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『アダルトアニメ』(あだるとあにめ)とは、成人を対象とした、性的な表現を含むアニメーションのことである。18歳未満視聴禁止の作品については「18禁アニメ」という呼称も用いられる。
目次
1 概要
1.1 創成期
1.2 量産期
1.3 ブレイク期
1.4 成熟期
1.5 近年の動向
2 その他
2.1 アダルトゲーム原作
2.2 日本国外向けの作品
3 審査
4 国外サイト
5 主な作品
5.1 1980年代
5.2 1990年代
5.3 2000年代
6 現存する代表的なレーベル
7 関連項目
8 参考資料
9 脚注
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日本初と言われる成人を対象としたポルノアニメは、浮世絵の技法が用いられた白黒作品『すヾみ舟』である。製作当時の1932年の社会情勢では当然ながら正規の配給網では公開されず、非合法として検挙された。作者については、木村白山という人物による個人制作と伝えられ、題名についても『隅田川』『川開き』『花火』『マンガ』の別名がある。
1969年から1973年にかけて、手塚治虫の虫プロダクションが日本ヘラルド映画から持ちかけられて、大人向けのエロティックな描写をふんだんに用いた『千夜一夜物語』『クレオパトラ』『哀しみのベラドンナ』の3本から成る「アニメラマ3部作」と称したアニメ映画を製作した。特に最初の作品の『千夜一夜物語』は大ヒットとなり、これに便乗した小プロダクションによるポルノアニメが2本制作される影響を生み出している。
その2本とは、レオ・プロダクションの『マル秘劇画・浮世絵千一夜』(1969年)と東京テレビ動画の『DO IT!ヤスジのポルノラマ・やっちまえ!!』(1971年)。前者は東映系の全国53館の劇場で上映されたが、映倫の審査を通過していたにもかかわらず、警視庁からは猥褻な場面を削除するよう警告を受けた。後者は日本ヘラルド映画系で公開されたが、こちらは全く客が入らなかったことから1週間で打ち切られるなど、この2本の便乗作の内容に対する評価は芳しいものではなかった。
1980年代半ば以降になると、アダルトビデオの延長線上として、アダルトアニメはビデオテープにより量産されるようになる。OVAによる初のアダルトアニメは、1984年2月にワンダーキッズが制作した中島史雄原作の『雪の紅化粧 〜少女薔薇刑〜』であるが、これは当時既に時代遅れだった劇画調の絵柄で、大ヒットとはならなかった。なお、同作品の制作は1979年に完了済みであり、発売時期を模索した結果、1984年となった。
その後、同じくワンダーキッズによる『仔猫ちゃんのいる店』が発売された。こちらはデフォルメの効いた可愛らしい絵柄で、アニメファン層にも受け入れられた。この頃から新興のビデオメーカーが独自レーベルと共に作品を制作し販売するスタイルが次第に確立され始めるが、タイトル毎のヒットというレベルには至らなかった。
1984年8月にはフェアリーダストから『くりいむレモン』シリーズがリリースされ、大ブームとなる(歴史的にはこれが先駆けと言われている)。特に、Vol.1『媚・妹・Baby』のヒロイン・亜美は、レコード発売やラジオ番組の放送などのメディアミックス展開を広げ、一種のカリスマの様相を呈した。
『媚・妹・Baby』は発表当初、ビデ倫の審査を通過後に修正を加えた物と修正前の物が製品として混在するに至った。また、Vol.3『SF・超次元伝説ラル』は、人間ではなく架空の生物の触手が相手であることから無修正のままビデ倫審査を通過し、その当時の審査が有効なビデオとLDについては無修正での発売が続けられた[1]。また、人気となった『くりいむレモン』シリーズの作品群は、富士見美少女文庫によってノベライズ化が手掛けられることになる。これが後のジュブナイルポルノの嚆矢となったとされる。
その後、『超神伝説うろつき童子』などの前田俊夫原作の劇画調作品、及びそれを模した作品などの淫獣物や妖獣物がブームとなる。これは男性器に似た想像上の獣の触手が、女性キャラクターと絡むというもの。規制を逆手に取った作品だが、男性キャラクターを邪魔に思う視聴者との需給が一致し、高セールスを記録する。しかし近年では、女性器が描かれていない場面で触手そのものにも規制が掛かるケースが出ており、その存在意義が無くなってきている。