パソコンや携帯等で使われる汎用品の液晶パネルは世界トップのシェアを占めている。液晶テレビの国別シェアは日本、台湾に次いで3番目である。技術開発競争が激化し、価格競争により採算面(人件費の高騰)で厳しくなっていることが課題となっている。日本から特許侵害で提訴されるケースや、逆に韓国側からも提訴が行われている。近年では液晶パネル製造部門を持たないソニーがサムスンと提携しS-LCDを設立するなどの動きが出ている。
携帯型デジタルオーディオプレーヤーが韓国国内で数多く製造、販売されており、主な製品として「iRiver」や「iAudio」などがあるが、世界の携帯型携帯型デジタルオーディオプレーヤー市場では、Apple社の「iPod」シリーズが圧倒的なシェアを獲得している。また日本国内においても「iPod」の勢力が強い上、残りのシェアもSony、Panasonicなどが有し、韓国製品は大きなシェアを獲得するには至っていない。また、近年サムスンブランドに代表されるデジタルカメラとプリンターの世界シェアの伸びが著しく、先行する日本企業を追い上げている。その他にも、クレジットカード照会機、PCPOSシステムと周辺機器、複合クレジットカード照会機をはじめとした各種の電子機器の海外輸出も行われている。
携帯電話の分野では、第三世代携帯電話 (3G) を中心に韓国製のシェアが伸びている。サムスン電子はノキア、モトローラに次ぐ世界第3位のシェアを握る。基幹部品のフラッシュメモリーや液晶パネルのシェアで世界トップであることが強みである。フラッシュメモリーは日本、米国にも相当部分輸出され、反面で、それらの国から部品も輸入し、水平分業が盛んである。
無線通信技術の分野では、CDMA技術など米国の会社に対する基本技術への特許使用料が増加しており、新規技術開発が急がれていたが、2007年に第三世代移動通信技術「ワイブロ」の開発に成功しているのを始め、韓国発の複数の通信技術が国際標準として採択されていて、将来の韓国経済の期待の星とされている。
国内ではブロードバンドが普及しており、インターネット放送や通信型ゲーム、サイワールド(Cyworld)などのソーシャル・ネットワーキング・サービスやオーマイニュース(OhmyNews)などの市民参加型インターネット新聞サイトなど多様なサービスを展開している。部分的には、IPマスカレードが法律で禁止されているため、ルーターをあまり使用せず、IPアドレスが不足するといった問題もある。これは電話会社との料金設定上の契約によるものである。全世界のスパム発信元ランキングではワースト6位であり(2008年4月現在: ⇒ウイルス対策会社ソフォスによる調査)、全体としてのセキュリティ対策は十分とは言い難い現状である(日本は33位)が、セキュリティに対する関心は高まっている[36]。また、韓国国内ではネット上のマナーや倫理問題から、韓国内サイトでの発言は、匿名性を廃止し、個人名や国民番号を記載させる傾向にある。
第二次世界大戦以降、韓国の農業技術は向上した。韓国の農業関係者の努力と、日本の農業技術を導入したこと、等が要因である。禹長春(ウ・ジャンチュン)博士の業績が知られている。
再生医療は世界的に将来有望な市場とみなされており、近年、韓国でも再生医学などの医療・生命科学技術(バイオテクノロジー)を振興している。2004年から2005年にかけてのソウル大学の黄禹錫教授のヒト胚性幹細胞(ES細胞)に関する一連の世界初の成果により、韓国は再生医学分野における世界の先頭走者に躍り出ると見られていた。しかし、実験に用いる卵子採取に際して倫理的な問題が浮上し、黄禹錫教授が米科学雑誌Scienceで発表した、世界初の「ヒトクローン胚からのES細胞作製に関する論文」についての捏造疑惑が浮上した。捜査と再検証によりイヌクローンの論文以外の一連の世界初の成果は全て捏造だということが判明し、この分野での韓国の信頼と経済的可能性は失墜した。これにより黄禹錫はソウル大学を免職処分になり、さらには詐欺と横領罪により起訴されるに至っている(事件の詳細は黄禹錫の項を参照)。その後2007年に、日米の独立したグループがほぼ同時期にヒトの皮膚から人工多能性幹細胞(Induced Pluripotent Stem Cell)の生成に成功したことにより、再生医療分野の経済的可能性は新しい段階に突入した。
朝鮮日報によると、韓国の生活家電事業が世界市場に急浮上しているという[37]。また、韓国メーカーは、新技術とデザインを施した製品を次々に発売し、家電市場の再復興をリードしていると評価されているという。
サムスン電子、LG電子、大宇エレクトロニクスなどの韓国メーカーは、欧州の2ドア冷蔵庫市場を席巻しているという。フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデンなどの主な市場における韓国メーカーの市場シェア率を合計すると、60‐80%に達している。韓国メーカーは2000年に欧米市場に参入した。欧州生まれのドラム洗濯機を北米市場で販売したのも、米国式2ドア冷蔵庫を欧州に初めて紹介したのも韓国メーカーであった。LG電子は現在、世界洗濯機市場(全体で7000万台前後)でシェア13%。ワールプール(18%)とエレクトロラックス(15%)に続き3位、エアコン市場で世界1位である。
韓国政府は、2003年8月に「経済自由地域の指定運営法」にもとづいて、仁川の永宗島、松島、青羅地区を経済自由区域に指定し、同年10月24日には釜山及び鎮海と光陽湾一帯に対しても同様の指定を行い、仁川・釜山及び鎮海・光陽湾による「3特区体制」を整備した。政府はこの3地域を「北東アジアのハブ(中心国家)構想(仁川は国際空港を中心とした金融・物流・国際業務センターとしての役割を担い、釜山及び鎮海(東南地域担当)と光陽湾(西南地域担当)は中国上海と競争する港湾物流・工業団地として育成する)」の拠点に据えるとの計画を発表した。
また、2006年からは、外国企業誘致の為、経済自由区域内では英語を公用化する必要性があるとして、公文書を英語で受付け、処理されるようになり、公文書や看板等には英語が併記される様になった。また、各経済自由区域の2ヵ所の小学校では、2008年から数学、科学などを英語で教える「英語没入教育」がテスト実施される事となり、経過を見極めて、2010年から徐々に拡大する計画を立てている。