コバルト-アルミ-珪素酸化物を参照。紺青と呼ばれる。
コバルト-亜鉛-珪素酸化物は、「コバルトブルーディープ」の名で顔料や絵具として流通している。
マンガン青は極めて赤味の少ない青色顔料である。1930年代から工業的に製造されるようになった。特異な色相を持ち、現在でも他の顔料・染料で代替できない色合いをしている。環境配慮のために現在製造されていない。
藍は植物である藍から取れる青藍の色料である。植物である藍は、藍は微量ながら赤紫の染料も含んでいる。現在では合成藍が存在し組成は同じである。藍は染料として認知され染色に使用されるが、体質顔料に定着させる等の処理をせずに顔料として使用出来る。詳しくはインディゴを参照。
フタロシアニン Phthalocyanineフタロシアニンの銅錯体
青色顔料として現在最も多用されるのは、葉緑素に似た化学構造を持つフタロシアニンである。1933年、I.C.I.(インペリアル ケミカル インダストリー)社のリンステッドたちがフタロシアニンと命名、1935年に工業化され、モナストラルブルーの名で商品顔料になった。アメリカでは、1936年に別の名で取引が始まる。鮮明で着色力が非常に強く、プロシア青の倍程の着色力がある。濃色では赤味が強いが淡色では赤味が減じる。有機溶剤には溶解しない。濃硫酸塩酸以外の酸、アルカリには溶解しない。酸化剤、還元剤にも耐性がある。赤と黄の光を殆ど吸収し緑と青の光を反射するので、三色印刷に求められる、理想的な純粋の青に極めて近いものになる。絵具として商品化されたのは1936年に商品化されたすぐ後である。フタロシアニン青である銅フタロシアニン Colour Index Generic Name Pigment Blue15:3などが印刷以外でも、色の三原色のひとつという意識の下使われることがある。フタロシアニン緑はフタロシアニン青に続いて開発され塩素化銅フタロシアニンは1838年に商品化された。銅フタロシアニンも無金属フタロシアニンも良く用いられる。
フタロシアニンのベンゼン環にスルホン基を導入して可溶性染料として金属塩を用いて体質顔料上に定着したレーキは、鮮明で安価なので学童用に用いられることがある。しかし、耐光性に劣り、油絵具化するとブリード(滲出)する。
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日本語の「青」「あお」は、緑色を意味することがある。漢字や中国語の「青」も、実際は緑を意味する語が多い(青梗菜、青果など)。 現代の中国語では、“blue”を「藍」、“green”を「香vと表記して区別する。たとえば獄油的稻田(青々とした稲田)と蔚藍的大海(青々とした海)などである。
自然界の青
大量の水(海、湖沼、プールなど)や、晴れている日の昼間の空は、青く見える。
空の青さは、レイリー散乱によるものである。
水の青さも、ほぼこれによる。
これらの「青」には「蒼」や「碧」の字が使われることもある。
花の色素としては青色は比較的まれである。とくにカーネーションやバラなどにおいては交配によって青い花を咲かせる品種を作り出すことが困難であり、近年では遺伝子操作によって作り出そうとする研究が行われている。青いバラについては、不可能・幻を表す代名詞ともなっている(この事項は、最相葉月『青いバラ』小学館に詳しい)。ちなみに、花色という色名は青色の一種であるが、これはツユクサの花の色とされる。
青に関する風習
青は海や水のイメージから、「希望」「冷静」のイメージを伴う事がある。例:“Blue Bird”(希望の鳥)
寒さや恐怖などで顔色が悪くなることを「青ざめる」という。
工員や技術職を象徴する。例:「ブルーカラー」(藍襟) ⇔白
ヨーロッパでは15世紀ごろまで青は寒色ではなく暖色だった。
ロマン主義以降憂鬱な心境を「ブルー」と呼ぶことがある。
「寒冷」「冷淡」「陰気」の象徴として、専ら青が使われる事が多い。地図上においても、寒帯は青で示される。 ⇔赤(熱暑、情熱)
暦において、半休(土曜日)は青で記される。 ⇔赤(休日)、黒(平日)
トイレを示すピクトグラムなどでは、黒の代わりに青が男性を表す色として使われることがある。特に、男性トイレの灯火は青で示される例が多い。⇔赤(女性)
知性、高尚、知識階級や貴族を象徴する色に、青が多用される。例:「藍い血を引く(=貴族階級である)」「ブルーリボン賞」 ⇔黄(臆病)
日本の新左翼の中で革労協がヘルメットの色を青にしていた。
ヨーロッパでは、保守主義政党(特にキリスト教民主党系列)が青を用いることが多い。 ⇔紅
仏教では、青色は「修羅」の世界の色として考えられている。
馬の毛色における「青毛」は、「黒」色を指している。(青毛、青鹿毛、黒鹿毛の順に黒い。)
紋章学における青色はアジュールと呼ばれる。