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近畿地方は日本文化の中心として古くから活発な文化活動が行われ、数多くの伝統芸能や文化財が継承されている。そのため、国宝・重要文化財の約6割、人間国宝の約3割、日本の世界文化遺産の11件中5件が国土面積7%の近畿地方に集中している。ことに京都や奈良は古都として名高く、国内外から多くの観光客を集める。
江戸時代、上方は町人層を中心に発展し、豊かな経済力を背景に元禄文化(上方文化)が花開いた。大衆演芸が活発に行われ、上方歌舞伎や文楽、上方落語などが生まれた。近代には漫才が発達し、大阪はお笑いの一大拠点となった。
町人主体の地域柄、大坂では合理主義的でイラチ(せっかち)で実と本音を重んじる気風が育まれた。これは理想主義的で名と建前を重んじる武士主体の江戸のそれとは対照的なものであった。そのため大阪の気風は江戸・東京側から特異なものとして誇張して捉えられ、また近畿地方全体がそうした大阪のイメージで一括りにされることがよくある。ステレオタイプな大阪・関西像についてはこちらも参照。
年中行事お松明地蔵盆岸和田だんじり祭
正月 - 雑煮は白味噌仕立てに丸餅が主流。初詣は例年伏見稲荷神社・住吉大社・生田神社が人気。
十日えびす(1月10日ごろ) - 西宮神社の「福男選び」が有名。
若草山山焼き(1月中旬)
節分 - 恵方巻の風習がある(ただし一般家庭に広まるのは戦後から)。
東大寺のお水取り(3月上旬) - 「お松明」とも。関西に春の訪れを告げる行事。
雛祭り - 古式に則り、男雛を右側に飾る。
十三詣り(4月13日)
納涼床(5月〜9月)
PL花火(8月1日) - 世界最大級の花火大会で、信者以外にも大勢の見物客が集まる。
大阪三大夏祭り - 愛染まつり・天神祭・住吉祭
五山送り火(8月16日)
地蔵盆(8月下旬)
地車(だんじり)(9月ごろ)
播州の秋祭り、灘のけんか祭り(10月14・15日)
鞍馬の火祭(10月22日)
えびす講(10月下旬または11月下旬)
大根焚き(12月上旬ごろ)
春日若宮おん祭(12月17・18日)
京都三大祭り - 葵祭(5月)・祇園祭(7月)・時代祭(10月)
近畿地方の食文化の特徴は、出汁を利かせた薄味が好まれることである。これは北前船によって蝦夷地から昆布が大量にもたらされた歴史に由来している。海運などを通じて食材の集積地だった大阪は「大阪の食い倒れ」と称され、現在もたこ焼きやお好み焼きといったB級グルメからフグ料理や懐石のような高級料理まで、幅広く楽しむことができる。
そのほかの近畿地方の食文化の特色としては、但馬牛・神戸牛・近江牛・松阪牛といった和牛の産地であり牛肉の消費が高い ⇒[2]ことや、灘五郷や伏見など伝統的な日本酒の一大産地であること、京都市を筆頭にパンの消費が高いこと ⇒[3]など、が挙げられる。
詳細は近畿方言を参照
いわゆる「関西弁」は京言葉を中心に発展し、江戸時代に江戸言葉が台頭するまで事実上の共通語であった。現在も共通語に次ぐ影響力や勢力を持ち、特に大阪弁は漫才を通じて知名度が高く、準共通語といっても過言ではない。こうした背景から方言への誇りは強く、例えば上京後も方言で通す者が他地方に比べて多いという。しかし標準語/共通語の影響を1世紀以上受けていることから伝統的な方言は衰退しつつあり、また近畿地方各地の様々な方言が関西共通語とも言うべきものに均質化する傾向がある。
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