BitTorrent client
開発元BitTorrent, Inc.
最新版4.4.1 (Mac) , 5.2.0 (Linux) , 6.0 (Windows)
対応OSCross-platform
種別P2P
ライセンスProprietary (6.0 and later)
公式サイト ⇒http://www.bittorrent.com/
表・話・編・歴
BitTorrent(ビットトレント)は、ブラム・コーエンによって開発された、Peer to Peerを用いたファイル転送用プロトコル及びその通信を行うソフトウェアである。「急流のように速く(ファイルを)落とせる」という意味を持つ。メインラインと呼ばれる本家のBitTorrent clientの他にも様々な互換クライアントが存在する。
目次
1 概要
2 特徴
3 用語と説明
4 主なクライアントソフトウェア
5 参考文献
6 外部リンク
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従来、ダウンロード方法がFTPだけだった、Linuxのディストリビューションのダウンロードを高速にするために開発された[要出典]。現在では、主要なフリーソフトウェアおよびオープンソースソフトウェアのほか、音楽や映画、商用アプリケーションを提供するために、BitTorrentが利用されている。
BitTorrentで配布されているファイルのダウンロードには、BitTorrentプロトコルを実装したクライアントソフトウェアを利用する。
インターネットでのBitTorrentが占めるトラフィック報告は複数ある。CableLabs(北米CATV業界の研究機関)はCATVの上りトラフィックの55%[1]、英国調査会社CacheLogicはインターネットのトラフィックの35%[2]、別の論文はブロードバンドトラフィックの18%[3]であると報告している。
特徴BitTorrentは、ファイルの配布に使われるサーバの負担を著しく減少させられる。サーバはそれぞれ異なる断片を、常にピアの一部だけに配布する。各ピアは、ピアやサーバから断片をダウンロードすると同時に、自分の持つ部分を、持っていないピアにアップロードする。
BitTorrentがこれまでのP2Pソフトウェアと大きく異なるのは、既存ソフト(Napster等)の法則に反して、「人気のあるファイルであればあるほど、ダウンロードが速くなる」という特徴である(Winnyなどと同じ特徴)。
Napsterに代表される従来のP2Pソフトウェアの構図は、一極集中型であった。これは、限られた数の豊富な帯域を持っているユーザの周りに、帯域の貧弱な大量のユーザがぶら下がる構図である。このため、ある一つのファイルを取得するためにユーザが集まると、ダウンロード要求が一極集中し、全体の拡散速度としても豊富といわれた帯域を占有するだけの速度しか出すことができない。
この現象に対して BitTorrent では、「相手(ピア)からファイルの一部を受けとるには、自分もファイルの一部を渡さなければならない」という規則を導入し、貧弱な帯域を持つユーザでも、全体のファイル配布に協力できるようにした。これにより、人気のあるファイルに対する要求であっても、それだけ多くのユーザが配布に協力することになり、結果としてユーザ全体へ速く浸透することができる。
また、この特徴より、自分からアップロードさせるのはダウンロードしているファイル、もしくは完了したファイルのみである。Winnyなどとは異なり、とあるフォルダのファイルが許可なく勝手にアップロードされるということが起こらないというのも大きな特徴である。
また、BitTorrent は、従来のP2Pに対する進歩というだけではなく、インターネット上でのファイル配布の可能性を広げた。一般的にファイルを配布する際には、サーバからそれぞれのユーザが別々にダウンロードするため、サーバの帯域が配布可能量を決めていた。しかし、 BitTorrent を用いることでユーザ同士の帯域が利用可能になり、より多くのユーザにファイルを配布することができるようになる。
2006年10月23日に、BitTorrent, Inc.とPC周辺機器(ネットワーク機器)メーカーであるASUS、Planex、QNAPが提携し、BitTorrentクライアントを内蔵したルーターやNASを発売することを発表した。
用語と説明
インデックスサイト(Indexing web site):トレントファイルのインデックスを保持しており、トレントファイルを検索できるサイト。2004年11月より、代表的な非合法インデックスサイトのいくつかが、米国連邦捜査局やインターポールの摘発を受けて閉鎖された。
トラッカー(Tracker): 新規接続者にピアのIPアドレスを教えるサーバ。誤って、インデックスサイトをトラッカーと呼ぶことも多い。
トレントファイル :トラッカーへのリンクを含むファイル。拡張子が「*.torrent」となっており、クライアントと関連づけがされている。これを読み込むことによりクライアントはトラッカーと接続し、ピアの情報を受取り、ダウンロードが開始される。これ自体にファイルが含まれているわけではない。
ピア(peer): 直接接続してデータのやりとりを行っているコンピュータ。
シード/シーダー(seed/seeder): 完全なファイルを提供しているコンピュータ。最初の提供者についても、ダウンロードが完了したものについてもいう。
リーチャー (leecher): ダウンロード中のコンピュータ。本来、開発者のコーエンは、ピアにアップロードせずにダウンロードだけを試みるものに対してこの言葉を使っているが、今では、広くダウンロード中のピアを呼ぶのに使われている。
スウォーム(swarm): 同じトレントファイルにより、同じファイルを提供/ダウンロード中のコンピュータのグループ全体をいう。ほとんどの場合、一つのコンピュータはその一部とだけ、直接データのやりとりを行っている。
負担率(Share Ratio): アップロード量とダウンロード量との比。オープンソースソフトウェアなど、開発者が継続的にシードの提供を続けている場合は別として、基本的にUp:Downが1:1に達するまで、共有を続けるべきであるとされる。