平面で構成されたくさびの様な独特の多面体の形状をしている。よって、空気力学的に不安定な形状となっているが、フライ・バイ・ワイヤ・システムによって操縦安定性の確保を行っている。1982年に部隊配備が始まり、1988年11月になって初めて国防総省が発表した不鮮明な写真によって公に存在が示される。それまでは詳細はおろか存在自体が極秘扱いだった。
本機は、主に夜間作戦に使用され機体表面の塗装も真っ黒なことから、愛称は「ナイトホーク」(夜の鷹)と名付けられた[1]。また、ステルス機である事と特徴的なデザインもあって、軍事の知識に乏しい者からはステルスの代名詞的存在となっている事も少なくない。メディアに採り上げられる際にも「ステルス」と呼ばれる事もあった。
1983年より実戦配備がスタートし、湾岸戦争等、いくつかの実戦で運用された。攻撃機として、主に重要施設への空爆を任務とした。現在までに撃墜されたのはコソボ紛争における1機のみである。1990年までに全59機の配備を完了。一機辺りの価格は約4500万ドル(2006年上半期)。なお、技術流出を防ぐ為、現在までに輸出は一切行われていない。
2008年4月22日に、その運用・維持コストの高さを理由に全機が退役した。
米空軍では引退させたF-117はアリゾナ州にあるトノパ実験場(通称、エリア52)で保管し、必要な事態が生じた場合にはいつでも現役に戻すと述べていたが、順次解体が予想される。