普通科とは、一般的学習である普通教育を主とする学科である。国語、地理歴史、公民、数学、理科、保健体育、芸術、外国語、家庭、情報などの普通教育に関する教科・科目を中心として学習する。どの分野にも依存しない普遍的教育を理念とするが、一方で大学などの高等教育機関進学のための準備教育にならざるを得ないという意見もある。
専門教育を主とする学科は、専門学科とも呼ばれる。専門学科は、職業教育を主とする学科(職業学科)と、それに限らない普通教育をより高度に拡充させた専門教育を行う学科(普通系専門学科)に分類される。職業学科として、農業、工業、商業、水産、家庭、情報、福祉、看護などに関する各学科が、普通系専門学科として、理数、体育、音楽、美術、外国語、国際関係などに関する各学科が設置されている。職業学科は、その性質上、各省庁の養成施設としての認可を受け、卒業時に各種の免許を取得したり、あるいは試験科目の一部が免除になる教育課程を編成している学科も少なくない。
総合学科とは、一般的学習である普通教育と専門的学習である専門教育を総合的に施す学科のことである。各教科・科目は選択履修とされ、原則として単位制である。普通教科に関する科目と専門教科に関する科目(商業系・工業系など)の両方を選択できる。多くは2年次への進級時に進学コースか就職コースかを決定するが、カリキュラムは比較的緩やかである。が、専門教科の学習はコースを決定するのが2年次と他学科よりも1年遅い。また、早期の進路決定が求められる。
学校を設置する公的セクターは、小中学校は市区町村(区は東京都の23区)、大学は国が主となっているのに対し、高等学校においては都道府県が主となっている。これは、同一都道府県内において高等学校における教育を受ける機会の格差が生じることが無いようにするためである。一般に、学校数全体で大都市圏では私立の割合が高いが、全国の大半の地域では、都道府県・市町村立の割合が私立を上回っている。
国立学校
国による直接の設置(以前は、国立大学等をすべて国が直接設置していたが、現在は1校もない。)
国立大学法人
公立学校
都道府県立(通例 校名は「○○県(府・都)立○○高等学校」であるが、北海道・宮城・長野の各道県は変則的であり、「立」が入らない。)
市立、区立(都の特別区立)、町立、村立(通例 校名は「○○市(区・町・村)立○○高等学校」であるが、北海道の場合は道立高校同様「北海道○○高等学校」で全道的に統一されている。)
組合立(地方公共団体の一部事務組合による設置。)
公立大学法人立(ただし、学校教育法第101条の2の規定により、当分の間、大学以外の学校を設置することができないとされている。)
私立学校
学校法人立(学校を設置するための特別な法人である学校法人によって設置された学校をいう。従来は民間によって学校を設立する場合は全て学校法人を設立しなければならなかった。)
株式会社立(学校設置会社立)(構造改革特別区域内だけに認められ、学校教育法上は私立学校であるが、私立学校法上での私立学校には該当しない。)
美川地区アットマーク国際高等学校(石川県白山市)
ウィザス高等学校(茨城県高萩市)
代々木高等学校(三重県志摩市)
くまもと清陵高等学校(熊本県南阿蘇村)
勇志国際高等学校(熊本県天草市)
ウィッツ青山学園高等学校(三重県伊賀市)
さくら国際高等学校(長野県上田市)
創学舎高等学校(埼玉県深谷市)
北海道芸術高等学校(北海道清水町)
大智学園高等学校(福島県川内村)
ルネサンス高等学校(茨城県大子町)
日々輝学園高等学校(栃木県塩谷町)
クラ・ゼミ輝(キラリ)高等学校(静岡県吉田町)
特定非営利活動法人立(学校設置非営利法人立)(構造改革特別区域内だけに認められ、学校教育法上は私立学校であるが、私立学校法上での私立学校には該当しない。)
新しいタイプの高校
チャレンジスクール:支援教育を行なう普通学校#チャレンジスクールを参照。
エンカレッジスクール:支援教育を行なう普通学校#エンカレッジスクールを参照。
デイスクール、トワイライトスクール、トライネットスクール:前2者は3部制(定時制)単位制課程、後者は新タイプの通信制課程(支援教育を行なう普通学校#トライネットスクールを参照)。2005年、東京都立砂川高等学校を改編して設置。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH):理数系教育の重点校。既存の高校に資金を出して重点的な教育を行なう。 ⇒文科省
スーパーイングリッシュランゲージハイスクール(SELHi):英語教育の重点校。
新しい動きなど
東京都では日比谷高校などが独自の入試問題を作成、往年の進学実績の復活を目指している。
各地に公立の中高一貫校・中等教育学校が徐々に設立され始めている。