EDレンズ(Extra-low Dispersion lens. “Extraordinary Dispersion Lens”は誤用と思われる)とは、レンズの素材(硝材)としてEDガラスと呼ばれる超低分散性のガラスを用いたレンズのことである。フローライトレンズ=人工蛍石レンズ(ガラスではない)より耐候性がよい。
1960年代後半から1970年代前半にかけて、ドイツのショット (Schott)社が開発、日本の光学メーカーがこれに追随した。
一般に非常に色収差の少ない(従って色にじみの少ない)像を得ることができ、高性能を要求する光学機器、特にカメラ・顕微鏡・望遠鏡・半導体ステッパーなどに用いられる。
かつては鉛・ヒ素化合物などを添加したものが主流であったが、欧州連合(EU)では、RoHS指令により、2006年7月1日以降、高温溶融はんだなどの例外を除き、工業製品への鉛の使用が原則として禁止された。このため、代替材料としてチタン化合物などを使用したものに転換されつつある。
色収差をさらに低減させたレンズを「SDレンズ」と呼ぶこともあるが、EDレンズとの境界は明確ではなく、場合によってはほぼ同様の概念で用いられる。 一般的に世界各国ではED,SDともにEDと呼ばれSDという呼称は一般的ではない。しかし、日本ではこれらを区別しており、蛍石に非常に近い特性を持つものをSDガラス、近い特性を持つものをEDガラス、としている。
用途
光学レンズ
カメラ(写真レンズ)
顕微鏡
望遠鏡
ステッパー
フレネルレンズ
関連項目
蛍石レンズ
ガラス
カテゴリ: 光学機器 | 写真レンズ
更新日時:2008年5月4日(日)12:46
取得日時:2008/08/13 14:27