4方位のうち:
島:4方位(全方位)を水に接している
半島:3方位が海(水)に囲まれている地域
地峡:2方位が水に接している陸
海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)第121条では、「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるものをいう」とある。
島の成因「小大陸」と呼ばれるグリーンランド
海洋に位置する島を成因によって分類すると、大きく三つに分かれる。プレートテクトニクスにより大陸から分離した「小大陸」と見なせる島、陸島、洋島である。「小大陸」の代表例はグリーンランドとマダガスカル島である。
大陸はプリュームによるマントル対流によって、数cm/年程度の速度で移動している。約6億年前の古生代石炭紀に、先行する超大陸が南北に分離した。それぞれ、ゴンドワナ大陸とローラシア大陸と呼ばれる。ゴンドワナ大陸は現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸、インド亜大陸、南極大陸、オーストラリア大陸、アラビア半島、マダガスカル島を含んでいた。1億6000万年前からゴンドワナ大陸自体も数次にわたって分裂を続けた。7000万年?9000万年前の中生代白亜紀後期の最後の分裂の際、インド亜大陸と分離したのがマダガスカル島である。そのため動植物の分布がアフリカ大陸とは異なっている。
ローラシア大陸は、現在のユーラシア大陸と北アメリカ大陸、グリーンランドを含んでいた。約5000万年前(新生代第三紀)に、グリーンランドは北アメリカ大陸と分離した。
大陸棚に存在する島を陸島という。大陸と陸続きであったが、海進、沈下などの原因により大陸と切り離されたために孤立した陸地である。地質構造や陸上の地形に大陸との類似が見られる。代表例はカリマンタン島、グレートブリテン島と台湾島である。カナダ北部の島々も陸島である。
陸島のうち大陸や他の大きな島に近いものは砂州によって大陸などと陸続きになることがある。これを陸繋島と呼ぶ。
後述するサンゴ礁のみからなる陸島もある。例えばオーストラリア大陸東岸北部に約2000kmにわたって伸びるグレート・バリア・リーフは大陸棚に位置する700個前後の島で発達した堡礁である。
大陸棚ではなく、海洋底から直接海面に達している島を洋島という。基本的には火山活動によるが、単純な火山性の島と、火山島などの沈下によって形成されたサンゴ礁に分かれる。
火山島はホットスポット上に位置するものと、プレート境界に分布するものに大別できる。ホットスポットとは下部マントル付近から上部マントルに向かって定常的に熱い物質が上昇している場所のことである。例えばハワイ諸島の場合、約7000万年にわたって、同一のホットスポットが多数の島を生成してきた。古い島は侵食を受け、海面下に海山として残っている。アイスランド島もホットスポット上にある。
プレート境界(沈み込み帯)に位置する島は孤立した火山島のほか、マントル対流の沈み込みによって地殻が盛り上がって生成する場合もある。このような島は弓状に分布することが多く、島弧と呼ぶ。島弧を構成する島が必ず火山島というわけではなく、例えば北海道・本州・九州のように、陸島の中に火山ができている場合もある。
火山島や島弧は太平洋プレートの周辺(環太平洋火山帯)に目立つ。以下に北極側から反時計回りに記す。
アリューシャン列島、千島列島 - 北アメリカプレートと太平洋プレート
日本列島 - ユーラシアプレート、北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート
伊豆諸島 - 太平洋プレートとフィリピン海プレート
フィリピン諸島 - フィリピン海プレートとユーラシアプレート
スマトラ島やジャワ島を含む大スンダ列島(スラウェシ島北部を含む) - オーストラリアプレートとユーラシアプレート