麻薬の人体への摂取方法は、血液を経由して脳内へ薬物成分を送り込む方法がほとんどである。その手段として、そのまま飲む経口摂取のほか、舌下する、粉末状の麻薬を歯茎に塗布する、粉末状の麻薬を鼻孔へ吸引し鼻腔粘膜から吸収する、直腸粘膜から吸収する、性器粘膜から吸収する、喫煙する、蒸気を吸引する、注射器による静脈注射・筋肉注射、などがある。
経口摂取の場合、主に小腸から吸収され、肝臓で一旦解毒された後血液に混じるため、肝臓で分解される物質で直接脳内で作用させたい場合は、経口摂取以外の方法を採られる。
覚せい剤は戦時中の日本軍やドイツ軍で、士気を高めるため兵士や特攻機の乗組員へ、また夜間の生産効率を上げるため軍事工場の従業員等に用いられたことがある。 アメリカがベトナム戦争当時、アメリカ軍兵士に対して士気を高めるためにコカイン摂取を極秘に認めていた。当時ベトナムに駐留していたアメリカ軍兵士の40%がコカイン摂取をしていたとされる。
種類
日本において麻薬及び向精神薬取締法で麻薬に指定されているもの
ヘロイン
コカイン
LSD(リゼルグ酸ジエチルアミド、通称エル、紙)
MDMA(3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン、通称エクスタシー、X(エックス)、バツ、罰、玉)
MDEA(通称イブ)
マジックマッシュルーム(成分:シロシビン、シロシン、通称MM(エムエム))
2C-B(4-ブロモ-2,5-ジメトキシフェネチルアミン、通称イル、電池)
GHB(ガンマヒドロキシ酪酸)
BZP(1-ベンジルピペラジン)
5-MeO-DIPT(5-メトキシ?N,N-ジイソプロピルトリプタミン、通称ゴメオ、フォクシー)
AMT(3-(2-アミノプロピル)インドール)
2C-T-7
2C-I( ⇒知事指定薬物から麻薬に変更)
2C-T-2 同上
2C-T-4 同上
ケタミン(ケタラール)
モルヒネ
ジヒドロコデイン
その他
( ⇒麻薬及び向精神薬取締法の別表第一)
( ⇒麻薬、麻薬原料植物、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令)
日本において麻薬及び向精神薬取締法で向精神薬として規制されているもの
ベンゾジアゼピン(セルシン、ホリゾン)
メチルフェニデート(リタリン)
フェンタニル
ペチジン
オキシメテバノール
スコポラミン
日本においてその他法令で規制されているもの
アヘン(あへん法・刑法)
大麻(マリファナ)(大麻取締法)
覚せい剤(アンフェタミン・メタンフェタミン ヒロポン)(覚せい剤取締法)
麻薬と同様の作用機序をもち、社会問題を引き起こしている中毒性物質
有機溶剤(シンナー、ベンゼン、トルエン、キシレン)
タバコの喫煙(ニコチン)
アルコール飲料類(エタノール)
日本において規制の対象ではないが広義の麻薬に含まれるもの
キノコのうち向精神性作用をもつもの(マツホド、チョレイマイタケ、テングタケ、タマゴテングタケ、ベニテングタケ、クサウラベニタケ)
カート
笑気ガス
人間の体内で生成される神経伝達物質に間接作用する薬物
クエン酸シルデナフィル(バイアグラ)
テストステロン(グローミン)
エリスロポエチン(EPO)
脚注^ Kathalijne Maria Buitenweg (2003-10-06). " ⇒Working document on the UN conventions on drugs". 2006-04-15 閲覧。
^ ⇒麻薬、麻薬原料植物、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令
^ 2007年10月、中華人民共和国から日本に密輸出しようとした日本人3人に死刑が言い渡され確定した。