閏秒(うるうびょう、英: leap second)とは、現行の協定世界時(UTC) において、世界時(UT1) との差を調整するために追加または削除される1秒である [1][2]。
目次
1 閏秒による協定世界時(UTC) 調整の仕組み
1.1 基準とタイミング
1.2 正の閏秒
1.3 負の閏秒
2 原子時と世界時
3 解説
3.1 閏秒と閏日(閏年)
4 各種標準時刻サービスでの対応
4.1 NTTの時報サービス
4.2 電波時計
4.3 NTP(Network Time Protocol)
4.4 GPS(Global Positioning System)
5 過去の調整実施日
6 脚注
7 関連項目
8 外部リンク
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次回調整実施予定は脚注を参照[3]。
協定世界時(UTC) の世界時(UT1) との差を±0.9秒以内に保つよう[1]、差の絶対値が0.8秒を超えると閏秒による調整が実施される [4]。
この調整は国際地球回転事業(IERS。国際観測を実施)が決定する [5]。実施日は協定世界時(UTC) で通例、6月末日か12月末日に、必要なら3月末日か9月末日に設定され、実施日23時59分台の末尾で1秒が追加または削除される [6]。
現行の協定世界時(UTC) が始まった1972年当時は、世界時(UT1) との差を±0.7秒以内に保つよう6月末日か12月末日に調整することとされていたが、後に基準が緩和され、調整を実施しうる日も増やされた[要出典]。
2008年7月までに計23回実施された閏秒調整はいずれも、追加される1秒(正の閏秒、英: positive leap second[6])による調整で、協定世界時(UTC) で6月末日または12月末日に1秒が追加された [7][8]。
実施日23時59分59秒の1秒後に、通常なら存在しない23時59分60秒が追加される[6]。協定世界時(UTC) を、23時59分60秒台によって1秒、遅らせる仕組みである。
実施例[7] → ⇒ウィキニュース2005年12月31日23時59分59秒 (UTC) の1秒後が、2005年12月31日23時59分60秒 (UTC)、ここで1秒追加されて次が2006年1月1日0時0分0秒 (UTC) となった。
2008年7月までに実施例がないが[7][8]、削除される1秒(負の閏秒、英: negative leap second[6])による調整もある。
実施日23時59分58秒の1秒後に通常なら存在する23時59分59秒が削除され、翌日0時0分0秒とされる[6]。23時59分59秒台をとばして、協定世界時(UTC) を1秒、進める仕組みである。
現行の協定世界時(UTC) は、原子時計に基づく国際原子時(TAI) とは1秒の長さが同じで、時刻の差が常に整数秒である[2]。つまり、両者で時刻の値は違っても秒を刻む歩調は共通である。
他方、地球の自転運動が一定しない[9]ことから、地球の自転に基づく世界時は1秒の長さが一定しない[1][2]。
このため、現行の協定世界時(UTC) と世界時(UT1) で時刻に差が生じる[2]。