CLUSTERPROとは、NECによる汎用オープン系高可用クラスターパッケージのこと。
目次
1 機能概要
2 経緯
3 製品名の遷移
4 関連項目
5 外部リンク
//
Linux及びWindowsNT系OSにおいて、各種アプリケーションを簡易なシェルによってラッピングし、クラスタ対応アプリケーションとして動作させる事が可能な高可用クラスターパッケージ。一般的なディスクハートビートと、その資源確保によるサバイバルノードの決定プリミィティブ(ロックディスク)を採用しており、確実なスプリットブレインシンドロームを抑止する機能を持つ。
90年代中頃、NECとしてUNIXサーバは自社サーバのUX/4800&MC-SAVERによるクラスターとHP社からのOEMサーバ&MC/ServiceGuardにより競争力を維持していたが、ビジネス上の牙城であるPC系サーバ(旧オフコンやミニコン)のMicrosoft Windows NT系OSに向け、同等の機能を持つクラスターパッケージを欲していた。
PC-9801時代から対IBMとして共闘的な関係にあり、関係の深いMicrosoftからのクラスターサーバが出される直前であったが、期待していた機能や信頼性が提供されない事で自社パッケージの開発に踏み切り、当初はWindows向けに作成されたものであった。
しかし、当初は機能的に商用UNIX用のクラスターパッケージに劣り、特に目立つ物ではなかった。
その後、NEC自体が商用UNIXの自社開発から手を引き、OEMしたHP-UXへの機能強化・ロバスト化、業界全体のLinuxへの傾注や汎用機技術のUNIX/Linuxミドルウェアへの転用という方針変更が行われ、Windows版と共に、いち早くLinuxサポートへと動き出した。
その動きの中で、MC-SAVERでの実装技術やMC/ServiceGuardでの運用経験などのオープンシステムの高可用ノウハウが取り込まれ、非常に競争力のあるパッケージとして実績を積み上げている。
元々、NECの自社ブランドサーバであるExpress5800シリーズでの動作をサポートしていたが、日立製作所/三菱電機/日本IBM/DELL/EMCといった他大手HWベンダがOEMにて販売しており、金融系でのLinuxクラスタパッケージの主流となっている。 この中で、日本IBMと日立は東芝のClusterPerfectとスチールアイテクノロジーのLifeKeeperとの並列したマルチOEM体制で販売している。
そのため、日本国内では高可用クラスターパッケージとして、大きなシェアを確保している。
海外については英語版(おもにアメリカ、ヨーロッパ向け)と中国語版、韓国語版が存在するが、英語版については商標権の問題により商標名を「ExpressCluster」としている。中国語版、韓国語版はサムスンなどへのOEM製品がメインであり、NECの社名や「CLUSTERPRO」の名称を出していない場合もある。
製品名の遷移
(ver4.xまで) ActiveRecoveryManager (あくてぃぶ りかばりー まねーじゃ)
(ver5.0?8.0) CLUSTERPRO (くらすたーぷろ)
(ver1.0=旧ver9.0) CLUSTERPRO X (くらすたーぷろ えっくす)
外部リンク
⇒シグマグリッド
⇒Express5800シリーズ
⇒クラスタープロホームページ
⇒NEC ExpressCluster (NEC-AM(アメリカ))
カテゴリ: 日本電気
更新日時:2008年8月17日(日)13:27
取得日時:2008/09/16 12:23