台湾語は、中国語の方言の中では最も訓読みが盛んと言える。台湾語歌謡の歌詞は訓読みを知らないと読めないものが多い。
対応する漢字がないと思われる例
到 - 訓 kau3,音 tau3,to3此 - 訓 chit4,音 chhu2的 - 訓 e0,音 tek4飮 - 訓 lim5,音 im2
本来は別の漢字を用いると思われる例
香 - 訓 phang1,音 hiang1,hiong1,hiuN1 (本字は「芳」)勿 - 訓 mai3,音 but8 (本字「莫」と「愛」の合音)
広東語は方言字を作る事が盛んなため、訓読みは少ないが、個別の字では訓読みすることを通常の読み方としている字もある。凹 - 訓 nap1,音 aau3,wa1? - 訓 ma1,音 ji1熨 - 訓 tong3,音 wan6,wat1(本字は「?」)
上海語も方言字での対応の方が多いが、「二」と書かれていても「兩」と読む例が良く見られ、訓読み現象となっている。二 - 訓 liang3,音 el3,nyi3 (本字は「兩」)
また、漢字を使用しない言語では無縁のように思われるが、類似した現象はないわけでもない。 たとえば、英文中で、ラテン語由来のetc. (et cetera) をand so onあるいはand so forthと読んだり、 i.e. (id est) をthat isと読んだり、 lb. (libra) をpoundと読んだりするのは、 「文明語の書き言葉を取り入れ、母語で固定的に読み下す」という点で、訓読みと軌を一にする現象であるといえる。 ただし、英語におけるこのような現象はごく一部の表現に限られる。
ウィクショナリーに ⇒訓読みの項目があります。等して下さる協力者を求めています(ウィキポータル 言語学)。
カテゴリ: 言語学関連のスタブ | 日本の漢字
更新日時:2008年6月22日(日)09:41
取得日時:2008/08/16 01:06