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試験飛行中のEA-18G試作機
用途:電子戦機
製造者:マクドネル・ダグラス(ボーイング)社
運用者:アメリカ合衆国(アメリカ海軍)
初飛行:2006年8月16日
生産数:90機(調達予定)
生産開始:2007年
運用開始:2008年(予定)
運用状況:開発中
表示EA-18Gの原型機となった、F/A-18F スーパーホーネット
FA-18G グラウラーはアメリカ海軍の電子戦機で、EA-6B プラウラーの後継機として複座型のF/A-18Fスーパーホーネットをベースに開発された。
目次
1 開発経緯
2 機体構成
3 性能諸元
4 関連項目
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アメリカ海軍では、2010年から減勢が始まるEA-6Bの後継機としてF/A-18F(Block2)をベースとした電子戦機を開発することとし、F/A-18F(F-1)を使用して初期の飛行デモンストレーションが実施され、2001年11月15日に完了した。2003年12月29日にはアメリカ海軍が、5年間のシステム設計および開発(SDD)契約をボーイング社に与え、海軍の正式プログラムとしてスタートした。
アメリカ海軍はボーイング社に試作機2機の開発契約を与え、2006年8月16日に試作初号機(EA-1)がボーイング社セントルイス工場に隣接するランバート国際空港で初飛行し、9月22日にアメリカ海軍に引き渡されてパタクセント・リバー海軍航空基地の海軍航空戦センターで試験が開始され、試作2号機(EA-2)も2006年11月13日にランバート国際空港で初飛行を行い、11月29日に海軍航空戦センターへ引き渡されている。
EA-18G量産機は2006会計年度に4機の初期生産型が発注され、2007年1月には試作機を使用してのAN/ALQ-99戦術妨害装置ポッドによる妨害飛行試験にも成功している。
2007年9月24日に量産初号機(G-1)がアメリカ海軍へ引き渡され、2009年頃には初度作戦能力(IOC)を獲得できるとされている。
EA-18Gはスタンドオフ電子妨害、護衛電子妨害、自己防御電子妨害などのミッションをこなす機体となるもので、EA-6B(ICAPIII)を基本にした能力を備えている。
電子戦装備としては、AN/ALQ-99戦術妨害装置(TJS)ポッド、AN/ALQ-218(V)2無線周波受信システム、通信対抗手段セット(CCS)を搭載する。また、火器管制レーダーはAN/APG-79アクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーで、F/A-18E/F(Block2)と変わらない。またF/A-18E/Fと高い共通性を備えているため、高い対地攻撃能力と対空脅威に対する自己防御能力も有する。
ハードポイントはF/A-18E/Fの11箇所から両翼端のミサイルランチャーが電子戦用ポッドに変更したため9箇所に、うち胴体中心線下のステーションナンバー5と両主翼下中央のステーションナンバー2と8にはAN/ALQ-99戦術妨害装置ポッドが装備される。このうちステーションナンバー5のものは低バンドの妨害装置ポッドで、両主翼下のものは高バンドのポッドになる。残りのステーションはミッションに応じて装備品が変更され、うち2箇所は原則としてAGM-88 HARM対レーダーミサイルの搭載ステーションとされている。またステーション4と6はAIM-120 AMRAAM空対空ミサイルを搭載できる。フェリー飛行の際には胴体下と翼下に480ガロン(約1,817リットル)タンクを計5個装着して1,800海里(約3,334km)飛行できる。
コクピットはF/A-18Fと基本的に変わらないが、後席には電子妨害士官(ECMO)が搭乗し、多機能表示装置にECM状況などの表示が行え、前席のパイロットも同じ情報を多機能表示装置に映し出すことが可能である。
性能諸元
全幅:13.62m(主翼端ポッドを含む)/9.94m(主翼折り畳み時)
全長:18.38m
全高:4.88m
主翼面積:46.45m2
空虚重量:14,552kg
最大離陸重量:29938kg
ゼネラル・エレクトリック製F414-GE-400ターボファン・エンジン×2
エンジン推力:97.9kN(A/B使用時)
最大速度:マッハ1.8
戦闘上昇限度:15,240m
乗員:2名
武装
AIM-9 サイドワインダー
AIM-120 AMRAAM
AGM-88 HARM