12.7mm重機関銃M2
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ブローニングM2重機関銃
重機関銃
種類機関銃
製造国 アメリカ合衆国
設計・製造ジョン・ブローニング(設計)
口径12.7mm
銃身長1,143mm
ライフリング8条右回り
使用弾薬12.7mm×99(通常弾、焼夷弾徹甲弾等)
装弾数ベルト給弾(1帯110発)
作動方式ショートリコイル
全長1,645mm
重量38.1kg(三脚なし)
発射速度約400〜600発/分
銃口初速853m/s
有効射程700〜1,000m
ノート テンプレート解説)
ブローニングM2を構える兵士射撃中のブローニングM2

ブローニングM2重機関銃は、ジョン・ブローニング第一次世界大戦末期に開発したM1重機関銃の改良型で、1933年アメリカ軍が制式採用した重機関銃である。
目次

1 概要

2 特徴

3 運用

4 登場作品

5 関連項目

6 外部リンク

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概要

第二次世界大戦以来、現在でも各国の軍隊で使用されている著名な重機関銃である。口径が50口径(0.50インチ=12.7mm)であることから別名「キャリバー50」や「フィフティーキャル」と呼ばれる。現場では「メドゥーサ」や「ビッグママ」などの愛称もある。

製作されて70年以上経つが、基本構造・性能・更新コスト等トータル面でこの機関銃を凌駕するものは、現在においても現れていない。FNハースタル社が代表的な改良型として、銃身交換を容易にしたFN M2HB-QCB (M2 Heavy Barrel-Quick Change Barrel) を開発し、先進諸国を中心に現有M2機関銃のQCB改修、生産の切り替えが進んでいる。

日本では住友重機械工業ライセンス生産しており、陸上自衛隊では「12.7mm重機関銃M2」という名称で装備している。


特徴

M2の原型となった水冷式のM1は、敵の砲兵用観測気球を撃つことを目的に配備されたが、その威力と射程は様々な標的に対し有効であった。以降、M2は戦車装甲車、トラックやジープ等の車載用銃架、地上戦闘用の三脚架、対空用の背の高い三脚銃架、連装、または四連装の動力付き対空銃架、艦船用対空銃架、軽量銃身型の航空機用固定機銃、航空機用旋回機銃架、動力付き航空機用旋回機銃架など、様々な銃架に載せられ陸海空軍を問わず広く配備された。

歩兵が運用する場合には3名のチームが基本となるため、アメリカ軍ではスリー・メン・ウェポン (3 men weapon) とも呼ばれる。画像にある三脚は対地攻撃用のM3三脚架で、銃自体とは別の装備品である。現在この機関銃をベースにしたリモートコントロール式のウェポンステーションが複数種開発されストライカーICV等の車輌に搭載されているが、M60M1等の戦車やM2/M3M109といった装甲車輌では主に車長用武装としてキューポラに、ソフトスキン車輌ではキャビン上にマウントリングを追加して自由に旋回させられるようにして装備している。

また、アメリカ軍の固定翼機でこの銃を搭載する機種は現在運用されていないが、アメリカ海兵隊ではUH-1NCH-46ECH-53E等のヘリコプターにおいてドアガンとしてキャビン内から乗員が対地射撃をする際に使用している。またアメリカ海軍の一部艦艇にも最終防衛ラインの一翼を担う兵器として装備されている他、アメリカ沿岸警備隊も使用している。

銃身交換の際は、銃身底部と機関部の間隔を調整する頭部間隙の調整と、撃発と排莢のタイミングを最適化するタイミング調整という作業が必須となる。これを怠ると排莢不良や過大な発射ガス漏れによる射手の負傷など、事故へとつながる。調整にはそれぞれ専用のシックネスゲージを用いて行われる。本稿冒頭で紹介したFNハースタルのFN M2HB-QCBはこの調整作業を省略できるようにした改良である。

UH-1のキャビンに搭載されたドアガンタイプのM2

銃身を2本にした艦船搭載タイプのM2(2005年

ハンヴィーのキャビン上に設置されたM2

4連装対空銃架に設置されたM2


運用M2

ベトナム戦争において、後に確認殺害戦果93を挙げたアメリカ海兵隊のトップ・スカウト・スナイパーであるカルロス・ハスコックが、この重機関銃の射程の長さと威力に注目して前線基地で単発狙撃に使用しているが、7.62mm弾よりも弾道特性が良好で射程も威力も充分であると報告している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki