DVD-Video(ディー ブイ ディー ビデオ)とは、DVDフォーラムで制定された、DVDに複数の映像、音声、字幕を記録するアプリケーションフォーマット(規格)。DVD-Video メディア
目次
1 概要
2 規格概要
2.1 映像
2.2 アスペクト比
2.3 音声
2.4 字幕(サブタイトル)
2.5 マルチアングル
2.6 チャプター、タイトル
2.7 メニュー
2.8 複製防止技術
2.9 リージョンコード
2.10 ペアレンタルロック
2.11 片面/両面、1層/2層
3 規格仕様
4 対応機器
5 DVDレコーダーにおけるDVD-Videoモード
6 販売・流通
7 脚注
8 関連項目
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1996年に製品の発売が始まり、以後世界的に幅広く普及している。それまで映像パッケージソフトの主流だったVHSに比べて高画質(解像感が高く、DVDの草創期には、プレーヤーのカタログなどで、BETACAMなどの放送局用VTRに迫る画質と謳われる事もあった)であること、コンパクトディスクと同じようなメディアの扱いやすさ、操作性の良さ、対応機器の低価格化などにより、特に2000年代に入ってから再生専用ソフトに関してはVHSを置き換えるほど普及した。
DVD-Videoは一般的にはDVD-Videoフォーマット規格で映像データが記録されたディスクを指すものとして用いられ、「DVDに記録されたデジタルビデオ」全般を表すものではないことに注意(詳細はDVDを参照)。記録フォーマット名として明確に区分する目的で表現する場合は「DVD-VF」(DVD Video Format)[1]が用いられる場合もある。一方、本来は単に"DVD"という場合はDVD-Videoディスク自体のことを表す言葉になるので、解説・説明をする際には紛らわしさを避けるように注意する必要がある。
映像
MPEG-2DVDで使用する際は本来のMPEG-2の規格から若干の変更や制限が加えられており、映像ビットレートは最大約9.8Mbpsで、同時に再生する音声のビットレートや字幕データを含めて10.08Mbpsを超えてはならない。また、マルチアングル使用時は映像ストリームの上限は8Mbpsになる。
NTSCにおいては解像度は横720×縦480ピクセル・インターレース(480i)が標準であり、VHS(水平240本程度)・S-VHSやレーザーディスクなど(400本程度)に比べて高精細であるとされているが、ブロックノイズやモスキートノイズなどとの兼ね合いもあり、実視聴上はS-VHSやレーザーディスクなどとあまり変わらない画質ではないかといった意見もある。なお欧州で使われるPAL規格のDVD-Videoは576iとなる。
標準解像度の他に、横352×縦480ピクセルと横352×縦288ピクセル(CIF)が許容されている。
MPEG-1MPEG-1方式の映像ストリームも使用可能である。解像度については、ビデオCDと同じ(CIF)である。映像の最大ビットレートは1.859Mbpsを超えてはならない。
解像度は同じ720×480であっても、縦横比は4:3か16:9にソフト側で固定されている。ただしシネマスコープなど16:9よりも横長な映像は水平480本の解像度の一部しか利用できないことになる(NTSCの場合。PALは576本)。詳細は画面サイズを参照。
ディスクが指定するアスペクト比と再生環境を合わせるため、DVDプレーヤーにはレターボックス・パンスキャンの機能が搭載されている。4:3のテレビで16:9の映像を再生する場合、上下に黒帯を付加して全体を表示する(レターボックス)か、左右端を切り取って中央部分を拡大表示する(パンスキャン)かを選択する。ただし映像ソフト側でパンスキャンを許可しないものが多く、これらは強制的にレターボックス表示となる。
16:9型のテレビ等で4:3の映像を再生することはDVD-Video規格の上では考慮されておらず、プレーヤーとテレビ等のどちらかで左右の端に黒帯を付加する処理(ピラーボックス)を行う必要がある。
標準でPCM、ドルビーデジタル(AC-3)、オプションでDTSやMPEG Audio Layer-2(MP2)なども利用可能である。地域によって、その他の音声フォーマットにも対応する。
PCMの量子化ビット数は16bit/24bit、サンプリング周波数は48kHz/96kHzが利用可能。CD(16bit・44.1kHz)より高音質である。ただし24bit・96kHzはあまり利用されていない。
非圧縮PCM音声でステレオを超えるマルチチャンネルを収録することはできない。